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作 中村文則 画 目黒ケイ 292話 エピローグ2 ブエルが言う。 行方不明になった君の母親がどうなったか、父親が誰か、知りたいだろう? 僕は首を横に振った。するとブエルが言う。君はもう自分の人生で自分を染め上げて、様々なことも通過して過去との関係が薄くなってるのかもしれない。 私のような存在は、普段は奇妙な領域にいるのだが、無数のカードやドアみたいなものから君の親の有様を知る最中、昔の君を見つけてしまった。 昔の君は、まだ母親の部屋で見つからない数枚のカードを探し続けている。彼をどうしよう? 足りなくても何とかなるから大丈夫だと、心配ないと伝えてくれないかな? 僕が言うと、考えておくよ。欠落が人の魅力になることもあるからね、とブエルは答え、自分を呼び出す前に僕が呼び出したかったアスタロトについて語りだした。 彼が生まれた頃、特に醜く貧しい者を選び、全体の罪穢れを背負わせ追放したり殺害したりした。 ……戦時中、貧しい兄妹がいた。顔を病で損傷し痩せた妹がその儀式のため引きずられ同じ市民達に殺されようとした時、兄は信じられなかった。なぜなら彼らは味方で自分達はただ貧しかっただけだから。“こんなことがあるはずがない”。 その瞬間、アスタロトは自分がその場で彼と既に殺されていた妹を第三者として見ていることに気づいたそうだ。それが最初の記憶らしい。 うわ! 難しいです~。難解キャンディーズ! が、何となく、僕ちゃんの問題は、ブエルとの対話で解決していきそうなんでしょうか。 だとすると、問題を抱えていた僕ちゃんは、大きな問題に巻き込まれて=荒療治に合ったということなんでしょうか? (^^) まあ、最後まで読みましょう 285話 別の世界 2 君の占いは当たらなかった。東京へ来たばかりのころ、努力すれば成功するって言ったから努力したけど、外れたよ。でも、言われた時はうれしかった。ありがとう。 人生を楽しめよ、というと彼は涙ぐんだ。自分のことは未熟で占えない、と言ってから電話を切った。 地下駐車場で待ち合わせていたのは英子氏だった。 英子氏は黒いコートにマスクをしていたが、隙のない、いつもの英子氏の姿でそこにいた。 事情があって、あまり外を歩けない、という英子氏に僕は問う。「あなたは誰ですか」 さあ、いい感じで彼にエールを送ったし、物語は進みましたよ。 英子氏登場! このままはぐらかさないで行ってください!! 286話 別の世界 3 私は鈴木英子の妹なの。彼女は語った。 姉は9年前に震災で亡くなった。姉を尊敬し、嫉妬もしていた私は、姉が死んだことに怒り、さらにその死を「ほら、やっぱり」と条件反射的に感じる自分に対して怒った。 私はその頃、死のうとしていた。姉は私と同じような酷い幼少期を送ってきたのに、引きこもっていた私と違って人生に挑戦し続けていた。存在が私への非難になるような姉だった。 しかし私は条件反射は仕方がない、と自分を許し、怒りのエネルギーで姉の遺品の化粧品に手を出し、同じようなメイクをしてみようと思った。 (偽)英子が、「秘密があった方が魅力的というか」なんて冗談ともつかない言葉を吐いたのはまことにつまらないですねえ。 酷い境遇で育った(らしい)姉妹の一人が引きこもり、一人は世界に打って出る。その強い方が死んだので、弱虫の方が、それになりすまして自分も世界に打って出る人生を選択……ふうむ、まあこれをスラスラと出来た、ということはすごい(偽)英子の才能、知能、体力なんですねえ。普通は無理ですねえ。 さらに、そうか。姉妹だったのですねえ。双子だったりして…なんて冗談でコメントしあっていたことがほぼ当たったような感じですが、これは羊的には、思ったよりもつまらない展開でした。 姉妹だった、ということで面白く展開する小説もあるのでしょうが、どうもこの小説はそこを狙っていないで内面に沈みがちなので、姉妹間の確執などをちょいと取り入れて、人間の生きる意味などを暗く軽く書いていきそうな感じなのを予想してしまうからかな……。 最近のコメントにもありましたが、どうも「表面的」な描写を感じてしまうんですよねえ。そこがスタイル? 最後までよくわからん、で終わりそうな予感。 288話 別の世界5 姉と間接キスをしているような気分で、口紅から姉のメイクの真似を始めた。 そして勤めをやめて司法試験の勉強を再開した。以前、私たちはある弁護士から助けられたことがあったのだが、姉が合格したことで私は何となく弁護士になることを諦めていたのだ。 私が姉の名で弁護士として登録したのは、あんな死に方をした姉に、あれで終わりだと思ってほしくなかったから。そうやって自分も生きようとした。 他人の人生を生きなおすことで、自分が生きることも正当化できたが、しだいに自分の意思を感じるようになった。 顧問をしていたあの企業は次第に変質し、無能なトップになろうとしていたので、佐藤にあなたを近づかせて、乗っ取らせようとした。その動きがバレて追放された。 佐藤の遺書には私のことは書いてあった? なんだあ、要はちょっとだけ姉のフリをしていたけど、別にバレないようにしていたわけではないんだね? 佐藤の遺書に自分のことが書いてあったのか?と気にしているってことは佐藤はこの姉妹を両方知っていた、ということだ。(その推理は昨日までのコメントで、見抜いていた方が複数いました。素晴らしい) しかし、バカスカ人を殺して捕まらない割には、脇が甘すぎる人たちばっかじゃないの? いろいろドジでマヌケなんだよねえ。 だいたいわからないのが、顧問をしていただけの会社のトップがつまらないヤツだからって、命かけて佐藤に乗っ取らせたりする必要があるのか? そして、同じ穴のムジナのように、姉と同じように佐藤が好き。 …って、佐藤なんていう人殺し野郎を好きだと言われても、ああ、そうですか? って感じだけど。 伝わってこないわ。作者の書きたいことが…… ということで、今朝早く、友人Sちゃんから連絡をもらいまして、この連載新聞小説が7月末に終了し、池澤夏樹さんに代わることを知りました。 びっくりですが、もう終わるのじゃないか……とほぼ全員(羊以外)予想してましたので、これもほんとにみなさんってすごいなあ、と思います。 池澤夏樹さん、小説を書いているイメージより源氏物語他の日本文学全集を編集した方! みたいなイメージしかないのですが、博学な方だな~と思っております。 どんな風を吹かせてくれるか、期待しています。 新聞小説は読んでないけど、このブログのことをいつも気にかけてくれている友人Sちゃん、いつもありがとう! 288話 別の世界5 遺書の中に、名前が出てきた、と僕は妹・英子に嘘をついてあげた。 死ぬ前に佐藤から電話があって、英子が生きていたもう一つの現実を作ってくれた、と礼を言われたという。 そのとき、初めて聞くUFOの話の中で佐藤の笑い声を初めて聞いたが、佐藤の小さい頃の酷い体験(両親のせい)で、どこかに消えた感情の声があの笑い声だったのではないか、という。 僕が、事情を知っていたら協力できたのに、と言うと、自分は男性を信じないと彼女が言う。 ポーカーもあなたの命令だったはずだ、というと、久しぶりに会って、断られたことに腹を立てていたのだからしかたないでしょう、と笑った。 わかりずらくて要約いい加減です。 結局妹英子の行動原理は「男」ってことなんでしょうか? それでいて、「男を信じない」ってなるんだ。 まあ、言ってみればセフレの関係の二人なんだから、そりゃ断ることだってあるでしょ……なんてことを思うことも書くことも何だかばからしいや。 英子って、もっとクールな女性だった気がしたけど、めっちゃウザい。ってまあ、どうでもいいけどさ。何読んでるんだかわからなくなっちゃったや。 289話 別の世界 6 部屋に行こうとする女性を断ることがどういうことか、教えなければと思ったと言う。 久しぶりに会った女より、僕がギャンブルの感覚に挽かれていて何より彼女からの依頼に困難を感じた時期に逆に都合よく彼女を部屋に呼ぼうとした。 だから復讐をした。あのクラブへ行かせて全財産を失ったらいい、と思った。…と。 そうならなかったのは大したものだ、と笑う彼女の笑顔に反論しようとしていた僕は一瞬みとれた。 僕が生涯で自分の内面を話したのは彼女だけだった。彼女に惹かれてなければ、僕は今の場所を拠点にすることはなかった。 問うと、彼女はこれからはつくった財団をもっと大きくして、姉がやろうとしたことをすると言うので、思わず一人でするのか? 僕はあなたが……と言って近づくと、彼女から腕で制された。 「 あなたが惹かれたのは結局姉なのだ。」 何だかねえ、自分として生きることを選択できなかった彼女の行き詰まりを感じますねえ。 しかし、このような女性のエピソードをどうして出しているのか? は正直わかりません。神話の中の女性、とか占いや宗教に頼る人間、という背景と関わって出しているのでしょうかねえ。 いやしかし、怖すぎるね、偽英子。 自分が部屋にいくのを拒んだ男に全財産を失わせるような企みをしちゃうんですねえ。 この英子が部屋に行ってもいい? と言って僕が断るくだりは、3話・4話・5話あたりです。以下にちょっと掲載します。 円を描く角を曲がり、鼓動が速くなっていく。道の先に立つコートの女性。顔を見ていないのに、誰であるかわかっていた。 「……久し振り」 彼女が言う。なぜ今の僕の活動地域を知っているのか。質問しても無駄だった。彼女達が知ろうと思えば、恐らく大抵のことはわかるのだから。 「まさか、私達から逃げたわけじゃないでしょ?」 彼女の言葉に、僕は無表情をつくる。 「ただ連絡先を変えて、引っ越しただけよね。東京にいるんだし」 彼女が笑う。全て見透かした風に。逃げる意志を見せないように、徐々に彼女達から離れようと思っていた。 「あなたは逃げられない」 彼女が笑みのまま言う。 「まだ逃がさない」 ギリシャ神話のヘラが浮かぶ。夫である主神ゼウスの浮気相手やその子供達を、執拗に呪い攻撃した女神。 「ふふ、冗談。……仕事の依頼。この男の」 彼女がスマートFホンの画面を見せる。カードの表を見せる仕草で。 「占いの顧問になって、聞き出したことを全て伝えて」 長方形の画面にあらわれている男を見ながら、また鼓動が乱れ始めた。 年齢はわからない。四十代にも、五十代にも見える。目に力がある。あり過ぎるくらいに。 この男はよくない。僕は思う。関わらない方がいい人間。 「大丈夫。この男は屑だから、騙す罪悪感も必要ない。……あなた、そういうのうるさいから」 彼女が微笑む。リングのピアスが耳を貫いている。 「社会や世界に未練もないのに、そういうところだけはこだわる。……変な男」 僕はスマートフォンを受け取る。そうするのが当然であるように。 「連絡手段はこのスマホで。正体を隠して、この男の企業にも入り込んで欲しい。……そういうの、平気でしょう? 小さい頃から、ずっとそうやって生きてきたんだから」 僕は無表情をつくり続ける。彼女が近づいて来る。 「お金も必要でしょ? あなたの惨めな夢のために。……部屋に行ってもいい?」 甘い香水の匂いがした。懐かしさを感じる。 「……今日は、ちょっと」 「え? あの“ディオニュソス”の会員が、女性の誘いを断るなんて!」 彼女は楽しげに驚くが、間違っている。僕はもうあの地下サークルの会員じゃない。 「まさか枯れたの? まだ四十前のはずだけど」 「……これから仕事なんです」 「へえ。そう」 彼女は笑みのままだ。僕の部屋に行こうとしたのも、思いつきだろう。 「急いでお金を貯めることにしたの? ならこの依頼もちょうどいいんじゃない?……あなたの惨めな夢。隠居」 彼女の声に、僕への同情が混ざっていく。 「いよいよ本格的に嫌になったみたいね、色んなことが。……大丈夫。あなたが隠居する時は、もう私達も近づかないから」 僕は無表情を保ち続ける。 「その辺は私達も緩いから安心して。……でもこの仕事はお願い。最後でもいいから」 みたいな感じでした。 僕は自分が拒否したあとの彼女の反応を読み違えてますねえ。偽英子は屈辱にまみれて後の言葉を発していたようです。 すでにかなりすれ違っている二人なんで、どっちもどっちだけど、復讐に変えたんだ。 っていうか、組織として佐藤に何をしているのだ? とか僕が巻き込まれる理由は? とか推理していた内実が(やれ、宗教団体だろうとか背景に大きな組織が?みたいな)結局は偽英子の、男・佐藤への思いと男・僕ちゃんへの復讐だったってことになるわけですかね? なんだかなあ~~~。 そういうことがある、とは思うけれど、広げたこの気持ちをどう処理してラストを迎えたらいいのかなあ…。これ、マジですかねえ? ひょっとして単行本になったら、後半ガラリと変わってる、とかそういうことないですかね?
290話 別の世界 7 僕は否定したが、「姉になろうとする妹、というもう一つの現実のような存在を無意識に求めた可能性がある」と彼女は言う。 「本当の私をもっと知ることはできると思うし、抱きしめられたら私の考えも変わりそうだけど、今は基礎疾患のある私はウイルスを考えるとそれもできない」といい、彼女は赤いハンカチでドアノブをつかんで出ていった。僕は彼女にかける言葉が見つからなかった。 山倉の、”君は幸福になる””絶対だ”という言葉がよぎるが僕はなかなかそれは難しい、と声に出す。 半分以上なくなる、というあの時のタロットカードの意味は、金銭的なものだけでなかったのかもしれない。 「久しぶり」とブエルの声。 「赤いハンカチ」というのに、ちょっと吹き出してしまいました。何だろ、いまどき赤いハンカチ持っている偽英子…←って、名前わからないから、どう表現していいかわからないじゃないの! レトロな感じがしましたね。…というか、〇〇色のハンカチって、単色使いって意外とないんですよねえ。いいんですけど、わざわざ赤いハンカチというので、ちょっとつっかかってしまいました。作者がこれに意味をこめていて、それが読み取れないだけなら恥ずかしい限りです(^^;) はい。そこはそれとして。何だよ、軟弱偽英子、抱かれたら考えは変わるのか~い? でもまあ、ウイルスのせいで接近できない。…ってあれだけ自分を部屋に入れないとかってなじっておいて、そこはそんなんでいいの? まあ、そこは礎疾患があるから? ちょっと笑う。笑っちゃだめかな。 ということで二人はウイルスのせいで離れていく。まあ、客観的な立場で言うならいいです。それだけの縁ならば、それだけの縁なんだよ。 というように何が、僕の孤独に入りきれない……って「僕」は好きな女と恋愛成就すれば「幸福」と考えるごく普通の男の人なんだね。あれ? っていう感じかな。 前に岸田、というお客さんの女性にほのかな好意を持っているように見えたんですが、岸田との別れの時にも同じような感慨を吐露していましたから、そうなんだよね。 僕はセックスはできても、二人で生きていく、というようなことは苦手なのかもしれません。現代人はみなそうかもしれません……そしてその身体的接触すらも ウイルスに阻まれていく。っちゅようなことかな。 まあなにより、ブエル。そうだねえ。ブエルが出なければ終われないよねえ。 ブエル、僕を離さないのか? 291話 エピローグ1 占い用のマンションのソファベッドに僕はいた。額縁の中から現れて 天井の隅に移動しながら、ブエルは僕に話しかけてくる。 君は忘れているが数週間前にも夢で会った。生命の危機で不安定なときは、現れやすい。君が佐藤と最後に会ったとき、生命の危機でギリギリだった。もう一つ、あの後君が乗ったタクシーの隣を睡魔に襲われたトラック運転手が通過していった。 ブエルは匂いがしなくなっていたが、それはこの部屋を清潔に保ちたいという意思の反映だという。 テーブルの上にはタロットカード。 ブエルはいった。 今から色々教えられる。何度かめくって、知りたいことを知ることができる。 ブエルはそんな占いみたいなこともするのか? ここで僕は何を占うのか? ということだけれど、僕の心の整理=これからの生きる道の整理、が始まるのでしょうか。 そんな前向きに終わらずに破滅の道を歩む……ということも考えましたが、部屋が清潔である、ということとかお金を手放している、ということとかで、全く新しいやり直しの道もありだと思いますねえ。 気がかりとしては、ブエルをどうするか? (捨てないで飼ってやってくれよ~。何となく。)
by hitujitonekoto
| 2020-07-27 11:21
| 新聞小説を読む「カード師」
|
Comments(117)
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うさぎ魔女
at 2020-07-21 08:17
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ほんとに目の前の「英子」を名乗る女性に聞きたい。
「あんた、誰やねん?」 そして、「地下」というのは地下駐車場のことだったみたいですね。てっきり、故郷からの帰りの地下鉄か何かだと思いましたよ。 だけど、地下駐車場へ続くらせん階段ってアリ? なんだか挿絵では、ホテルとか室内のらせん階段みたいに見えたんだけど。 なんだか地下駐車場へ続くらせん階段なら、鉄板みたいならせん階段じゃないのかなあ?
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鮎子(AT)
at 2020-07-21 08:44
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昨日は”放火”という言葉にカッカしてコメントしてしまいましたが、『カ』はそれどころではなく、人の死、それも殺された人の死を”つまらなそうに死んでいた””つまらなそうな顔で”と繰り返すような話でしたね。
ほんといけ好かない。 名前は田中といったはずですが、主人公は『チェック柄』と呼び続け、その死を”つまらなそうな”と強調するのは、佐藤の悪行の印象を薄めるためなのでしょうか。 「死体も見た」なんて普通言いません。「亡くなった後、顔を見た」くらいでしょう。 主人公は自分も危うく殺されそうになったのを、あの意味不明な手記一つで”感情移入”して、佐藤の味方のような顔をしています。 変な主人公、変な話。 で、今日はようやく英子登場。 でも、コートにマスク、マフラーでは(ほんと、何月の設定なんでしょう、うさぎ魔女様)、実は主人公の思っている英子氏かどうか定かではないかも。 少なくとも、スマホの顔認証は通りません。 たおさま、唯一歓迎すべきは、英子の謎が解かれれば、私の勘ですが、終わりは近いですよ。
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鮎子(AT)
at 2020-07-21 09:00
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まつの緑さま
ご配慮、感謝します。 ますます、『直面』を読むのが楽しみになりました。 ご紹介があった後、すぐ反応できなかったのは、三島に関しては、三島の父である平岡梓の『倅―三島由紀夫』を読むのがしんどかった思い出があったので。 情報は豊富なのですが、あのお父さんの文章、饒舌で癖が強くて…。 でも、こちらはそんな心配はなく、語り手ご本人の周囲も超豪華なようで、期待、期待。
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うさぎ魔女
at 2020-07-21 11:51
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鮎子さん
ほんとこの「カ」は、時間・場所・登場人物の氏名など、極力秘密みたいですね。 もったいつけんなよ。。。って感じです。 僕ちんの故郷がどこなのかもわからないのに、 東京・神戸・仙台だけは、地名を大々的に公表。 白タヌキの死亡後だけは、2週間とか情報開示。 マフラーも4月上旬だと、たまに寒いときあるのでギリギリ使うかな・・・って感じです。 特に今年2020年は3月末・4月上旬は寒かったイメージあります。 4月末ぐらいでストーブ入れたり、5月上旬でも半袖着てなかったり。 7月でも長袖必要な日もありましたね。 だって、夜にまだエアコン入れないと眠れない熱帯夜がほとんどないです。 で、蟹のときの息子は英子がマフラーってことは、まだ小学校始まってないはずですよね。 それなのに担任と話すってあり得ないし。
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たお30225
at 2020-07-21 12:30
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どこでもドアからあらわれた「英子」に、僕は問う。
「あんた、誰や。」 国宝でも出てきましたね。このフレーズ。国宝には土蜘も火事も出てきました。 貴恵ちゃんの火傷が肩だったのには、あまりのあざとさに、ちょっと引いたのをおもいだします。 だって、錦鯉を上からみた絵ですもの。 また、横道逸れちゃった。 終わりが近い!。
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たお30225
at 2020-07-21 12:48
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英子が本当は何者だったのか。
を結局、何も知らされていない私たちにとっては、あなたは誰だという問いは意味のないものですよね。 何者であったとしても、物語を今更動かせるものではない。
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hitujitonekoto at 2020-07-21 13:59
うさぎ魔女さん
岐阜にも詳しくはあんまり全然ないかも……ふにゅふにょ言ってしまう、羊。詳しいのはいっそ山梨の甲府市周辺とか春日井市とか、虫ピンの一刺しにもならないあたりです。 うさぎ魔女さんはそうかあ、関西のノリなんでしょうかねえ。でも、いやいや。何かサッパリしていてキップもいい知的女子のイメージが強いんですよねえ。 …なんて関西の方に叱られそう……って結局うさぎ魔女さんから叱られるのか。 まつの緑さん わあ。小川ひなさん続報うれしい! 検索したけど、ほとんどひなさんについては出てきませんでした。 名家とかできる女の周囲にはやっぱり、できる人たちが集まるんですかねえ。 エネルギーが違いますね。この華やかな系図…… 「直面」ポチってしまいました(涙)←この涙は、いつ読むの~~~、の涙。オーディオブックでない限り、積読が基本の羊。 そうなんです鮎子さん。 「ミレニアム」はオーディオブックがあるので、サクサク読めています。 カワサキ、出てきましたよ。 リスベット・サランデルがかっこいいんだよね~。♡ 鮎子さん、うさぎ魔女さん コート、マスク、マフラーってほんとですねえ。何月設定なのか聞いてみたいわあ。 作者がこの辺の構想を練って、書き始めていたころなんでしょうかねえ。 今、まさにコロナ下を生きている読者が、今読んでいると、チグハグな感じもしますねえ。 >たおさま、唯一歓迎すべきは、英子の謎が解かれれば、私の勘ですが、終わりは近いです よ。 マジですか?! なら…コロナも一緒に連れてってほしいなあ。 たお30225さん 希望が欲しい気持ち、すごくよくわかります。もう人が死ぬのは嫌ですよね。
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まつの緑
at 2020-07-21 15:44
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マフラーですけど、防寒用マフラーとスカーフを混同していないでしょうか。
これまで読んできた感じですが、中村さんはあまりファッションに敏感な方に思えないんですけど。 例えば、春夏用なら防寒というより首元の保温のため、綿、麻、レーヨンなどの素材のスカーフを巻いたりします。夏なら冷房対策にもなります。 自称英子氏は、シルクのスカーフをしていたのかも。 現政権への批判は隠さないというなら、PCR検査を受けられないためおこった悲劇など書けばいいのに。 私は術後でもあり、感染拡大している中で旅行など行けるわけありません。 go to (ゴートー強盗) キャンペーンのキャンセル代を国が負担って、税金で? 余裕があり、元気な人の旅行のキャンセル代を、病気の人、自粛している人が払うなんてどういうことでしょう。 そんな無策な政府、不合理なことでも書いてほしいくらいですよ。
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うさぎ魔女
at 2020-07-21 16:23
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まつの緑さん
ほんとほんと、こんな時期に旅行行こうっていう人の気が知れないです。 私も、昨年急に血圧180という高血圧になってしまい、降圧剤服用中で、逆にそれで今度は血圧100を切る低血圧と体調不安定なので、コロナ禍での旅行なんてとんでもない。 血圧下がっていても、降圧剤っていうのが、血管に働くのでそれがコロナに良くないとか。 それと、前にも書いたけど、うちの近所の基礎疾患なしの60代女性が、エジプト旅行に行かれて、コロナで亡くなられてるんです。 もうそういうの身近にあったんで、こんな状況で旅行なんてとんでもないって思いますよ。 旅行業界が大変っていうけど、役者さんや音楽家とかも大変なんですよね。 結局、政府と仲良い旅行業界の方が「困ってる」っていうから見切り発車なんですよね。 なんだかほんと不公平感がありますよね。 医療関係でボーナスも出ないとか問題になっていて、支援するのはそっちじゃないのって思いますよ。
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ヤシマ
at 2020-07-21 18:29
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良くも悪くも、最近ドライブが掛かって、ようやく小説らしくなって来ました。
「蘇える金狼」だって細かいところはボロボロだったから、まあこの際細かい事は片目をつぶろうかな。 前章までのレビューをアップして、ちょっと三島由紀夫や、特攻の事を調べてみました。 日の丸の美学の時には気付かなかったけど、運転手の話でムラ社会のくだりになった時、特攻の根底にあるのがそれだと知って、もしここまで考えていたのだとしたら、この先の展開に注目する必要があるかなー、なんて思ってます(そんなこたぁないか・・・) 元ネタ http://hiramayoihi.com/yh_ronbun_senryaku_totsukou_kokuminsei.htm
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まつの緑
at 2020-07-21 18:30
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GOTO受託団体から与党のドンと議員たちに献金4200万、明日の文春に載るらしい。
旅行代理店を助けるためだって、最初から見えてるんですよ。旅館やホテルを助けるなら、直接補助金を出せばいいのだから。 国のトップの僕ちゃん、国会閉めて巣籠もり中。嘘も改竄も時が経てば風化すると思ってる。支持率が緩やかに上昇中なんて、本当だろうか? こんな国の方が、本連載より恐ろしい。 自称英子の登場で、出口の明かりが少しだけ見えたかな? うさぎ魔女さん、 血圧コントロールして、お過ごしなのですね。私は、今月、大学病院で検査と受診の予定があったのですが、目の手術をしたため、9月に延期してもらいました。 このまま感染が拡大した場合、大学病院は大丈夫かしら、、心配です。
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うさぎ魔女
at 2020-07-22 05:23
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は?英子の妹かよー!!
そういえば、どなたか「英子双子説」を書かれてましたね。 妹ってことは、ほぼ「当たり」ですね。 しかーし、白タヌキは児童養護施設に『家庭教師』しに行ってたんですよね。そこで英子の妹には会ってるはずですよね。 そして、英子の遺体の写真を送ったというのは、この妹なんじゃないのか?普通、遺体の確認は家族が行うはずです。 白タヌキも写真送ってきたのが「妹」であることをなんで言わなかった?まるで「第三者」が遺体確認したみたいな言い方でした。あのとき、英子には家族はいないと思っていたので、だれが遺体確認したのか?って思いましたよ。 それと、僕ちんが「英子は生きてる」って白タヌキに言ってスマホの画面見せたときに、「それは英子の妹だ」ってなぜいわない?白タヌキは英子の妹であること知ってたんでしょ? そして、この妹が弁護士というのは、嘘じゃないのか? 英子になりすまして、弁護士のフリをしてただけじゃないのか? だけど、今日のこのニセ英子のキャラは、今までと全然ちゃうやんか。なんだかちょっと気弱な感じ。僕ちんがこれまで会っていた自信過剰な感じの英子はどこ行った? ニセ英子登場ってことは、もう7月一杯で終了で良いんじゃないでしょうか?
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うさぎ魔女
at 2020-07-22 05:56
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さあ今日も、ハチのムサシシリーズを!
♬ やっぱり英子は死んだのさ ニセの英子は妹さ 佐藤は全部知っていた 知っててぼーくに黙ってた ニセの英子は妹さ やっぱり英子は死んだのさ 佐藤の遺書は くせものさ あれがあるから騙された ニセの英子は妹さ 市井と竹下 だまされた 弁護士なんかじゃないんだよ みんなまんまと だまされた ※ 歌わな やってられへんわ
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うさぎ魔女
at 2020-07-22 06:09
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僕ちんが英子だと思っていたニセ英子は
2011年からニセ活動をスタートさせたってことは、 僕ちんと知り合ったのは、ここ9年ぐらいの間ってことでしょうか? 二人はどうやって知り合ったのか? ディオニソスの会で知り合ったってこと? でも、竹下が弁護士事務所に電話したら、ニセ英子が電話にでたんですよね。DVに詳しい弁護士ってことなのに、そこはどう説明するんでしょう?単に弁護士事務所がDVに詳しいってことなんでしょうか? 本物英子がいた弁護士事務所では、死んだことになってるはずだし???
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まつの緑
at 2020-07-22 07:02
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はあ〜?
今朝は早く目覚めたので「カ」を読めば、 だつりょく〜〜。 英子双子説、英子(A子)とB子。双子ではなくB子は妹。 そう思ったのは、冗談。 クリスティのミステリーなら、なりすましだろうと思いましたが、ブエルが登場する作品がそんな古典的な手法だなんて。 クリスティの小説では、なりすましは金のためですが、根底には嫉妬があります。 妹とか、年が近く雰囲気が似た他人とか、英子と同じ施設で育ち、英子のことをよく知る人物が、整形手術を施し、なりすましている可能性はないのか?そんなの素人が推理するようなことで、あたりまえ過ぎて、ビックリです。 しかも整形じゃなくメイクだったとは。
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まつの緑
at 2020-07-22 08:08
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なんですか、英子妹の言い方。
知らないことがあった方が魅力的だとか。 この発言、不要。 佐藤に英子の死を知らせてきたのは「女」としか手記に書かれていませんでした。 同僚だとか集団訴訟団の中の1人だとか、関係性が書かれてはいないのが変でした。 佐藤は、その女に英子の遺体写真を撮って送れと指示。 佐藤に電話してくるのは、知り合いなのか?だから横柄な物言いなのか、とも感じました。かなり自然でした。まあ、いつも不自然な小説ですが。 その女=英子妹だったのでしょうか。 今日の回のために、 あえて「女」とだけ書いて他の情報は書かない。そして僕が佐藤にスマホにある英子の写真を見せた時、佐藤は妹だと言わなかった。 その図式かしら。
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たお30225
at 2020-07-22 08:46
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なんだかなあ、僕が英子と初めて会ったときは本物で、
この物語の最初、白タヌキに会えといったときと、一時気別人のようにやつれていた時は、もう妹だったってことですよね。 ヤシマ様はちょっと「らしく」なってきたおっしゃいましたが、 さっぱりわかりません。 英子との関係も最初から希薄だったので、何を言われてもサスペンスチックにはならないのです。
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たお30225
at 2020-07-22 08:49
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一時期を一時気と変換していました。すみません。
今更のような安っぽい妹?の告白。 重み無さすぎ。
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鮎子(AT)
at 2020-07-22 09:36
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やれやれ。
英子氏は鈴木英子ではなく、その妹ですか。 主人公が英子氏に会ったのは5年前と書かれており、それは妹だったということになると思います。 佐藤の考えでは、妹が英子になろうと思い行動し始めたら、それは英子が生き返ったことになる? うさぎ魔女さま、緑さまの指摘で、英子の遺体を確認し、泣きながら佐藤に写真を送った女性が妹だった可能性が高いことに気がつきました。(さすが) しかし、英子は弁護士でも、妹にはその資格はないらしい。例え弁護士の資格を持っていたとしても、姉の名を名乗って活動した時点でアウトですね。 昨日から気になっているのは、電話で話している相手(しかも電波状態が悪い)が「涙ぐんでいた」と書いたり、今日はマスクで表情がよく見えない相手を「美しかった」と表現したりしているところ。 どうして、「涙声だった」や「目が輝いていた」とかにしないんでしょう。 まさか、作者は自分の文章を読み返さない、とか。
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鮎子(AT)
at 2020-07-22 09:47
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マスコミの報道などを見ていると、自分がついコロナウィルスに感染した人を数で考えていたり、事件をパターン化して他人事と思っていたりするのに、ハッとすることがあります。
何だか、『カ』はわざと小説の登場人物もその中で起きる出来事も他人事としてとらえるような書き方をしているような気がします。
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うさぎ魔女
at 2020-07-22 13:32
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今日は、イラストを含め、言動もなんだかこれまでの強気英子キャラじゃなく、弱気妹キャラな気がするのは、これまでは無理して強き英子キャラを演じてきたってことかもしれませんね。勝手に納得。
でも、ニセ英子であると白状したのであれば、名を名乗れよ。 「英子の妹の令子(←勝手に命名)です」とかさあ。 じゃなきゃ、この女性の呼び名、ニセ英子か、英子妹しか呼びようがないんですよ。 令子は勝手に春散るの令子を借用しました。英子と音感が似てるから。
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うさぎ魔女
at 2020-07-22 13:45
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私自身は、ずっと「佐藤の遺書」の原本の所在が気になっていたんですが、これはこのニセ英子の元にあるってことなのかなと勝手に考えています。
白タヌキのデスク(住んでるホテルのデスク?)にしまってあるとすると、それを持ち出すとやっぱり白タヌキにみつかりそうだし、机にしまっておくだけであれば、書く意味もない。 これはやっぱり誰かに手渡すか何かがないと、男性秘書がコピーするタイミングもないし、書く意味もない。 英子の仏壇に供えるにしても、誰か仏壇を守っている人がいるのかどうか謎だったんですが、妹がいれば妹に手渡すということであれば、なんとなく納得できます。 白タヌキとニセ英子が旧知の仲であれば、男性秘書がニセ英子宛てに送付を頼まれて、中身をちらっと読んで読み切れないとコピーするのはアリかなと思います。
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うさぎ魔女
at 2020-07-22 13:58
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今日のイラストで、非常に気になったこと。
それは、手元がのど元にあって、マスクから咳でも出てるみたいなぼんやりした空気が出ていて、「ニセ英子はもしやコロナに罹っている?」みたいに見えること。 「ごめんなさいね、こんなところに呼び出して、でも外へ出られないの」とか言ったり、僕ちんも「5メートル離れて」(ソーシャルディスタンスの推奨距離は1メートル)みたいな警戒したりしているのは、この女性がコロナに罹ってるから? なんだか、最後の面会みたいな感じで、最後だと思っているから、秘密もバラしたのかと思ったり。 というか、これで最後にしてください!! 懇願
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羊
at 2020-07-22 15:23
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いやあ。やっぱり今日は議論沸騰してますねえ、いいぞ~!
しかし、いっぱい教えてもらえました。 たおさんもおっしゃってますが、ほんとにさすがです。 まずは、佐藤が偽英子を妹だと気づいていた、ということ。 遺体確認したのが妹だということ。 なるほどねえ。これは納得です。ほんとにみなさん、よく気がついて、すごいです~! 鮎子さん 電話で話している人のしぐさがよくわかるなあ、というのは羊も思いました。 「涙声だった」「目が輝いていた」などの表現に変えた方が絶対にいいですね。 これは作者のミスに近いと思います。 うさぎ魔女さん 令子命名気にいりました。よっしゃあ、当分偽(英子)の本名が出てこなかったら、「令子」で行こうと思います! (^_-)-☆
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うさぎ魔女
at 2020-07-22 17:18
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今日は、替え歌新バージョン、作ったよ♬
あの子はだあれ・・・で。 ♬ あの子はだあれ だれでしょね メイクで 化けては いるけれど 市井や竹下と つるんでる 偽物英子じゃないでしょか あの子はだあれ だれでしょね おうちに こもっていたけれど 佐藤に 写真を送ってた 英子の妹じゃないでしょか
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鮎子(AT)
at 2020-07-22 22:06
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ここで、この女性が「鈴木英子の妹」と名乗ること自体が、本当は変なんですよね。
主人公は佐藤の”遺書”で、鈴木英子という弁護士が東日本大震災で亡くなったことを読み、自分の知っている同じ名前の女性と何か関係がありそうだと考え、英子氏を呼び出したと推測されます。 でも、英子氏の方は、本来ならその事情を知らないはず。 「あなたは誰か」と聞かれて、せいぜい言えるのは、 「本当の名前は鈴木英子ではない。英子は姉の名前だった。私の本名は〇子だけれど、姉が死んでから英子と名乗るようになった」くらいでは? 主人公が佐藤の”遺書”を読む羽目になったのは、”読者に鈴木英子について知らせるため”だったとわかりましたが、英子氏にまで”遺書”の内容を知っているかのような話し方をさせるのは、変。 ”組織”の力で、佐藤の”遺書”の中身や、主人公がコピーを手に入れて読んだことまでわかるということにするんでしょうか。 これも、結末をつけようと焦ったためのミス?
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うさぎ魔女
at 2020-07-23 05:27
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うほほーい(←なぜか、おかしな喜びの声が)!!
昨日、予測したとおり、7月末「カ」は終了だってよ。わーい! しかし、なんですのん。ニセ英子はちゃんと弁護士の資格をとって、「鈴木英子」という通称で活動してるって。呆れたわ。 まあ、府知事とかも、昔横浜ノックって通称でも可能だったし、国会議員も通称可能だけどね。昔会社で、大阪府の発明賞みたいなのを受賞した人がいて、府知事名で表彰状を交付されたんだけど、事業部長が代読するときに、大阪府知事横山ノックって読んだら、みんなどっと笑ったわ。なんだかね、正式な府知事なんだけど、その名前でなんだかふざけた感じみたいに聞こえてしまって。 でも、ほんと鈴木英子を演じてたって本人も言ってて、今回のニセ英子は妹自身のキャラになってますね。 んで、僕ちん、この妹が白タヌキを愛していたってまた勝手な推察。。。 そして、遺書にはニセ英子のことは一言も書いてなかったし。白タヌキ自身も僕ちんからのニセ英子の写真を見て「これ妹だ」とは言わなかったよ。 って、作者がここまでひっぱるためにそうしてただけやんか。 白タヌキもネタバレさせたら良かったのにね。 白タヌキはニセ英子のことは、全く愛してなかったんだろうね。実際男女の関係にもなってない気がするし。 なんだか今までの「カ」のおかしなテイストが一気に氷解してしまい、普通の小説になりさがった感じがするよ。元々つまんなかったけど、一気につまらなさ倍増。
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うさぎ魔女
at 2020-07-23 05:46
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てっきり、白タヌキの遺書の原本は、このニセ英子が持ってると思ったんだけど、遺書の存在は知ってても、それを読んではいないみたいですね。変なの。
だって、誰から遺書の存在を聞いたんだ? 男性秘書しか知らないはずだけど。。。 まさか白タヌキの部下みんなで回し読みしてたり?(笑) でも、そうだとしても、白タヌキの会社のだれかがニセ英子に遺書の存在話したってことですよね。ど・う・で・も・い・い・・・けど。
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うさぎ魔女
at 2020-07-23 05:48
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しかしさあ、このニセ英子と僕ちんは、男女の関係あったし、ニセ英子がいままでは偉そうだったのに、急に二人はよそよそしく感じるんですけど。
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うさぎ魔女
at 2020-07-23 06:11
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それにしても、この「カ」は、ほんと関係ない話が多かったですね。私が読まなかった魔女狩りもそうだし、白タヌキの遺書も要らんし。
極めつけは、あの「蟹」の章。全く要らねえ。 こういうのって、純文学だから必要なんですか? そして、英子姉妹が児童養護施設出身という設定も要らないんじゃないの? 芦屋のお嬢様っていう設定でも全然OKな気がする。それで、Iの代わりに白タヌキが家庭教師代行っていうのでも話は通じるし(笑)
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うさぎ魔女
at 2020-07-23 06:55
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今、自分の投稿読み返したら、「横浜ノック」って。。。(笑)
なんだかDeNaベイスターズの野球の練習でノックするみたいだわ。。。これはこれで芸名として、いけるね。
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まつの緑
at 2020-07-23 08:18
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今月末にて「カ」終了!
不評につき終了が予定より早まったか?次の連載が決まるのに時間がかかったのか? 施設に寄付を提案した頃には、終了が決まっていたでしょうね。改心した僕ちゃん、ってことは終わりが近そうですもの。 次は、海軍で海図製作をしていた実在の人物の話ですと。 妹が、もし本物の弁護士だった場合、本名でない名前で登録しても合法なのか?昨日疑問に思ったのですが、今日の妹の告白?で通称名でも合法と分かりました。 芸能人などが政界に立候補する場合、そのまま芸名を使うことが多いですよね。芸名やペンネームなどの方が社会的に認知されているから。 弁護士は戸籍上の本名で登録しなくてもよいのか疑問でした。 妹は、鈴木英子という通称名で弁護士となり、グレー男の会社の顧問。僕を佐藤に近づけて、佐藤に会社を乗っ取らせようとしたが、動きがばれたとのこと。 佐藤は、今の英子が亡くなった英子の妹と知っていたのか? 鈴木英子は、同姓同名がありそうな名前だから、姉妹だったと佐藤に言わない限り、佐藤は知らなかった? それとも、最初から妹と明かし顧問弁護士になったのか?
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まつの緑
at 2020-07-23 10:25
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妹は、姉には夢があった、その遺志を継ごうとしたと語っています。
佐藤手記によると、英子は少数に味方したとか書いてあったような。弁護も自らの感覚に基づいて依頼を受けたとか。 英子の夢、理想について、この程度ではよく分かりません。明日以降、妹の口から語られるのでしょうか。 英子姉妹が施設出身である必要性。作者が施設など児童施設に興味があるからだけじゃないでしょうか。 作者は、法務教官試験を受けようとしたことがあるそうです。しかし作家との両立ができるような安直な仕事ではない。失礼なになると思い断念したそう。 身障者施設で無差別殺人事件をおこした犯人の心理など書きたい人なんでしょうね。
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鮎子(AT)
at 2020-07-23 10:32
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うさぎ魔女さま、絶好調。
『カード師』を楽しむ法! 今日の回は、昨日の『妹は弁護士資格を持っているのか。姉の名前で登録してもいいのか』の疑問に答えてもらったというか、弁解されたような気がしています。 さらに突っ込むと、『6年前に司法試験に受かったとして、その前に何回も落ちたというのは本当か』。 というのは、『カ』の現在の時点は2020年で、その6年前は2014年で、震災(2011年)からは3年しか間がありません。 妹も姉と同じく、弁護士になろうと勉強していた時期があったが、姉が司法試験に合格したが妹は断念したとあり、妹もある程度の力はあったとの設定。 2011年3月以降に司法試験を受けようと思い立ったとすると、受験資格は司法予備試験に合格するか(合格後5年以内でもOK)、法科大学院課程を修了して5年以内かの2通りしかありません。 司法予備試験(年一回)を新たに受ける場合は、受験の申し込みがその年の1月で、試験が行われるのは5月~10月(短答、論文、口述の3つあり)。 2011年の試験の申し込みは間に合いません。 2012年の予備試験を受けたら、合格発表はその年の11月。司法試験も年一回で、願書受付は11月から12月で、試験は翌年5月~6月。 2012年の予備試験に受かって、2013年に司法試験を受けたが、失敗し、2014年に合格した可能性はありますが、落ちたとしても一回のみ。 法科大学院に震災後入ったのなら、2011年のうちに受験(2次募集なら2012年の場合もあり)し、2012年4月から最低2年通う必要があり、司法試験が受けられるのは早くて2014年。 このコースを選び、6年前に合格したのなら、最短でのみ可能。落ちた経験はないはず。 妹が2011年以降2014年までに、複数回司法試験を受けられるのは、2009年~2011年に予備試験に合格していたか、法科大学院を修了していた場合に限られます。 ただ、これまで書かれた状況を考えると、姉は震災の時に33,4で亡くなるまで、数年は弁護士として活躍していたようで、となると、妹がいったん弁護士になるのを断念したのは恐らく2005年より前。 どうしても話が合いません。
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鮎子(AT)
at 2020-07-23 10:41
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”遺書”というのは、死が目前に迫っていることを本人は悟っているが、言いたいことを生前に人に話しておくことができない場合に書くものではないでしょうか。
その点、佐藤は死を予感していたとしても、書き終えてからもしばらく余裕があり、こんな長い”遺書”を書く必要などなかったはず。 佐藤が書くべきだったのは、”遺言書”では? 財産はありそうですが、家族については書かれていないし、グレーの会社を乗っ取ったはいいが、その後どうするか色々か決めておかないとまずかったじゃないの? 英子氏が、佐藤の遺書はあったと確信し、「私のことは、書いてあった?」 これで、弁護士? 変、変、変。
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まつの緑
at 2020-07-23 11:12
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司法試験に合格後、2年くらい司法研修があるのでは?それから弁護士、検事、裁判官に進むのでしょう?
鮎子さんが書いていますが、英子の説明では時間的な整合性がとれない。ドラマなどで、ちゃちゃっと勉強して司法試験合格する、ありえない話がありますが。作り話だから仕方ないと思う、そんな感じ。 いつか受験しようとコツコツ勉強していたとでも書けばいいものを、姉との関係性でそうはしないのね。
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鮎子(AT)
at 2020-07-23 12:44
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司法試験に合格すると、司法修習生として1年法律実務に関する知識や技法を学ぶそうです。
『カ』の主人公が”英子氏”に出会ったのが5年前なら、英子氏は司法修習を終えた後弁護士の道を選んで、なりたてのほやほやだったことになりますね。 そういえば、法学部に行った友人から、法律の専門家は遺言を”ゆいごん”ではなく”いごん”と言うと教わりました。 ”ゆいごん”は、死後のために生前に言い残す言葉を指し、その中で法的な効果を持たせたものを書きたいと思った人が民法に則った書き方をしたものが”いごん”、だそうです。 今日の回の最後の方、英子氏が、「佐藤のいごんはなかったの?」 「いごん?」 「ああ、ゆいごんのことよ」 とでも、言えば、ちょっとは弁護士らしかったのですが。
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うさぎ魔女
at 2020-07-23 12:58
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一応姉妹共に、大学の法学部で学んだということでしょうか?
でもさあ、これって英子だけでも学費大変なのに、姉妹共にって、奨学金貰ったとしても、児童養護施設出身であれば、結構大変ですよ。 弁護士になるには、それなりに勉強も必要だし、そうなるとあまりアルバイトもできないし。 以前新潟県知事であった某氏は、医師であり弁護士資格も持っていて、今は弁護士として活動しているようですが、医学部はでているけれど、弁護士は自主勉強だったようです。 2006年以降は、司法修習は1年のようです。 ただね、弁護士として登録されても、イソ弁という法律事務所での居候でアソシエイト弁護士という立場で、3,4年経験を積むことも必要なようで、そんな立場で顧問弁護士として契約されるでしょうかね? 私も何度も司法試験に落ちたというのは、少なくとも数回は受験してないとおかしい気がして、そうなると、なんだか時間的には変な感じですよね。 ギリギリ9年で弁護士にはなれたとしても。 姉が弁護士になったけど、自分は姉が存命中に司法試験に挑戦したけど、何度も落ちてあきらめて、自暴自棄になって引きこもって、でも、姉が亡くなって再挑戦っていうほうがストーリー的には良い気がしますけどね。 自分は姉が存命中は、挑戦もしなかったっていうのは、変なプライドでしょうか? それで、遺書に「私のこと書いてあった?」に対しては、「書いてねーよ!!」って言いたい。 だって、白タヌキは妹の存在は全く言及してなかったです。 そして、愛したのは唯一英子だけ(本物英子?)って書いてありましたよね。妹のことなんて、何とも思ってなかったでしょう。 ニセ英子がほんとに弁護士だったというのは、ほんとに作者都合の話ですよねえ。
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うさぎ魔女
at 2020-07-23 13:12
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しかし、ほんとに遺書まで書いて、「死ぬ死ぬ」って言ってる人間が、別の会社乗っ取りするとか、ちょっとあり得ないですよね。
そして、チェック柄はなんで殺されたのか? だってさ、どう考えても、僕ちんよりもチェック柄の方が、ずる賢い感じで、知り合いの手品師のところで、万引きも成功させてるので、山本も僕ちんに毒薬や拳銃選ばせるより、チェック柄に「佐藤殺し」を頼んだ方が、成功率高そうな気がするんですけどね。だって、僕ちんは毒薬貰っておきながら、それと持ち込みもしてないし。 チェック柄も、白タヌキの部屋に入れてるので、だったら、チェック柄に毒薬持たせた方が良かったんじゃないの? まあ、そうなると作者の思うようなストーリーじゃなくなって、単にチェック柄の死体を僕ちんに見せたかっただけなんだろうけどね。 まあ、これ純文学なんで、そういう論理的整合性は全く考慮しておりませんって作者の言い訳でしょうね。 ニセ英子が弁護士になって、グレーの顧問弁護士になってるのも、純文学故に論理的整合性は全くないってことでしょう。
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うさぎ魔女
at 2020-07-23 15:18
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論理的整合性を考えるなら、ニセ英子(←なんだか妹より、こっちの方が「カ」の呼び名としてはふさわしい)は、英子存命中は、何度か司法試験受けたけど、ずっと不合格で、それで自暴自棄になり、優秀な英子に劣等感を感じ疎遠になったけど、英子が亡くなったことで、俄然やる気がでて、猛勉強し英子が亡くなった翌年に司法試験に合格し、2014年に、鈴木英子名義で弁護し登録をし、弁護士として駆け出しの頃に僕ちんと出会ったってほうが、ストーリー的には納得できるかも。
なんだか波瀾万丈なニセ英子の人生にしたかったんだろうけどね。別に英子が亡くなってから、わざとらしく「何度も落ちた」みたいなエピは要らないよねえ。 それにしても、この章だけ、急な「おまとめ感」がありますよね。
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うさぎ魔女
at 2020-07-23 16:24
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あーーーあーーー。私、スゴイ勘違いしてました(^_^;)
羊さんの今日のコメントみて、勘違いに気付きました。 今朝、寝ぼけながら新聞読んでて、次回の作者が池澤夏樹さんなのですが、勘違いで「池」のイメージだけで池井戸潤さんのことだと思って、「次は半返しかあ。。。」と。 作者の作品の中に「下町ロケット」とか「半沢直樹」とかなかったけど、他にも有名な作品あるんだなあ。。と。 おそらく、「池井戸潤」と「半沢直樹」がごっちゃになっていて、池澤夏樹=池井戸潤みたいになってました(^_^;) 名前の中に、両方に使われる漢字が共通だったり、足して2で割ると、池沢直樹に近くなるみたいな。。。 池井戸潤 + 半沢直樹 = 池澤夏樹みたいな。。。 あー、勘違いって怖い・・・
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まつの緑
at 2020-07-23 16:43
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うさぎ魔女さま、最高〜!
半沢直樹新シリーズが始まったところですしね。
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うさぎ魔女
at 2020-07-23 17:30
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もう1個間違いやらかしてました(^_^;)
半返しじゃなくて、『倍返し』じゃん。。。 半返しだと、縮小じゃん。。。 あー、恥ずかしい。 これも、半沢直樹からの半返しみたいで。 今日は、ぼけぼけです。。。(^_^;)
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ヤシマ
at 2020-07-23 18:02
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ドライブが掛かったと思ったら、閉店セールの始まりだったのね・・・(苦笑)
三島を引っ張り出したのも、何らかの意図があったかと思ってたのに。 こうなってみると、今までさんざん読まされた「無駄エピソード」がホントにムダだった事が分かって、却って清々(きよきよ)しい。 あと一週間で、どう店じまいするか。興味はそこだけですネ。 ニセ英子は妹??? 「どうでもいいじゃん♪」 次の作品に頭が切り替わりつつあります。 https://www.asahi.com/articles/DA3S14559730.html 池澤夏樹さんの「また会う日まで」 第二次大戦時、海軍少将だった「秋吉 利雄」を主人公とするノンフィクション。 海軍の要職にありながら、キリスト教徒であり、天文学者でもあったという。 恥かしながら(でもないか)、この人の事はゼンゼン知りませんでした。 第二次大戦前から戦中にかけてが舞台かな? 朝日の新聞小説を真剣にレビューし始めて十年。初のノンフィクション。今度はキタイしよう! 挿絵作家は「影山徹」氏 ネットで探すと、本の表紙を多く手掛けるイラスト系の作家。 https://www.tis-home.com/toru-kageyama/ けっこうな細密画もこなしてるし、楽しみダナ。 うさぎ魔女さん 「池」と「沢(澤)」のコラボ、楽しませてもらいました。 「半沢直樹」新シリーズ楽しみです。息子が前に買っていた「ロズジェネの逆襲」が横にあります。 予習するか、しないか・・・・迷う
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hitujitonekoto at 2020-07-23 18:07
羊です。
たお30225さん うさぎ魔女さん 鮎子さん みんなすごい!!もうじき終わるの予測してましたよね。 ひょっとしてまつの緑さんもかな? ほんとすごいなあ~、何でわかるの? 羊はこれからもずっと続くと思ってましたもん。 いやあ、うふふ、うふう、うほほ~いです。 何かもうちょっと中村文則作家についてわかりたかったので、ちょっと残念な気持ちもあるんですが…それでも、なんか毎日大変だったんで\(^o^)/。 みなさん、ほんとうに、よく読んで考察してコメントして、頑張りましたよねえ。 うさぎ魔女さん、鮎子さんは特に、毎日コメントごくろう様(^^)&ありがとう!! ってまだ終わりじゃないからね。 あの子はだあれ…〽いい! 調子よく唄いました♪
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流
at 2020-07-23 18:36
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皆様、たいへんご無沙汰しておりました。流です。
「ひ」に比べて「カ」は私にとってはまだ読みやすい、というか、行き場のない腹立ちが少ない作品でした。ただ、擁護できるほどでもなく、コメントしづらくて、しばらくこちらから遠ざかっておりました。 今日、次の連載小説のお知らせを見ました。「カ」は31日までだそうですね。 私が「カ」にいちばん違和感を覚えていたのは、英子氏の位置づけです。姿を消すまでの英子氏は、私にとって「高飛車だけどとくに魅力的ではない、くたびれた女性」に見えました。主人公は英子氏のどこに心を奪われていたのか、小説を読んでもちっともわからず、(私にとってはキモイおっさんの)佐藤が英子氏に執着する理由もわかりませんでした。 妹だったとはね。でも、英子氏はけっこういいところのお嬢さんだったみたいで、妹にはそういう感じがしないのですが。 また、「ひ」でも同じようなことがありましたが、サリン事件、東日本大震災、コロナ禍など、都合よく使い過ぎで薄っぺらになってしまった感があり、最後へ向けてかなり残念に感じました。こういう結末に向かっていくなら、読まなくてもよかったかな、と。 クラブRなど、このままでは済みそうもない感じですが、31日までだったらこのままで済んでしまいそうですね。 考察を重ね、コメントを書き続けられた皆様に、敬意を表します。 梅雨も明けず、コロナ禍の先も見えないこの頃ですが、みなさまどうぞご無事で、楽しいことがありますように願っております。
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hitujitonekoto at 2020-07-23 18:37
うさぎ魔女さんの勘違い、すごくいいねえ。
しかも半返しって…もう、書いてたらまたまた面白くて笑ってしまいまいした。 勘違いって、あわてて打ち明けるのがいいのよねえ。 周囲がなごむの。それもこれも、うさぎ魔女さんの日頃の力と、この文章の勢いですね。これ、ひょっとして関西人の力なのかな? ヤシマさん 帰って清清しい!っていうのが、またいいですねえ。これはすがすがしいではなく、あえて「きよきよしい」ということですね。何かいいわあ。そうやって「カード師」をまとめていく気分がね。よっしゃあ! ということで今日のみんな、もっと怒ってるかと思ったら、とてもこれが清清しい。何だかみんなで楽しいね。 コメントもたくさんあって。 一週間、最後の「カード師」楽しんでいきましょう!!
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流
at 2020-07-23 18:41
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池澤夏樹さん、以前に朝日新聞で「静かな大地」という、明治時代の北海道の、アイヌと和人の人の交流を書いた作品を連載されていましたね。
興味を持って読んでいました。結末が自分にとって残念すぎて(質が悪いという意味の「残念」ではありません)、本を買えなかったのですが、それだけに心に刻んでおくべき小説かなと思いました。
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hitujitonekoto at 2020-07-23 18:50
あら!
流さ~~~ん!!!ようこそ。 ほんとうにお久しぶりです。 コメントありがとうございます。実は羊も同じです。「ひ」に比べて「カ」の方が腹立ちがない…… 羊は「ひ」の欺瞞が本当に嫌でした。もうあの作品を振り返ることもしたくないし、あの作品に関しては、擁護する人がいても、「私は別な立場です」とはっきり言える。 「カ」はねえ~いつも別な読み方を期待してるんですが、でも正直な気持ちを書くと批判的な言葉が多くなるんですが、いつも「読み違えてるかな?」と半々の気持ちもあるんです。だけど、要するにわからないのであります。 わからない小説を毎日読んでるのもちょっと苦しいです^m^ 次回作品では是非、コメント寄せてくださいね。 みなさんにいつも教えていただいていますが、流さんの読みの力もお借りしたいです。 あ。「カ」もどうか書いてください。 英子氏の位置づけのこと、最後に向けて残念になったこと、これだけ書いていただいただけでも、参考になりました、 佐藤はほんとにキモイおっさん! 大賛成です。 挿絵が別な人を描いていた(太った青年)時に間違えて佐藤だと思い込んだ、というのがあるんですが、水ばかり飲んで、思わせぶりなことばかり言って不健康で、殺人者でキモイわ!!
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まつの緑
at 2020-07-24 09:14
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今日の回、英子妹の最後の言葉、
「腹が立ってたんだから。最初に久し振りに会って、断られたんだよ?」 「最初に久し振りに会って、断られたんだよ?」が、しっくり腹におちません。 「最初に久し振りに会って、」が一塊りだから、すっきりしません。 久し振りに会って、早々に断られた。最初に=早々に、の意味? どなたか教えて下さい。
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まつの緑
at 2020-07-24 09:29
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的確な表現でなかったです。
<最初に=早々に>というより、<直ぐに>でしょうか? 腹が立った理由が他にもあって、最初に=まず第一に、ではないですよね?
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鮎子(AT)
at 2020-07-24 10:11
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流さま!
久しぶりにコメントが読めて嬉しいです。 本当に『ひ』ではお世話になりました。 朝、『ひ』を読んで毎回のように腹を立て、羊サロンですでに流さまがスパッと批判してくださっているのを見て、「そうだそうだ」とかなり溜飲を下げ、それからこちらの感想を書き出す、そんな繰り返しでした。 今は、うさぎ魔女さまの素晴らしい替え歌とたおさま、緑さまのピリッとした一言を楽しむために『カ』に付き合っているような感じです。 とにかく『カ』は印象が薄い。 多分、羊さまの要約と感想、皆さまのコメントがなかったら、途中で最初の方の話や登場人物を忘れたっきり思い出せないままだったのではないかと思います。 (昔「クリープを入れないコーヒーなんて」というCMがありましたが、『カ』との付き合いは、クリープどころか砂糖も何も入っていない限りなく薄い香りもしないコーヒーを毎日出されている感じです) 池澤夏樹さんの紹介もありがとうございます。 読みます。
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鮎子(AT)
at 2020-07-24 10:34
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まつの緑さま
≻「腹が立ってたんだから。最初に久し振りに会って、断られたんだよ?」 言葉遣いもいきなり蓮っ葉に変わったのも驚きですが、内容も変ですよね。 これは、もしや、小説の最初に、のことでしょうか。 羊さまの『あらすじまとめ』を使わせていただくと、第4回で、英子氏が佐藤の顧問になるように指示し、甘い誘いをかけてきたが主人公は断り、英子氏は「ディオニソスの会員なのに」と驚く場面がありました。 本来、小説の登場人物が、「小説の最初のところで」と言うはずはないのですが、このところ、この小説は荒さが目立つように思うので、もしかして、またやってしまった、かも。 『直面(ヒタメン)』、昨日手に入れて、読みました。 夢中で読んでしまったので、今日はまた読み返します。 いや、贅沢というのは、こういう鷹揚で華やかで豊かで暖かいものかと思いました。 着物の描写も出てくるお店も、読むだけでも楽しかったです。 私は『沈める瀧』や『女神』を読んでいないのでわかりませんが、『春の雪』のヒロイン、聡子の着物姿や話し方を思い出しました。聡子は主人公の清顯より年上だし、堂上華族の出ですが。 今日、朝日の『ペットとともに』の欄に、『直面(ヒタメン)』の著者岩下尚史が出ていました。これまでなら気がつかなったでしょうが、昨日の今日、私には面白い偶然でした。 ただ、紹介のところに、『ヒタメン』と書かれていたのでちょっと違和感がありました。『直面』では読めないのはわかりますが、『直面(ヒタメン)』としてほしかったです。
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まつの緑
at 2020-07-24 12:17
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鮎子さん
「久し振りに会って、断られたんだよね?」なら、久し振りに会った英子妹の誘いを僕(たぶん)は断った、とすんなり思うのですが、「最初に」が分かりにくかったです。 で、指摘された羊まとめの最初のあたりを読み返してみました。 英子妹は小説の初めの頃とは言えないから、英子妹と僕が知り合った最初の頃ってことでしょうか。 読み返せば、チェック柄に万引された手品師とか、英子(本当は妹)の会社の業務内容とか、直近に繋がる話で始まっています。 てことは、ギリシャ神話、ブエル、錬金術、魔女狩り、最近では蟹も、みんな寄り道。1周回って戻ってきた山の手線のようです。ファンは、寄り道が好きなのでしょうね。
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うさぎ魔女
at 2020-07-24 13:27
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今日の回は読んでて何が言いたいのかさっぱりわからなかったです。
それと、最後の「久しぶりに会って断られた」って、主語も目的語もないので、何言ってるのかまったくわからなかったです。 私は、断ったのは白タヌキかと思ってました。 白タヌキとは、子供の頃児童養護施設で会って、弁護士として白タヌキの会社の顧問になりたいと申し出て、断られたのかと思ってました。 それ以降、白タヌキとは会っていない。 私自身、そんなに白タヌキのことが好きなら、グレーの会社ではなく白タヌキの会社の顧問弁護士になるべきかと思ったんですけど、ニセ英子は実際に白タヌキのところへ行き直談判した。でも、まだ弁護士なりたてだったのもあるし、英子のことが好きだったので、英子名で弁護士になったニセ英子のことが許せなかった。それで断ったのかと思いました。 で、お互い気まずくなったので、それ以降ニセ英子と白タヌキは会っていないのかと。 そして、白タヌキに腹が立っていたので、敵対するグレーの会社の顧問弁護士になった。でも、グレーのやり方が気に入らなかったので、やっぱり白タヌキに乗っ取らせることにしたのかと。 この「カ」は10月スタートなので、ほんとは9月か年末まで継続予定だったのが、あまりにコロナが収束しなくて世の中の状況が混沌としているのに、こんな不穏な小説はふさわしくないと、急遽終了が決まったのかと。それで作者もやけになって、コロナも取り入れて、まとまりのないバタバタした終了になったようにも感じます。7ほんとなら、今頃オリンピックで湧いていたので、そんな幸福感があるなかで、不穏な小説も良かったのかもしれませんけど。
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うさぎ魔女
at 2020-07-24 13:55
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蟹の章はもっと続きがあったように思います。でも、編集者が不適切と打ち止めにしたんじゃないのかなあ?だって、タクシーで3時間というのが不自然で、帰りのタクシーではもっと話が延々続いていたけど、やっぱり今の日本の現状ではコロナでの魔女狩り的な話は、さすがに精神的にきついので、それはカットされたのではないかと。
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鮎子(AT)
at 2020-07-24 14:25
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私が「終わりが近い」と書いたのは、どうすれば『カ』と言う小説を終わらせることができるかと考えた時、”組織”と英子の謎を明かせば何とかオチがつくのではないかと思い、グレーが出てきたあたりで「よっしゃー!」、と。
で、7月いっぱいで終了と発表されましたから、それは当たりでした。 以下は勝手な憶測。 組織と英子の謎を明かすことで『カ』を終わらせるというのは、作者のプランではない。 そもそも、作者が書きたかったのは、羊サロンの面々から見れば、『寄り道』『なくていい』場面だったのではないでしょうか。 主人公は、作者が書きたい場面に話を持っていくための、単なる狂言回しのような役だったような気がします。 占い師、イカサマポーカーのディーラーという立場で、訳アリの人に会い、変わった話を聞いたり、読まされたりする。 主人公は積極的に動かず、主人公の側から見れば必然性なく、説明なしでその場に連れられて行くために、”組織”やら英子が作られただけだったのではないでしょうか。 何となくそれらしく見えればいいだけで、初めからちゃんと計画的に作られ、いずれ謎が明かされるが登場した時点では隠されているということではなかった気がします。 それが少し前に事情が変わった。 7月いっぱいで終了、オチをつけろ、と。 『蟹』はせめてもの作者の抵抗。 グレーや英子氏の記述がどうにも不自然なのは、作者が嫌々書いているから。 クラブRの話も何とか流れに組み込むために、「英子氏が自分の誘いを断った主人公に腹を立て、市井や竹下を使って主人公から1500万円、巻き上げた」と持っていくのではないかというのが、今のところの予想です。
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まつの緑
at 2020-07-24 15:53
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読書好き芸人たち、芥川賞を受賞した芸人が絶賛する作家ということで、本連載を読み始めたものの、どうしても好きになれない。他の作品について調べたら、本筋以外の寄り道が多く、寄り道を楽しむのが読み方だと書いてありました。
「カ」も寄り道だらけで、同じ手法。鮎子さんが書いているように、もはや主人公は狂言回し的立ち位置。主体的に行動するより、手記や遺書を読むために必要な存在。 かなりの人気作家らしいから、本来なら連載は少なくとも1年と思う。それが早まったのは、やはりコロナと無関係ではない気がします。 緊急事態宣言下の4月〜5月、カはクラブRでのあり得ない高額ポーカー三昧。全部すったら妻子も賭けの対象にされる基本的人権は存在しない、とんでもない賭博。 同じ頃、庶民はパチンコ店でさえ3密だと批判の的となっていた。 少しだけ作者の側に立てば、この章を書いたのが1か月か2か月前だとして、状況は違っていたのかもしれないけれど。 読者は今届いたものを読むわけで、マスクはない、日常の買い物さえ緊急する日々の中、ひんしゅくをかったと思います。 もう一つ、佐藤の部屋から涙目で出てきた女性と質感漂う黒ビニール袋。あれは、たぶん主婦層ドン引き。忘れられない汚回でした。その後、挽回することなく終わりそうです。
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うさぎ魔女
at 2020-07-24 16:23
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鮎子さん まつの綠さん
やっぱり7月終了と7月に入ってからのストーリー展開は、違和感満載ですよね。作者らしくない。「強制終了」?って考えてしまいますよね。 風俗嬢らしき女性が出てきて、部屋に残った黒ビニールは、白タヌキ佐藤ではなく、私がスケベ親父と呼んでた胃薬男でしたよ。白タヌキ佐藤もたいがいな悪人ですけど、女性に対してはフェミニストみたいです。女性秘書が言うには、女性は殺さないらしいので(笑) でも、ほんとに黒ビニールは、一般紙朝日の新聞小説としては、ふさわしくなかったですよねー。男性読者が多いとされる日経だと良いのかしら?渡辺淳一氏の「愛の流刑地」「失楽園」などは日経連載だったようなので。 次回の池澤夏樹氏はそれを踏まえての人選でしょうかね? やっぱり連載小説の読者層を考えると、ある程度の年齢の実績ある作者の方が無難かもしれません。 池澤氏も世界を旅する作家さんのようなので、人気のあった沢木耕太郎さんに通じるところはありますし、以前の連載でも実績はあるようですし。
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流
at 2020-07-24 17:15
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みなさま、こんにちは。なんだか、羊さまサロン「カ」の巻のカーテンコールだけ顔を出して、ズルしている罪悪感が拭えません。継続こそ力なり~
子どもの時の夏休みの宿題みたいに、ぎりぎりに、今までの「カ」で印象的だったことを書いてみます。 クラブRもおどろおどろしかったですが、私の頭に残っているのは、中世ヨーロッパのインチキ錬金術師の話です。 魔女狩りや奴隷虐待のシーンもあり、朝から読むには実に嫌な感じでしたが、嫌なりに重みがあったと思っています。 そして、私の感覚では、「カ」の結末は、「僕」がインチキ錬金術の師匠と同じように、権力ある人の前で屈服させられ、メッキがはがれて破滅しないとすっきりしないのです。 といっても、私は、「僕」に対して、「インチキ! メッキがはがれて破滅しろ」と思っているわけではありません。 「僕」はそう好きな人物ではありませんが、嫌いでもないです。(だからコメントしづらい) でも、あれだけ重厚で陰惨な中世の人物を見せられて、しかも、「インチキ」では共通しているわけですから、やはり、あの錬金術師は「僕」になぞらえられているとしか思えませんでした。そうでないと、本当に無駄な横道になってしまう気がします。 あと一週間でどうなるのでしょうね。
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流
at 2020-07-24 17:26
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英子妹、姉をなぞるのはいいとしても、弁護士までやっていたというのには違和感があります。高度な専門知識が必要なはずですし、年のころはよくわかりませんが、若くはないですよね。「僕」と一緒に福祉施設にいたというなら四十代ぐらいでしょうか。経験が浅いというごまかしはきかないと思いました。
私も、福祉施設? 児童養護施設?のくだりは不要だと思いました。また、少女時代から美しくて真っ赤な服が似合ったという「佐藤の英子」は、いいところのお嬢様のイメージしかなく、たとえ親が急死したとか破産したということがあったとしても、小説のつじつまとして合わない気がします。 英子は最後までお嬢様で弁護士になり、「妹」は「妹」でも異母姉妹で、彼女だけ福祉施設に送られた、というのならわかる気もします。 姉に成り代わって弁護士の役まで務めたというなら、「僕」をしのぐイカサマですね。 それにしても、なんだか「妹」には輝きが感じられません。 妹は佐藤を擁護するようなことを言っていますが、佐藤って、人を殺させているんでしょ。どんな事情があれ、それはアウトですね。秘書が「あの人のもとで働きたい」というようなことを言ったときも、強烈な違和感がありました。
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ヤシマ
at 2020-07-24 17:43
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>「腹が立ってたんだから。最初に久しぶりに会って、断られたんだよ?」
この一行、サロン内流行語大賞!(笑) 明日が楽しみダ 英子が出て来た場面は、僕に仕事の依頼する時と、その件から降りる時の2回だけ。 だからこのセリフは、僕が夜のお誘いを断った件に対して腹を立てたから、と解釈するのが妥当だけど・・・ でもヘンですよね。寝るのを断わられたぐらいで、依頼相手と交わした契約の品(髪、爪)やPC奪わせるとか、ポーカーに至っては、降りると言ったあとでの話。 よほどセックスに執着があるのか(僕チンの珍が良かったのか・・・) 姉の身代わりで生きようとした理念とまるで合わない、レベルの低さ。 いきなり蓮っ葉な女になり下がった感じです。英子にはもう少し高尚なイメージ持ってたんだけど。 皆さんが指摘する「寄り道」について思ったことは「ゲーム感覚」 連載前の紹介記事で「一信教と多信教、独裁の空気、別の世界を求める人間の願いなど、テーマも多岐に亘り ます」と言っています。 確かに、これらのものが記載されてはいましたが、「小説」という建物の構造物としてではなく、ただのオブジェ。 宗教、神話、錬金術、ペスト・・・・それらは物語と関係なくてもゼンゼン構わない。画面を開いて一つづつクリヤーして行けばいい「ロールプレイングゲーム」 こういう展開に抵抗がない人にとっては、別に目くじら立てる様な事ではないのでしょう。 投稿寸前に流さんのコメント確認しました。初めまして。 本当に、仰る通りです。技系なので、錬金術には興味があり、あの章だけテンションアゲアゲでした。 メッキが剥がれるか・・・注目! オマケのオマケ 「ヒ」については皆さんの総攻撃を、随分楽しく(?)読みましたが、自分自身としては、そう嫌いじゃないです。洋一郎よりも、母親に注目すべきかも知れません。 重松清自身の文体に馴染んでいるせいもあるのですが、良くも悪くも「等身大」 あの洋一郎の「ギャッ!」と言いたくなる小市民さ。自分自身にもあります。春散るの広岡みたいにカッコいいオッサンなんて、どこにいますか? あの洋一郎的な心は、誰にも少しはある筈です。 等身大の自分自身を見せられて不快になる・・・・ そういうフィルターを外して読んだら、そんなに悪くない、とワタシは今でも思っています。 分かった時には死んでいた父親。それを巡る話。
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鮎子(AT)
at 2020-07-24 21:10
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確かに、洋一郎のような性格はあり得る、むしろ作者は読者に偉そうな主人公ではなく、自分たちにもそういうところがあると親しんでもらえると考えたとすると、納得がいくところがあります。
初めての視点で、すごく新鮮です。 洋一郎が長谷川家の実子で、両親のことは郷里の兄夫婦任せで、東京で好きなように暮らしているというのなら、洋一郎が小市民タイプでよかったと思います。 ところが、子供の頃実父と別れ、実父の死後再会?したというのが、「ひ」の大前提でした。 それに加え、作者としてはどうしても洋一郎を自分と同一化するために必要だったのか、洋一郎を作者自身と同じく広島付近で育ち、長じて馬場の大学へ入学としたために、大きな狂いが生じたような気がします。 上京して私立大学へ行くためには、お金が必要。それで、母が裕福な男性と再婚したことにする。 洋一郎が父の死の知らせを聞いてからしばらくは話の都合上母に知られないようにするため、母は広島にいることにする。 養父が実父の死の時点で生きていてもらっては少々困るのですでに死亡ということにし、母は義理の兄夫婦と生活。 こんな風にストーリーが作られていったのではないかと想像します。 作者にとってはこの部分は話の辻褄を合わせるためのもので、メインの話はあくまで実父の弔いの方だったのかもしれません。 けれど、読者によっては違う受け取り方をし、こうした事情があると、普通ならもっと義理の兄弟に遠慮があり、母の面倒もみてもらっていることにもっと感謝して当然と考えるー私はその一人だったということかもしれません。 洋一郎の遠慮や感謝のない無神経さが、(もしかすると、介護を経験したことのある)読者には我慢できないほどイヤなのではないかと思います。
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ヤシマ
at 2020-07-24 22:55
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>普通ならもっと義理の兄弟に遠慮があり、母の面倒もみてもらっていることにもっと感謝して当然と考える
これ読むと、母方の連れ子はオトナになっても、年とっても父方の子供に遠慮してろって読めます。 お母さんも家を支えたんだから、五分五分ですよね。 長谷川家を継いだのは父方の息子だから、その流れで母親を引き取っている事を当然と考えている。 洋一郎が外へ出たのも、長谷川の家を継げる立場ではなかったから、ある意味当然。 家系というものの考え方から来た、自然な流れ。親を押し付けて知らん顔しているという見方は、少し違うのでは? だからこそ、降ってわいた様な、実父の死を母親にどう伝えようかという悩みがドラマになる。 父方の息子にもガンガン向かって行く、お姉ちゃんがけっこう好きでした。経済的に世話になろうが、母親に辛い思いをさせたらただじゃおかない・・・ あの小説は、洋一郎の事だけでなく母親が、お父さんのお墓に入りたくないという件もあって、後半は母親の話でもありました。 なんか「洋一郎憎し」で皆さんのベクトルが完全に一致して、それ以外の論点があまりなかったのかな、というのが前回の印象です。 「カ」と違って、分かり易すぎるというのが重松節のツラとところ。だからガンガン突っ込まれる。 でも一人で読んでいるより、ずっと楽しかったのは確かです。このサロンを否定するものではありません。
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hitujitonekoto at 2020-07-24 23:30
こんばんは。
今日はヤボ用で深夜に更新。 そしたらそのコメント数に驚き、さらに開けたら、内容の深さに驚き。 すごいことになってました!! 一つは、この小説についての総括が始まっていて、もうみなさん、すごいですよ~。 もう一つは、「ひ」について、ここで再び論議になっていたことに驚いています。何でここで? っておかしいけれど、でも、めっちゃいいことですよねえ。 みんながどんなふうに小説を読み、期待しているか知れるんですから。 ただ、羊などほぼ忘れ去ろうとしているので、頭が働かないのが困ったところです。 ということで、忘却欲求にムチ打って引き続き考えてみようかな。
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hitujitonekoto at 2020-07-25 00:22
洋一郎の中にある小市民さ、というのを「等身大」で受け止めて小説を楽しめる、というのは、確かにあり、だと思います。
そして、洋一郎的な心、誰にもあり、もその通りですね。 読んでいる最中に「なかなか面白かったな」と感じた人はもうそれで、OKなのかもしれませんので、否定的な意見(それも感情的な?^m^)はお聞き苦しいことも多かったでしょうねえ。はい、そう思ってました。申し訳ない~~。 ただ。何だろうねえ。じゃあ、もう一度「ひ」の良さを再発見するために読み返してみませんか? と言われても、時間の無駄なので、別なものを読みます、と言ってしまうなあ。 しょうじき「オッサンくさい」んだもん~~~。洋一郎がオッサンくさいのはもちろんだけど、全体がオッサんくさい。 で、「オッサンくさい」って何だろうなあ……って思うと、それは元に戻ってやっぱり「小市民」なのかな。 「小市民」を描いているから嫌なのではもちろんなく、作者自身が「小市民」に乗っかって書いてる感じを受けるんです。 世の中ってこういうもんだろう? ってタカをくくっている感じ、とか「女っていうのは、母というのはこういうもんだ」いうような決まりきった定式をあてはめている感じ。 それはねえ、ちょっとしたディテールに、そういう匂いを感じてしまうんですよ。ストーリー運び自体とかテーマとかがそれなりにできているからこそ、そのディテールの臭さがプンプンするのが嫌なんですよねえ。 ただ、「等身大の自分自身を見せられて不快になる」フィルターを外す、というところですね。 なるほど、と思います。これはちょっと心がけてやってみたいところです。 でもまあ、みんなプロの批評家ではないので、公平に読む必要もないんですよね。 好きに読んで、好きに感想言えばいい。そこで、「お、なるほど」と思うことを増やすためにも、いろんな読みをシェアできれば一番いいですよね。 そのためにもご自身のブログも持ってらっしゃるヤシマさんがたびたびコメントくださるのは本当にかたじけないですが、とても貴重です。 我々、女性が多いので(←たぶん、ですが)男性読者のコメントはそれだけで、ビュンビュン風が吹きます。 ビュンビュン来るよ~~~!! さあ、頑張っていこうねえ~! (って今頃出てきて、よく言うよねえ、羊は。ゴメンゴメン)
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hitujitonekoto at 2020-07-25 01:06
羊です
流さん 「魔女狩りや奴隷虐待のシーンもあり、朝から読むには実に嫌な感じでしたが、嫌なりに重みがあったと思っています。 そして、私の感覚では、「カ」の結末は、「僕」がインチキ錬金術の師匠と同じように、権力ある人の前で屈服させられ、メッキがはがれて破滅しないとすっきりしないのです。」 これ、すっごいなあ。いやあ、いいなあ。 こういうの聞きたい。 「嫌なりに重みがあった」というところ。 「僕が権力ある人の前で屈服させられ、メッキがはがれて破滅しないとすっきりしない」 特にラストについては、もう羊は真逆にとらえていたので、(僕は少しでもまっとうになって幸福になる道を選べよ、とか、希望を書くのではないか、とか)こういう読みがあるのが、ひっじょう~に面白いです! 何かいいなあ。こうやって読んでいくと、エンタメ小説じゃない純文学も読み解いていけるかもしれない。 なるほどねえ。そしたら、こういうのはどうですか。 あの錬金術師の話の手記を見せられてしまった以上、僕は、もうこの人たちと同じ次元にはいられなくなる。少しでも螺旋の階段を上っていかなくてはいけない。 ということで、破滅寸前のところで、ほんのわずかでもドアが開いて終わる…… というのは…。
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ヤシマ
at 2020-07-25 07:47
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羊さん、見事なフォロー有難うございます。
>しょうじき「オッサンくさい」んだもん~ そらー、そうですよ。重松なんだから(笑) 私だって、たまたま今回の「感謝」の言葉には反応したけど「ひ」のおかしな所については、自分のブログでもガンガン突っ込み入れてましたから。 そういう意味では今回、鮎子さんにとばっちりが行ってしまって申し訳ない。m(_ _)m 「ひ」についてはザッと読み返しての全体感想がキチンとやれていないので、近いうちにまとめようと思います(時間の無駄かも知れんけど・・・) 話を「カ」に戻して。 今日の分を読んで、確かに英子に会ったのは二回だけだったけど、39回の時に電話で話してます。その流れで彼女を誘ってました。 それにしても、なーんか不自然やなァ(まあいいけど) そういえば、芳野っていましたよね。胃薬男を僕に紹介した。僕が英子と電話で話せたのも芳野の手配。 山本が胃薬男を殺した後でも、芳野は顔出してないんじゃ? 芳野と手に手を取って財団運営・・・
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まつの緑
at 2020-07-25 10:14
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女性が自分から誘って男性からお断りされたら、傷つくでしょう。
だから、頭のいい女ならストレートに誘わず、誘われるようにもっていく、仕向けると思いますけどね。 英子妹の今日の最後の言葉、 結局あなたが惹かれたのは姉だと言ってますけどね、姉の人生を生きている妹と僕は出会ったのですよね。素の自分を晒してないんだから、当たり前。何言ってるんだか。
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流
at 2020-07-25 10:53
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ヤシマさま、初めましてではないですが、こんにちは。
私の「ひ」時代のコメントはマイルドすぎて、ご記憶になかったかもしれません(大嘘) 「ひ」は間違いなく重松さんの等身大でしょうね。でも、同世代前後の日本男性の等身大とは、私にはちょっと思えないんです。もしそうだったら暗澹としてしまいます。 私はそういうことに過敏かもしれませんが、「ひ」の中では女性は男性より一段下の存在として描かれていたと感じました。以前に書いていたので、ここで改めては申し上げません。全体の雰囲気は「ほのぼの(のほほん)」としていただけに、かえって、こういうものだと思わせそうで警戒感をもってしまいました。 自分は「夏子」と同じ世代ですが、残念ながら等身大とは思えなかったです。 ただ、単行本になって連載とどこがどのくらい変わったかは、読んでみたいと思っています。その変化は、これからの重松作品に反映されていくところかもしれませんね。 私も話を「カ」に戻します。 ご指摘で思い出しました。芳野、いましたね。 私は、「カ」の重要人物の姓が普通すぎると思っていました。佐藤とか山本とか鈴木英子とか。佐藤が「鬼頭」かなんかだったら合うかなと思いましたが、不思議なことに今は「佐藤」がしっくりきます。(昔の知人の鬼頭さんはかわいらしい女性でした。慣れですね) 鈴木英子はいまでもちょっと違和感があります。 忘れてしまったのですが、主人公は平凡ではない姓でしたね。 「芳野」も鈴木、佐藤、山本よりは一般的でないと思うので、意外と、わき役ながらキーパーソンなのかな、と思ったりしました。 今回も、「英子妹」にはげんなりしてしまいました。 そんな私怨で、そんなことするか?という気分です。 しかも「僕」って、際立ったイケメンとか颯爽とした人、というわけでもないと思ったのに、そんなに怒るかなあ。
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うさぎ魔女
at 2020-07-25 12:21
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なんなの?今回の痴話げんかみたいなのは?
今までニセ英子はニセ英子なりに、「いい女」を演じていたと思うのですが、偽物だと告白してから、「安っぽい女」に成り下がってしまいましたね。 私は文章的には、断ったのは僕ちんのこと?って感じはしたのですが、まさかそんなしょうも無いことで?と思ったので、これは白タヌキのことかも?と考えてました(^_^;) だけど、ニセ英子は弁護士なんですよね?ポーカーも今の日本じゃ、違法行為で摘発されて、逮捕されます。 今年になって自粛中でも、都内でポーカーでの摘発はあったようです。 法律の専門家が、自分は賭博場へは行ってないのかもしれないですが、そこへ人を送り込むようなことは、やっぱりダメなのでは? というより、殺人や拳銃所持してる会社の顧問弁護士でもあるし。 ディオニソスの会も、違法行為ではないけど、やっぱり弁護士としての品位は損なう行為ではないでしょうか? 弁護士も日弁連では「職務の内外を問わず品位を失うべき非行があったときに、懲戒を受けます」とあるので、ニセ英子の諸々の行為は、懲戒の対象になりますね。 ニセ英子に懲戒請求があれば、ニセ英子は弁護士資格を失うこともあります。 ニセ英子は、白タヌキのことも好きだし、僕ちんのことも好きなんですか?チェック柄によれば、「誰とでも寝る女」ってことだったので、「性依存症」なのでしょうか? 僕ちんとは、たまに男女の関係になるだけで、恋人同志って訳でもないのに、腹を立てるって「どうかしてるぜ」 クラブRは誰が運営しているのでしょうか?僕ちんみたいなよそのディーラーが、1日だけ任されるなんてこともあり得ないし。市井が「クラブRで竹下を助けたら、秘密を教える」って条件で僕ちんを行かせたのですけど、そんなしょうも無い理由で僕ちんもよく行きましたねえ。市井のこととかどうでもええし、結局市井の秘密も教えて貰えなかったし。 あほくさ。 もう、終わりが近づいてるのに、ほんとに中身のない話ばっかりで。。。 まあ、いまでも「ヤバいよヤバいよ」って煽っておきながら、何も起きずに終わるってことばかりだったけどさ。
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うさぎ魔女
at 2020-07-25 12:26
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結局、このニセ英子って女は、姉の仮面を被ってしか生きられないくせに、姉の仮面を好きになった男性には、腹をたてるって、自業自得ですね。
姉の仮面を被ったままでは、いつまで経っても幸せにはなれないんじゃ? 自分はそれで満足なんでしょうかねえ? 財団設立もほんとにそれがやりたかったことなのか?
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たお30225
at 2020-07-25 12:27
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人生っていう割に、全員のその人生に重みが無い。
もしこれが本になって出版されたら…。 登場人物はどうなるんでしょうね。 僕…40前の自称いかさま手品師、いかさま占い師、それから?小金をためて隠居したいと願っている。 英子…謎の女、どこかの組織に属していて「僕」をあやつる。弁護士。 佐藤…どこかの組織にぞくしているかもしれない謎の人物。占いオタク。 その他大勢と、限りない手記と告白と遺書のかずかず。 一番あなたの印象に残っている場面はと聞かれたら、黒いビニール袋と答えます。 結局、たくさんの人間が死んだはず。なのに。
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たお30225
at 2020-07-25 12:52
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筒井康隆の「48億の妄想」という本。
虚構の日常に生きる主人公が、やっと見つけた、これこそが本物だといえる事件が、実は巧妙に作られた虚構で、じぶんがそれに踊らされていただけということに、最後に気が付く…というシニカルなSF。 今から40年近く前に書かれた、彼の初期のころの作品ですが、何処か現在を皮肉っていて。 やっぱり、作家にとっては今は難しい時代なのかしら。 いやいや、あきらめずにまた「次」を期待しましょう。
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鮎子(AT)
at 2020-07-25 14:41
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まさかと思いましたが、英子氏、結局あれこれの原因を作ったことにされました。
ギリシャ神話に、誘った男に振られたとか、簡単になびく女と思われたとかで男に腹を立てて、復讐する女の話なんてありましたっけ。 主人公は姉の英子を知らないので、姉のように振舞っているからといって英子氏を好きになったわけではないと思いますが。 この蓮っ葉な話し方が英子氏の地ということのようです。 猫を被るという言葉ありますが、これは姉さん被り? 私にも英子氏は法に触れること、道義的に問題あることをたくさんしているように思えます。 まずくないですかね。 それとも弁護士だからこそ証拠は残らないようにしていて、それでOKなのでしょうか。 あと5日、どう終わるかだけ楽しみといえば楽しみです。 ヤシマさま 貴重な見方を教えていただき、ありがとうございます。 確かに、私の中に”連れ子に対する偏見”があったようです。気がつきませんでした。 洋一郎の母の再婚相手の隆は、最初から連れ子2人を実子と区別せず、できるだけのことをしようと考えていたのかもしれませんね。 もしくは、考えるまでもなくそれが当然、と思っていたのかも。 息子の雄一も父親と同様。 父の亡くなった後は義母はそのまま自分たちと一緒に暮らすのが自然、と。 それにあえて逆らったり、遠慮したりしては、隆や一雄の気持ちを無にすることになるのかもしれません。 是非、ヤシマ様のコメントを参考にまた考えさせていただきます。
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うさぎ魔女
at 2020-07-25 14:50
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そういえば、かつてニセ英子氏は「彼らは知性も持たずに社会を支配しようとしている」とか、超偉そうなことを言っていたと思うのですが、知性も理性も持たずに、感情と性的欲望だけで動いてるアホな女は、ニセ英子アンタじゃないのか?
ニセ英子ももっと「知的な女性」かと思っていたけど、そうだったのは本物英子で、ここにきて、偽物は偽物としてメッキが剥げてきたのでしょうか? なんだか裏ですごく巨大な、社会を転覆させるような組織が蠢いていると思ったのに、結局こんなチンケな女の復讐劇だったんですか?
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うさぎ魔女
at 2020-07-25 15:26
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連載前の作者の言葉をもう一度改めて読んで見ました。
「主人公は、占いを信じていないタロット占い師。違法賭博ポーカーのディーラーなどもする、カードさばきが非常に巧みな人間です。そんな「裏社会」にいる彼が、ある大きな「事件」に巻き込まれていく物語になります。 一神教と多神教、独裁の空気、「別の世界」を求める人間の願いなど、テーマも多岐にわたります。 自分自身の原点の一つを、深く見つめることにもなりそうです。代表作にする意気込みですので、よろしくお願いいたします。」 へ??「ある大きな事件」って何だったの?小さな事件は多数起こってるけど、大きな事件ってあったっけ? 多岐にわたるテーマ???全部、書きっぱなしな感じでしたが?? 「独裁の空気とは?」 意気込みだけはスゴかったけど、どれも不発に終わった気が・・・
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まつの緑
at 2020-07-25 15:30
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黒ビニール袋以外で印象的だったのは、ディオニッソスの会の顧問?だった爺さんの挿絵。空也上人の木像みたいでした。
グレ男の組織は、内閣広報室に人材を送り世論操作、警察内部の人事も掌握し犯罪揉み消し、あるいは国家的諜報組織とか、そのくらいの巨悪を想像していましたよ。 それが、僕の囁きで潰れるくらいの大したことない組織だったなんて。 ヤシマさんから、寄り道=RPG説が。RPGに慣れている人にとって、この書き方は違和感がないのかもしれませんね。 私はゲームはしないので、沢山の引き出しを開けてしまったような感じを受けます。
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たお30225
at 2020-07-25 15:43
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RPGは、主人公が数々の難関を乗り越え、克服していく過程で、より賢く、強く成長する物語と認識しています。
このお話で、主人公も我々も、けむに巻かれっぱなしでポカンとしているようなんですが。 あと1週間で、はてさて…。 ある大きな事件は、コップの中の嵐に過ぎなかったという落ちが待っているのでしょうか。
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まつの緑
at 2020-07-25 16:20
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鮎子さん、
直面、お読みになったとのこと。感想ありがとうございございました。 昭和30、40年代に三島歌舞伎というジャンル?があったのですが、今でもかかるのは鰯賣恋引網くらいになってしまいました。 歌右衛門と17代目勘三郎に当て書きしたもので、次の世代は玉三郎と18代目勘三郎、今は七之助と勘九郎が継承しました。だから他の役者が出すことはありません。 今年の1月に出たのですが、○HKで生中継があったのです。 直面では、天地会のそそり芝居のようだと酷評されていましたが、今も続いているのは人気があるからです。 あ、天地会とは、立役と女方、あるいは親と子で、逆の役を演じる。例えば、玉三郎が武者で海老蔵が姫とか。余興的な出し物ってことです。 歌舞伎以外の舞台では、杉村春子に当て書きした戯曲 鹿鳴館が名作と言われていますね。
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hitujitonekoto at 2020-07-25 16:31
羊です
秀逸な言葉を見つけましたよ。 「姉の仮面を被ってしか生きられないくせに、姉の仮面を好きになった男性には、腹をたてる」 おお~。なるほどお。 うさぎ魔女さんの言葉ですが、これぞ「令子」って感じですね!(^^) しかし令子の今後の人生設計は、さらに会社を大きくしていくということになるようで、仮面を脱ぎ捨てる気はなさそう。 虚しい人生を生きて、時々男に逆上して、男を潰していくのでしょうか。 本能のままに行動して周囲を翻弄するところはひょっとしてギリシャ神話の神々に似たところなのでしょうか? ただ、神話の中の女神は何だか生きている実感がある。ドンと構えて世界に腰を据えている……偽英子は、結局天下を取れる気がしない。取っても幸せな気がしない。 「姉さん被りをした女」(うまいね鮎子さん)止まりな気がしてしまうんだよねえ~。 作者の中にある、女性への意識の限界だろうか……
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hitujitonekoto at 2020-07-25 17:15
まつの緑さん
>黒ビニール袋以外で印象的だったのは、ディオニッソスの会の顧問?だった爺さんの挿絵。空也上人の木像みたいでした 笑った~~! 思い出す。黒い法衣? みたいな作務衣みたいなかっこうでしたっけ? 横顔だったっけね? 挿絵で印象的だったのは、佐藤氏と勘違いしたデブイ男の顔と、ブエルライオンくんと、薄っぺらいランドセルと、袂が変だとかって言い合った着物姿の市井のお母さん! ( *´艸`)
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ヤシマ
at 2020-07-25 17:48
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流様。思い出しました!
「ひ」の板にリアルタイムで初めて投稿したのは、昨年の9月頃で、その前2ケ月ほどは羊さんとコソコソやってました(何を?) その時に一度、連載と単行本とで大幅に内容が変わるかとか、流さんから質問を戴いてましたネ。 その後お姿(?)を見なかったので、すっかり忘れてしまった様です(面目ない) ワタシは洋一郎より少し上の年代です(詳しくは語らない・・・) 同性であるせいか「男尊女卑」の印象はあまり持ちませんでしたが、事なかれ主義は強かったですね。 「カ」での当たり前すぎる名字は、多分作者が狙ってやってるんでしょうね。佐藤、鈴木、田中なんて日本のトップスリー的な(笑)
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うさぎ魔女
at 2020-07-25 18:00
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勝手に最終回予想
先日の挿絵で、ニセ英子がのど元に手を当てていて、なんだか呼吸が苦しいみたいな雰囲気に見えたので、ニセ英子もコロナで亡くなる。(まあこの小説は、みんな簡単に亡くなる設定だし) ニセ英子は僕ちんに地下駐車場で会った頃から、コロナに罹っているという自覚があり、遺言により僕ちんがポーカーで失った1500万円ほどは、贈与税分も考慮され、3000万円が贈与された。 そして、英子の財団は、僕ちんと市井に「後は頼む」と託された。僕ちんは、施設は違えど同じ児童養護施設出身という立場であるし、市井は女性の人権を守りたいという思いがあるので。 僕ちんも、海外で隠居の夢があったけれど、それもコロナ禍では難しく、やはり医療体制が整っている日本が良いと考えた。 最後に市井が、自分の秘密を告白し、市井と僕ちんは、なんとなく仲良くなっていくような余韻を残しながらENDって感じでどうでしょうか? なんだか、文チャンには似合わず甘っちょろい最後な気はするけど。
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まつの緑
at 2020-07-26 09:44
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出たな〜、ブエル。
ニセ英子が退場(再登場の可能性はわからないが) 、最後は内なるブエルとの決着に3回分くらいは使うのかしら? 「カ」連載前に作者は、主人公がある大きな事件に巻き込まれていく物語、と書いていました。 山本や佐藤に会ってピンチが大きな事件に巻き込まれたってことでしょうか? 作者の意気込みは読み取れず、僕ちゃんの受難の物語に見えたのですが。私の読解力の問題かなあ?
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流
at 2020-07-26 09:54
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おはようございます。
うーん。 どうして「僕」が英子妹を抱きしめたくなったりするのか、私にはわかりません。私から見ると変に高飛車なだけで特に魅力もないし。同じ養護施設出身で絆があるとしても、それは恋愛とはまた別のもの。いえ、その2つに上下をつける気持ちは私にはないんですが、二人ともそれを一緒くたにしている気がします。十代や二十代でもないのに。 どうせなら、英子妹が「僕」を受け入れると見せかけて銃で撃ってしまうとか、そのくらいの方が華があるかな。 小説とはいえ人が死ねばいいようなことを書いてすみません。ただ、この小説では、別に死ななくてもいいような人が亡くなっていますから、それを見てきた「僕」の番がきても、展開としてはおかしくない気がしました。 コロナの使い方も安易に思えてしまいます。こういうことをすると、何年か経つと陳腐な小説になってしまうと思います。オウム、震災、コロナ禍…すべて、使い方が残念で、しかも後半になって急に使い始めたのも不自然に感じました。 これじゃ、「ひ」の王冠バッジになってしまうけど、この点については、安易は安易でも人の心を別段傷つけない「ひ」の方がいいです。
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鮎子(AT)
at 2020-07-26 10:12
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『カ』は純文学にあらず、RPG!
そうか~、そうだったんだ~、目からうろこ、心底納得。 『ひ』はドラマのノベライズみたいと思ったのですが、こっちはRPG。 現代風といえば現代風ですね。 RPG(私が知っているのはDQとFFが主。最近のはあまりわかりません)は、なにものかに導かれるように進む主人公の行く手に次々ダンジョンが現れ、主人公は危機に陥りながらも巧みにそれをかわし、目的を達成する。 (ドアを開けたら、火の玉が飛んでくるか、落とし穴か、そりゃあ身構えますね。) 相手は、時に味方にも死者が出るが、うまくすると生き返らせることができることもあり。 お決まりはボス倒し。 ラスボスは英子氏かと思ったのですが、ブエルでしょうか。 自分の中にいた、と。 話し言葉で「基礎疾患」なんて言わなくないですか。 「持病」でいいのでは。
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鮎子(AT)
at 2020-07-26 10:21
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まつの緑さま
色々教えていただいて、ありがとうございます。 確か、三島由紀夫は矢代静一に勧められて戯曲を書くようになり、その後三島は矢代に「芝居を書くようになってから、芝居を見るのを楽しめなくなった」と文句を言ったというのような話を読んだ記憶がありました。 歌舞伎、能、その他いくつも作品があるとのことですが、私はまだ観たことがありません。 今後チャンスがあるといいなあ(コロナ騒ぎの影響が多い分野の一つですから、しばらく大変ですよね。) 三島歌舞伎の評判はともかく、坂東玉三郎を見出し、梨園出身ではない玉三郎がここまで活躍できるようになったきっかけの一つは間違いなく三島ですよね。 そのことだけでも、三島の歌舞伎への貢献は大きいといってもいいのではないでしょうか。
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流
at 2020-07-26 11:39
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たお様(ご無沙汰しておりました)
>RPGは、主人公が数々の難関を乗り越え、克服していく過程で、より賢く、強く成長する物語と認識しています。 考えすぎかもしれませんが、RPGは、ドイツから始まる「ビルドゥングスロマン」(教養小説、成長小説)の流れをくんでいないでしょうか。 ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」が中心なんだそうです。私はこの作品は読んだことがないのですが、ノヴァーリスの「青い花」、ヘッセの「デミアン」などもその系譜で、広い意味ではロマン・ロラン(フランス)の「ジャン・クリストフ」や、ディケンズ(イギリス)の「デイヴィッド・コパフィールド」も含まれるそうです。さらには、シャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」も女性版のビルドゥングス・ロマンだという説もあるそうです。 長々とすみません。 RPGの作品を生み出した作家の方々が、ビルドゥングス・ロマンを意識されていたかどうかまではわからないのですが、そうだったらちょっと楽しいな、と思ったのです。 私は大学時代に「ビルドゥングス・ロマン」という言葉を聞いた時、「へー、それ以前の小説は、お年寄りが主人公が主流だったのかな」なんて思ってしまったものでした(そういうことではない・・・)
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まつの緑
at 2020-07-26 11:46
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鮎子さん
カで三島由紀夫のエピソードが出なければ紹介することはない本だったかもしれないので、何だか不思議な気持ちです。 2人とも結婚前の恋だから艶聞ではないけれど、艶かしかったので。 たまたま元国立劇場の職員で劇評家の本を読んでいるのですが、三島が玉三郎を見出したところが書かれています。 三島は国立劇場の理事。30分ほどのぞいた舞台で「大変な美少年がいたよ。あの子は誰?」と。その後「椿説弓張(ちんせつゆみはりづき)」を書いた時、玉三郎を白縫姫に抜擢した。 椿説弓張月は、もう8年ほどかかっていません。私も見たことがないので、いつか見たいです。 恋人の方の着物について、 その日の天気で着物を選ぶ、それは洋服でもありですが、心中立てに三島菊の帯を選んだにはやられました。 娘道成寺の「誰に見しょとて紅かねつきょうぞ みんなぬしへの心中立て」長唄の一節を引くとは、粋なオシャレ。
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うさぎ魔女
at 2020-07-26 12:34
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なんだかこの陳腐な恋愛ドラマっぽいの、笑っちゃうよ。
いやいや、ほんとに恋愛ドラマの名手みたいな人が書いたら、感動するんですけど、慣れてない人が書くとほんと陳腐。 出た、基礎疾患。 鮎子さんのご指摘通り、普通「基礎疾患」なんて堅い言葉使いませんし、友人レベルに話すときは、「高血圧」とか「腎不全」とか具体的病名言いますよ。 「がん」とか、言いにくい病気だったら、「持病」とか言いますけどね。 これって、腎不全じゃないんでしょうかね? そして、僕ちん、「半分失う」。これくどいほど出てきます。 ってことは、ニセ英子が腎機能がヤバい状況になって、僕ちんが腎臓提供して、2つある腎臓の半分提供して、腎移植するってストーリーじゃないでしょうか? だから、病名は伏せて「基礎疾患」にしている? それで、ニセ英子な命拾いして、ニセ英子の中に僕ちんが棲み着いたってことで。 英子がヤバい状況になって、市井から連絡があり、僕ちんが決断する。 基礎疾患ありだから、ニセ英子もコロナで亡くなるのかと思ったんですけど、後出しジャンケンの作者が基礎疾患なんて、先に手の内ばらさないでしょう。それとも、意に沿わない最後だから、やけくそ?
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うさぎ魔女
at 2020-07-26 12:43
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「カ」は、RPGってことなんですね。
ゲームは全くやらないので、RPGってどんなゲームなのか全くわからずで。。。(^_^;) でも、最終章の「別の世界」という発想が、そもそもゲームなのかもしれないですね。 なんというか、ゲームクリアして、別のステージに行くみたいな感じなんですか? 僕ちんも、ニセ英子が仕掛けたゲームのステージを次々クリアして、次のステージに行ってるみたいな感じ。 白タヌキに殺されそうになったり、クラブRで全財産失いそうになったり。。。ってこれこそがゲーム。 そう考えると、ちょっと「カ」の世界がゲームっていうのが理解は出来ました。
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hitujitonekoto at 2020-07-26 15:16
うさぎ魔女さん
偉いなあ。 最終回予測をしていることと、それを大胆披露しているところ。ほんとにすごいですよ。 ニセ英子、コロナ説、なるほどねえ。でも、それってコロナ確率高すぎ。いやしかし、コロナなんてみんな知らない頃に佐藤さんはコロナで死ぬっていうすごい設定やってますもんねえ。あるかもねえ。で、基礎疾患あるから死にますねえ。 そのあとの予想も、すごく説得力ありますがしかし何といっても、あと5回? ほどで描かなきゃいかないから、忙しいですよ。 ブエルは? ということから >最後は内なるブエルとの決着に3回分くらいは使うのかしら? というまつの緑さんの予想もありそうですよね。the純文学 って感じには仕上がりますねえ。 流さんのこれもいいねえ。 >銃で撃ってしまうとか あ、それから人が死ねばいいようなこと、なんて心配しなくても大丈夫ですよ。どんどん書いてください。snsでその人本人に向けて発言していることと全く違うので、ここに口をつぐんだら、何も言えません。 鮎子さん >ラスボスは英子氏かと思ったのですが、ブエルでしょうか。 あ、うま~~い!! これはわかりやすい。 じゃあ羊は……ブエルで!! 流さん ピルドゥングスロマン……初めて聞きました。RPGの流れになっていく……なんてすごく面白そうですね。 あ~いいなあ~。知りたい~~! しかし、こういうものを本格的に勉強するとなると、かなりな時間が必要ですよね。興味あるけど、やめとこう。時々、こうやって教えてもらおう。 たぶん今読んでいる小説の読み方とも大関連がある気がしますので、気がついたら、どんどん書いていただけるとほんとにうれしい。
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うさぎ魔女
at 2020-07-26 15:55
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羊さん
そうなんですよ。あと5回なんですよね。 でも、春散るのときみたいに、最終回は、1面全面で一気にドバッと一気に放出・・・ってこともあるし、あのときも最後は広岡が発作なのに、薬の瓶がなくて・・・みたいな感じだったので、最後の1日の出だしは、ー市井から突然電話があったーで始まり、「進藤さん、大変です。英子さんが・・・」みたいなことで呼び出されて、「このまま、腎臓移植しないと(ニセ)英子さんは死んでしまいます」という流れで「だったら、僕ちんが提供します」みたいな展開となり、たった一文で「手術は無事成功した」「そして、(ニセ)英子の体内で僕の半分は生き続け、僕の半分は別世界で生き続け、僕自身の腎臓は半分になった」ってことで終わり。 最後にブエルが「良かったな」で去って行く。。。なんて。 なんというか、基礎疾患・半分になる・・・っていうことで、私の中でパズルがスパッとはまる感覚はあったんですけど、どうかなあ?
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まつの緑
at 2020-07-26 16:45
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僕は明日からブエルと対峙。話し合いは2,3回分続く。そしてブエルは「君は1人でも大丈夫。僕はもう出てこないよ」とか言っていなくなりそう。
さて、さて、赤いハンカチ。施設での本物英子、赤いワンピースの少女だったでしょうか?もし記憶違いでなければ、偽英子の赤いハンカチはオマージュ。 ブルーハートさんがいたら歌っているかなあ?青なのに、、「♪あの子がそっと涙を拭いた赤いハンカチよ〜」うーん、さすがに古過ぎか?
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うさぎ魔女
at 2020-07-26 17:18
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そうですね。最後にブエルが出てきたから、ブエルが何か示唆するか、ブエルと会話しないといけませんねー。
こういうのどうでしょう? ブエル 「追いかけなくて良いのか?このままだと英子は死ぬよ?」 僕ちん 「なんだって?」 ブエル 「(ニセ)英子は腎不全だ。放っておくと、命が危ない。追いかけて、腎臓を提供した方が良い」 そして、ニセ英子を追いかける僕ちん。そしたら、ニセ英子は扉の向こうで倒れていた。救急車を呼び、同乗する僕ちん。 そして、僕ちんからニセ英子への移植手術が始まる.目覚めるニセ英子。そして僕ちんに言う。 「私の名前は令子。今日から、私の中であなたが生き続ける。これであなたとはひとつになれた気がする。もう姉の仮面を被らなくても生きていける気がするわ。弁護士名も変更しようかと思ってるの。今度は進藤令子としてやっていこうと思ってるの。どうかしら?」なんちゃって。 なんだか今日の陳腐な恋愛ドラマみたいな感じから、↑こういう展開考えて見ましたー。
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hitujitonekoto at 2020-07-26 18:27
うさぎ魔女さん
うふふ、羊も最後10話分くらい簡単にぶち抜きでやれるなあ~と思ってたところでしたよ。 ということは、ストーリーとしてはバタバタとやれそう…ではあるのですが、何せ敵は(って敵じゃないない)純文学! ですからねえ。そこがなかなか手ごわいところなんじゃないでしょうかねえ。 そして、腎不全ってどこから出てきたのかな? と思ってたんですが、「半分」というところで推理したんですね? なるほどお。 いや実は、お金の半分はもちろんわかるんですが、そうじゃない部分の「半分」という表現が何を表しているのかは羊もひっかかりつつ、全然わからないから曖昧にしているんですよ。精神的な面かなあ…半分以上がなくなるってどういうことかなあ…… まつの緑さん あ~~~!!やられたあ~~~。そうか。オマージュね。 そうだ、そうだあ~~! 納得!これはすごい!!!! さすがまつの緑さんですm(__)m というか、だとすると作者はそこはかとなく、こういう仕掛けをいくつか作ってきていたのかもしれませんねえ。 ちなみに「赤いハンカチ」といえば、その通りですよ。裕次郎さんの歌ですよねえ。ただ……いかんせん古いので、体中で歌っていたのにも関わらず、自重しておりました^m^ そこんとこズバリと書いていただけて、気持ちいいです。 ちなみに羊は裕次郎さんのどこがいいのか少しもわからずに今日まで来ています ^m^
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鮎子(AT)
at 2020-07-26 18:59
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緑さま
私もあの三嶋菊の着物と帯のところは、やられたと思いました。 『金閣寺』の新派の舞台の初日で、作者の横にいる若い女性の着物姿、ただ見ても綺麗だったでしょうが、その模様がわかる人にはわかる趣向ですから。 で、三島由紀夫にわかったかですが、わかった、もしくはご当人に聞いて覚えていたと思います。 『宴のあと』で、ヒロインかづが、のちに結婚する野口雄賢と奈良のお水取りを見に行く際に、その着物に野口の名にちなんだ模様を入れようと工夫する場面があったを記憶しています。 そして、なぜ『春の雪』の聡子を連想したのか思い当たりました。 女性の帯を解くときに、慣れないことでもたつく男にさりげなく手を貸すところが同じなのです。 『直面』では交際と同時期に書かれた三島の著書の記述について丹念に追っていますが、別れてからも三島はかつての恋人のこと思い出し、その後の作品にも彼女から得たものを生かしたのではないでしょうか。
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ブルーハート
at 2020-07-27 00:20
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乱入!
ブルーハートです! 呼ばれて出張るもおこがましいが… 赤いハンカチでそっと涙を拭いたのは、 アカシアの雨じゃなかったアカシアの花の下。 マダム緑に呼ばれたとあっちゃあ 唄っちゃうよ裕次郎! んで、なんで知ってっかってえと、 友人に裕次郎命の男が居りまして、 刷り込まれてるわけです、カラオケで。 因みに、「太陽にほえろ!」のテーマソング あの有名なイントロのギターリフも見事にこなせます。あ、私がですけど(笑) で、羊姉さん、ボンジョヴィLoveのジャズディーバには、裕次郎さんは興味の外なんでしょうね。 男から見るとなかなかですよ裕次郎。 石原裕次郎を演じられるのは、石原裕次郎しかいない!みたいな。 って、夜中に何しに来てんだよっ! いやいや、皆様のコメント日々拝読しております。 さあ、ゴール目前!ますますの熱量で参りましょう! あんた何しに来たのよ!by羊女将 ごごごごめんなすってーーー!!!(//∇//)
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うさぎ魔女
at 2020-07-27 06:12
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章題「エピローグ」に変わってました。
「別の世界」って、何が別の世界だったんでしょう? ニセ英子が、本物英子として別の世界で生きてたってこと? エピローグってことは、ブエルが最後ってことで、結局僕ちんとブエルの禅問答で「閉店ガラガラー」って終わるんでしょうか? ニセ英子はあれで終わり?僕ちんと恋は始まらないのか? 「だって純文学だもーん」って感じ? しょーもなー。 青さーん、また来てね☆ 裕次郎っていえば、ブランデーグラスかなあ? あと、やっぱり「嵐を呼ぶ男」と「太陽に吠えろ」のボスだねえ。 あの時代の男性って、なんというか個性がありますよね。 長嶋さんもそうだし。 今の若い男性って、モノマネしたくなる人っていないよね。 私は田村正和が好きなんですけど、やっぱり彼も個性あるし。よくモノマネされてましたよねー。 モノマネされてるのって、織田裕二とかキムタクとかぐらいじゃない? それ以下の年代でモノマネされる俳優さんいないよねえ。
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まつの緑
at 2020-07-27 11:27
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最終章。
ブエルは消え、僕は人生を生き直すのか? 作者は後書きを書く作家なのだそうです。 文庫になる時は、新たに書くくらい念入りとのこと。 パターンは決まっていて、 ・何冊めの著書か ・短い自作自解 ・読者への感謝 そして「共にいきましょう」で締める。 まだ出版前だから後書きではなく、連載後に「執筆を終えて」の形になるのかしら。 ブルーハートさん 幅広い人脈?交友関係?で、裕次郎の昭和歌謡にも通じていらっしゃったのね。 私も、さすがに裕次郎の日活映画世代ではなく、テレビドラマの「太陽に吠えろ」のボスです。もちろん映画人として「黒部の太陽」の気骨ある制作は知っています。 私の赤いハンカチの思い出は、 高1の夏、学校で白馬登山の募集があって、 何人かの先生方が付き添いとして参加したわけです。道中の観光バスの中、暇つぶしに歌を歌っていたのですが、赤いハンカチを歌った先生がおりました。 昭和40年代、うちの学校の教師はジャージで教壇に立つことはなく、男性はネクタイ着用(授業中は上着を脱いでいたが)でした。 で、黒い網Tシャツの上に綿シャツを重ねる登山スタイルで、赤いハンカチを歌った先生の、日常の学校生活からかけ離れた感が記憶に残っています。 だから私にとって、赤いハンカチは黒網シャツです。 でもねえ「カ」では、あの子が赤いハンカチでそっと拭いたのは涙じゃなくてドアノブだったって。色気のないオチ。
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まつの緑
at 2020-07-27 12:07
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悲劇的結末も予想してみたのですが。でも今の世の中の状況から、焼け野原になるような最後にはしないような気がします。
それに故郷の児童施設に耐震工事の寄付を申し出たのは、僕の中で何かが変わった、 ということでしょう。 お金にとらわれていたら、クラブRで減らしたものを寄付などするわけないです。 その前に、出身の施設を訪れたたことは、これまでの生き方を清算する気持ちになっていたのかもしれません。だって人に会うとか、何らかの目的があっての帰郷ではなかったようですから。
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鮎子(AT)
at 2020-07-27 12:29
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新章『エピローグ』。
主人公は消極的。 わずかな例外は、自分の育った施設に耐震工事の寄付をしたくらい。 そして、何かと別れる、失う感情とはおなじみらしい。 で、最後にブエルと問答。 実際は自己問答ですね。 ここで積極的な何かは出てこないような気がします。 破滅的なものでもない。 ただ、過去を振り返って、これまで自分では気がついていなかったと思っていたことを指摘されるだけ。 まだ解かれていない謎とか、当たり外れがわかっていない予言はありませんでしたっけ。 芳野の死の事件はどうなっていましたっけ。 すみません、私自身が忘却の彼方で、よく思い出せません。
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hitujitonekoto at 2020-07-27 12:33
羊です
うさぎ魔女さん >「別の世界」って、何が別の世界だったんでしょう? おお。鋭い問いかけ。確かに考えてもみなかったわ。 そうですねえ。 ここで描かれたのは偽英子氏でしたから、偽英子氏の求めた「別の世界」を描いたということなんでしょうかねえ? しかし別の世界1 では故郷へ帰る手品師がちょっと出てくるので、それぞれの「別の世界」ということなんでしょうか。 あるいは、僕ちゃんが見た「別の世界」ということでしょうか。 まつの緑さん 作者はあとがきを書く作家…情報ありがとうございます。 それは書いてほしいです! まあ、純文学ですからねえ、タネ明かしをするはずがないので、少しでも手がかりをくれたら…というところですかね。 >これまでの生き方を清算する気持ちになっていたのかもしれません まつの緑さんの推理、信じます! しかし、ひょっとしてそう素直に感じられる書き方をしない気もしますねえ。(何しろ純文学) すっかり反省して前向きなになりました、ではカッコ悪いので(何しろ純文学)そこはかとなく、伏線を置いといてそう感じさせといての、まさかのブエルは消えないかもしれない……ではいかがでしょうねえ。 >あの子が赤いハンカチでそっと拭いたのは涙じゃなくてドアノブだったって。色気のないオチ。 確かに~~大笑い!!
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hitujitonekoto at 2020-07-27 12:44
鮎子さん
解かれてない謎はもうないのかもしれませんねえ(^^) 死体が少なくとも2体はどこかに転がってるはずなんですが、どんな風に処理したのやら…と普通ならものすごい謎ですがね。 この小説では放置? >実際は自己問答ですね。 >ここで積極的な何かは出てこないような気がします。 破滅的なものでもない。 ああ、そうそう。羊もそう予想します\(^o^)/ ブルーハートさん >ボンジョヴィLoveのジャズディーバには、裕次郎さんは興味の外なんでしょうね。 これは、絶対に青さんならそう突っ込んでくれる、と信じてました(^^) ボンジョビ好きと言った時点で、羊の好みを把握分析してくれたのには驚きましたから。(美しくウサギみたいに跳ねてたボンジョビも年をとりましてねえ、この前、コロナ下で世界に配信した姿は見知らぬオジイチャンでした。(^^)) それよりも、いつもコメント読んでくれてるんですねえ。 ほんとにうれしいです。 あんた何しに来たのよ! なんてもちろん言わないけど、逆にちょっとそんなため口きいてみたくもある…(^^)
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たお30225
at 2020-07-27 13:06
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流様、またお目に?書かれてうれしゅうございます。
RPGの源、ありがとうございます。 実は、わたしなりに、一つの説があります。 子供のころ、2個上の兄が、白い紙で、(チラシの裏だったかも)巻物のようなものを作り、その上に鉛筆で道を書くのです。 そこには、落とし穴やら、怪獣やら、悪魔やらがかかれていて、その道を巻きものを引き延ばしながら進んでいく。 そしてゴールにたどり着く。 そんな遊びを私のために考えてくれましたのを思い出しました。 どうです。これぞ、ロールプレイングゲーム。 なんてね。 エピローグなんて当たり前すぎ。 プロローグもなかったというのに。 青様、なんかしゃれた落ち、考えてくださいよ。
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たお30225
at 2020-07-27 13:09
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お目に書かれて=お目に掛かれて…ですね。今何時?そうね大体ね。
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うさぎ魔女
at 2020-07-27 13:30
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なんだかやっぱり、「わかりやすい結末」じゃなく、純文学らしい「わけわかんない結末」って着地点になりそうですね。だって、最後にブエル出してくるんだもん。
やっぱりブエルっていうのは、訳わかんない象徴というか、「ごまかし」ですよね。 昔話には、カッパやら天狗やら良く出てきましたもん。 あれも純文学なのかなあ? 子供の言い訳の類ですよね。 説明つかないから、そういう伝説の類を出してくる。 病気も治らないから、アマビエなんて妖怪だして、祈りにしたんでしょうね。 もう期待せず、次の小説まつわー。
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たお30225
at 2020-07-27 15:24
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青様、変なこと書いてごめんなさい。自分で考えます。
もとのアパートに戻ったら、アパートの住人の誰かが、夢のお告げだといって、そこら中を掘り返していて穴だらけ。 「何ですか、これは」 あっそれは触っちゃだめだよ。ほら、石にかいてあるだろ。 …なんて書いてあるのかわからないですね。 解らないのがいいんだよね。簡単にわかっちゃ値打ちがない。えらい先生のところに持っていくんだ。 そしたら、大変な発見だってことになるかもしれない。 その男、一番大きな石を持ち上げて歩き出そうとしたら、 他の石につまずいて頭を打って倒れてしまった。 あれ?どっかで聞いたような話やった。
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鮎子(AT)
at 2020-07-28 08:19
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昨日、エピローグという章の題を見て、話がこれ以上発展するとことはないのだと思い、暗いことを書いてしまいました。
が、まさか、悪魔の話に行くとは思いませんでした。 うんちくとか、手記とか、こちらの方が私には『別の世界』に思えます。 アスタロトの方が、ブエルより高位の悪魔だそうですが、両方とも検索しようとすると、本来の意味を解説するものより、ゲームの用語やキャラとしての説明が多いようです。 うんちくで3話、あとがきで1話、ですか。 朝井まかての『グッド・バイ』は週一の連載でしたが、話が膨らみ、終わらなくなってしまったようで、最後の週は連日一面を使って書かれました。 話にそれだけの勢いがあって、楽しめましたが。
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ブルーハート
at 2020-07-28 09:13
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そっと乱入!
ブルーハートです! ♪心なしか今夜 波の音がしたわ… たお様の♪今何時…を「ナンドキ」(落語のときそばです。)と読み違えた自分に「大丈夫かよっ!」とツッコミを入れながら、今更ながらに桑田佳祐さんの天才ぶりにひれ伏す。 7インチレコードとしてリリースされたデビューシングルの「勝手にシンドバッド」の中に、既に天才として確立された男がいます! 「天才」とはそういうものでしょう。 この連載の最終ラウンドに 「読むことを辞めた」読者から一言言わせて頂くと、 「純文学」とは、「天才」によって書かれるものであり、「大衆文学」とは、「鬼才」「秀才」「奇才」によって創り上げられるものである。 と、凡才は思うものであります。 カリスマホストの名言「男は俺かそれ以外」をお借りすれば、 ある時期から日本の音楽シーンは「天才桑田佳祐かそれ以外」に分類されていると思います。 さあ、「純文学」を看板にしたこの作品。 作家は中村文則かそれ以外…となるでしょうか? なるわきゃないぜよ…あ、独り言ですm(_ _)m
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ブルーハート
at 2020-07-28 09:16
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そうだ!もう一個有ったの。
うさぎ魔女様 ゲーム、全くご興味無しとは! 実は私も同じくです。 なんかちょっと嬉しい(笑)
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うさぎ魔女
at 2020-07-28 12:03
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は?最後の最後にまた訳わかんない禅問答に入りましたね。
僕ちんが呼び出そうとした悪魔はブエルじゃなくて、別のヤツだったって、ど・う・で・も・い・い・・・ 基礎疾患のある英子がコロナで死ぬとかそういうの期待してたんですけど、そういうわかりやすい話は、純文学ではナシなんですね。やれやれ。 青さん ゲームはやらない派は仲間ですね。ヽ(⌒∇⌒)人(⌒▽⌒)ノ仲間ぁ♪ ゲームはやってもテトリス程度です。PCでちょこっとやってた程度です。専用機器が必要なRPG系はやらないです。
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hitujitonekoto at 2020-07-28 15:15
羊です
たお30225さん 兄さまが遊んでくれたRPGゲーム、素敵。ゲームの楽しさを妹に教えたかったんでしょうね。落とし穴や怪獣や悪魔のいる世の中で、一緒に困難を歩みたかったのかもしれませんね。 兄さんがいるっていいですね。私は姉ですが、ワクワクすることはやっぱり妹にシェアしたかった。面白そうな顔を見るのは楽しみでしたね。 兄弟の良さは、何だかそんなワクワクを大人の目のないところで体験できる幸せでしょうかねえ。 物語はいよいよ、いよいよ、ラストを迎えますね。 今日も本当に難解でした~。 って青さんじゃないですが、本当は難解でもなんでもない、大したことはないのかもしれませんが、それでも、RPG仲間にとっては、クリアする楽しみのある文章・文体なのかもしれませんねえ。 (って、青さんそんなこと言ってましたっけ? 言ってない? えらいすんません^m^)
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hitujitonekoto at 2020-07-28 15:18
羊です
すみません。 すごい中途半端なところで、なんですが、コメント数が増してきて読みずらいと思いますので、明日の分から新しい記事に更新します。 どうぞよろしく(^^)v
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まつの緑
at 2020-07-28 23:28
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母親がどうなったか、父親は誰か、話がそちらに行かないのが「カ」なのですね。
どこに行くかと言えば、with ブエル、with アスタロト? ブエルの上位悪魔が出てくるとは。さすがっすね、としか言いようがありません(褒めてませんから) 明日はいちだんと気持ち悪い悪魔の話が続くのでしょうね。(溜息) 羊さん、要約に苦労されたでしょう。 今日の回まとめろと言われたら、私も難解キャンディーズ。
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hitujitonekoto at 2020-07-29 09:38
まつの緑さん
>明日はいちだんと気持ち悪い悪魔の話が続くのでしょうね。(溜息) 大当たりでしたね。気持ち悪い話。そして、またもや思いがけぬ方向に行っていて、ため息。 でも、まつの緑さんのコメント読んで、救われました。 >今日の回まとめろと言われたら、私も難解キャンディーズ。 「 難解キャンディーズ」を見事に使いまわしてくださってることがうれしかった。(←そこかい) サンキューです(^^)v
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