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343話 作 重松清
【羊の要約】 夕方5時過ぎから食事を始めた。姉が来る予定の7時まで、必死に話題をつなげてみたが、とうとう一雄さんから「洋さんからも、おかさんに言うてくれんのう」と、本題の話が始まってしまった。 母は頑なな表情をのぞかせながら、うつむく。 墓のことだった。 亡くなったあと、自分は長谷川の墓には入らない。永代供養の合同墓地に入れてほしい、という。 母が言うには、一雄たちの実母と同じ墓に入るわけにはいかない。隆さんには嫁が二人、一雄には母が二人になって困るから、身を退く、というのだ。 【羊のひとこと】 さて、智子の相談は、お墓に関することでした。 意外だ。 「身を退く」? やれやれ。 一雄のような(地域の役員たちと顔なじみっけ?)立場からすると、今さら義理の母を長谷川の墓に入れない、というような葬儀を行うわけにはいかない。 あり得ないでしょう。 メンツが立たない。 しかも理由が、「妻や母が二人いたら、困る」今さらな理由。 智子の真意はどうなんだろう。 ここと対応する ひこばえ74話 父帰る(全文) を引いてみよう。 姉には、いまでも繰り返し私に愚痴る苦い記憶がある。五年前の秋、隆さんの納骨をしたときのことだ。 墓石の地下につくったカロートは三段式の棚になっていて、その最上段に骨壺が五つ並んでいた。隆さんの両親と祖父母、そして前妻の良江さん――一雄さんは良江さん以外の骨壺を中段に移して棚を広くしてから、隆さんの骨壺を置いた 「やっと会えたな……」 並んだ二つの骨壺に、一雄さんは小さな声で語りかけた。私は少し離れたところにいたので聞こえなかった。お坊さんのすぐそばにいた母の耳にも、読経の声に紛れて届かなかった。 だが、姉は聞いた。間違いなく一雄さんはそう言ったのだと、私に訴える。「信じられる? ふつう言わないよ、そんなこと絶対に」母が隆さんと連れ添ってきた三十八年間が、その一言でまるごと否定された、と姉は悔しさをにじませて言う。「前の奥さんとは十一年ちょっとだったはずだから、三倍以上も違うわけ。カズも雄二も、ずーっとお母さんのつくってくれたごはんを食べて大きくなったんじゃない。それでよくそんなことが言えるよね。恩を仇で返してきたのよ、カズは」 私は、一雄さんに母を貶めるつもりがあったとは思わない。確かに不用意な一言ではあっても、つい語りかけてしまった気持ちはわかる。小学五年生で実の母親を亡くしたときの一雄さんの悲しみと、その後の寂しさを思うと、それくらい言わせてあげてもいいじゃないか、という気もする。だが、姉を諭すのは、最初からあきらめていた。母がらみのことでは、姉には理屈の筋道は通じない。それに、姉が最も腹を立てているのは、こういうときの憤りを一雄さん本人にぶつけられないことに対して、なのだ。姉から見れば、母を人質に取られているようなものだった。波風を立てると、結局は母が一番困ってしまう。「洋ちゃんが悪いのよ。あんたがこまめに備後に帰ってにらみを利かせないから、カズと由香里さんもどんどんつけあがるの」最後はいつも、八つ当たりで私が叱られてしまうのだ。
by hitujitonekoto
| 2019-05-21 13:32
| 新聞小説を読む「ひこばえ」
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Comments(17)
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流
at 2019-05-21 06:16
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おー、さすが、ボケナス洋ちゃん(青さまの表現が気に入ってしまい拝借します)あなたほどのボケナスは二人といないでしょう。
いつのまにか、宏子姉ちゃんの到着を待ってしまっているじゃないですか。もはや信也父の話はできそうもありません。 一族郎党の話が出たところで、「いや、こちらの家は実はお恥ずかしいことがあって、一雄さんの前で本当に申し訳ないんだけど」とか言って、信也の話をしてもよかったかもしれません。 遺骨まで持ってきた、とは言えないでしょうが。(出張のついでに遺骨を持って行く素っ頓狂はいないから、今回は話だけであきらめ、母に東京へ来てもらえばいいでしょう) 一雄さんが「洋さんからもお母さんに言ってくれ」ということは、母が「長谷川家の墓には入れないでほしい」と言ったことに対して、義兄夫婦は賛成していないということですね。地方なので外聞がよくないということなのか、いまさら水くさい、ということなのか、理由はわかりません。 でも母、自分でお金も用意して、「隆さんの嫁さんが二人ではよくないだろう」「お母さんが二人では困るだろう」と、周囲を気遣い、かつ自分の意思で判断・行動(貯蓄)しています。しっかりした善良な人ではないですか。(先日のめぐみさまのおっしゃったこと、わかる気がします) こんな母から、どうしてボケナスや不機嫌が生まれたのでしょうね。あー、女系の血の繋がりの底力はないのかな。 洋一郎、遺骨を持ってすごすごと東京へ帰ることになりそうですね。航太でも呆れそう。それとも、都合よく宏子伯母さんのせいになるのでしょうか。
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流
at 2019-05-21 06:49
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このあと、もしも一雄さんが、「どうして、お母さんが二人じゃだめなんだ。おれには、生みの母もお母さんだけど、育ててくれたあなただってお母さんだ」という意味のことを言ったら、どうでしょうか。洋一郎は、「長男としての立場をとられた」「母までとられてしまった」などと僻みそうです。
「家族に恵まれている」と洋一郎が思ったとき、養父や義兄のことをかけらも思い出さなかったのは、罰当たりの一言ですが、あまりにも人物がりっぱ過ぎてコンプレックスがあり、思い出したくなかったということなのでしょうか。
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めぐみ
at 2019-05-21 08:08
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おはようございます。
遺骨の件 継子としての私の偏狭な気持ちを分かって頂けて ありがたいです。 私は最近 次男の夫を急かして我が家独自の納骨堂を買いました。 そこに 実母の骨壺だけ持ってこようかとも思っています。 ボツイチも珍しくは無いので 夫1人に妻2人も構わないのでしょうが 理屈では無い抵抗があります。 あくまでも「姉ちゃん頼み」の洋一郎のへたれぶりが 情無い。 50半ばですよ。 (私の弟も13違いなので 洋一郎的なところはあります。 彼は同腹ではありますが 育ちは腹違いなので 私の複雑な気持ちを共有出来ません。 1人っ子が2人居るようなものです。) ※長谷川家の人は 父子揃って(雄二さんは分かりませんが) バランス感覚もあり善人で出来が良いですね。 アホな石井父子とは好対照です。 智子さん 信也より隆さんですよ! でも 男と女は分かりませんからねぇ。
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鮎子(AT)
at 2019-05-21 09:53
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>(姉は)七時過ぎに顔を出すだろう。それまで何とか相談事の本題に至らないよう、私は必死に話題をつないだ。
思わず何度も読み返してしまいました。 主人公は自分自身の来た本当の目的を話すことは放棄したんですね、あっという間に。(遺骨を持ってきたのに) 相談事の本題というのは、母と義兄から持ち出されると予告された問題のこと。 それを主人公は姉が来るまで持ち出させまいと”頑張って”?いる。 結局それにも失敗した。 あ~付き合いきれません。 バカらしい。 なぜ自分一人では話を聞くまいとするのでしょう。姉がいないところで話されたらどうしていいかわからなくて困る? 本当にボケナス、です。 そして母の話の内容。 母は死んだら長谷川家の墓に入るのではなく、永代供養の合同墓のある霊園に入れてほしい。 長谷川家の墓で、亡夫には妻が二人、継子には母が二人というのはおかしいという”遠慮””配慮”ということのようです。 母が長谷川家にとどまっているのは、わざわざ母のために居場所を作ってくれた一雄夫婦の好意を無にしては悪いということでしたか。施設に行くというのもその流れで行けばありえない、ということかもしれません。 ただ墓については、以前は自分では決めず後は子供たちの判断に任せるというような話だったはずですが、ここへきて母本人が希望を出した。 墓より介護の問題が先に来そうな気がしますが。 実は、主人公の実父が死んで遺骨をどうするかが問題になっており、それを知らないはずの母もまた自分の墓の問題を持ち出した。不思議な附合?ということにしたいのでしょうか、S松氏は。 ただ、母がこう言いたくなるのもわからないではありません。 先妻、亡夫、継子への配慮もあると思います。 また、長谷川家のお墓に入ったら、法事も一雄夫婦に任せることになります。うるさい娘とボケナス息子は、自分たちでは何もしないで、一雄夫婦に文句をつけるやら、押し付けるだけやらでしょう。27回忌なんていったら、もう貴大の代になっているかもしれませんし。その辺りも母は考えたのかもしれません。 しかしながら、母が涙声で自分の決意を直接語ったのは継子の一雄夫婦に対してであって、今地鶏料理の店の座敷で主人公に向かって母の言い分を説明しているのは一雄のようです。 そこが、何とも不思議。
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まつの緑
at 2019-05-21 10:19
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姉が来るまで必死に話をつないだ、洋ちゃん。さすがのマヌケっぷり。でも、この状況は、自分が招いたことだから。
S松さん、ここまでマヌケで、非常識、身勝手、自己保身な人物を創るのはなぜ?逆に知りたいわ。あなたの取材で、洋一郎のような人間が増殖しているから? 自分は身を引くと涙声で話す。なぜ涙声なのですか?辛いけど、身を引きます?昭和歌謡の世界みたい。 お母さんの話は、お墓のことだけでしょうか?お骨になった後のことより、介護が必要になる可能性がある直近は、待ったなしだと思います。その時はどうするか、考えた方がいいのではないですか。 いっそのこと、洋ちゃんの世話になりたいのよ、って言ったら?慌てる洋一郎。夏子は拒否。姉は怒る。 それはないですね。この母は、洋ちゃんに迷惑かけるからと、自分からは言わない。
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まつの緑
at 2019-05-21 10:57
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今、鮎子さんのコメントを読みました。
母が一雄に話したことが書かれていて、地鶏料理の店で目の前にいる母が洋一郎に話している状況ではないようですね。確かに不思議。 これまで、母とは電話での会話だけでした。今日は挿絵が母だから、母の声が聞けると思ったら、母と洋一郎の直接の会話は書かれていません。 「 」は、ほぼ全て一雄が喋っている。1つだけ由香里さんが「ちょっと飲み過ぎんといてよ」と言ったのみ。 一雄と洋一郎の会話のやり取りも、書かれていない。 洋一郎の1人語り形式小説だから、一雄が言ったことに洋一郎が答えることは必要ない? しょうもない疑問を、ツラツラと書いてしまいました。
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まつの緑
at 2019-05-21 11:23
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私はデジタル契約で読んでいます。連載は検索すると、一覧で出てきます。
万博に行った時、隣同士に座った母と見知らぬおじさんの挿絵がある回は、序章の15回、昨年6月16日でした。 その挿絵をクリップし、サロンに持ってこれないかと思ったのですが、私のスキルではできませんでした。 おじさんは他人なのに、大人の洋一郎と同じような顔。母は、小豆色の水玉ワンピースを着ています。 前日15日は、団地から母の故郷の港町に引っ越す回で、昭和の頃の分厚い木綿の小豆色の布団袋の挿絵です。昭和を生きた私は、見たことある布団袋。 母は、布団袋と同じ色のワンピース。インクの都合かしらと思いましたけど。地の色が小豆色で、水玉が淡い色です。布団袋と反対色の服にすればよかったのに。
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めぐみ
at 2019-05-21 13:20
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こんにちは。
小豆色の布団袋 よく知っています。 大学に入るときに 柳行李と布団袋をチッキにして駅で受け渡ししました。 まだ宅配便や引っ越し業者など無い時代で 学生は 身一つに毛の生えた状態で家を出るのが普通でした。 良一郎は 継父の恩恵にあずかり 東京の私学に学び ディスコやサーフィンに興じ お気楽なものですね。 毎日 彼の身勝手さから来る「あたふた」を読みながら ため息をついています。 母は 墓所より先に介護・・・一雄さんのこれまでの厚情と立場をを考えるならば 洋一郎に呼ばれてという形で 東京の平均的なホームに入れば良いでしょう。 これが そうはいかないのが この小説のめんどくさいところ!
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まつの緑
at 2019-05-21 13:30
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羊サロン コメンテーターは、昭和生まれだと思うので、布団袋ご存知かと思います。
ホホホ。 高校生の頃、宏子は成績優秀、東京の私大にと隆さんと母が勧めても、母のそばにいたいと地元の国立大に進んだのでしたね。 洋一郎は東京の大学に進学しても、就職は地元に帰ろうとは思わなかったのかしら。 サーフィンにディスコの学生生活で母の将来など頭になかったのでしょうか。姉からお気楽と言われても、その通り。 養父が亡くなった時のことを考えたら、地元に戻るか、東京なら母を呼び寄せる。 お母さん、ずっと肩身が狭い思いで暮らしてきたのではないでしょうか。
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ブルーハート
at 2019-05-21 13:52
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乱入!
ブルーハートです! お母さん、本当の事言って下さい。 墓の下に母親が二人いたら困るなんてのは、 遠慮や気遣いに名を借りた「言い訳」でしょう? 貴女の本当の「ワガママ」は、あの世で再び「あの男」と一緒になる事ではないのですが? 「洋ちゃん、お母さんね、あんた達のお父さんと別れる時、現世ではこれきりだけど、次の世ではまた夫婦になろうね、って言ったの。 確かにロクでもない男だったけど、お母さんにとってはただ一人の「愛した男」だったから。 長谷川のお父さんには本当に感謝してる。良い人だったし。でもね洋ちゃん、ラブとライクは違うでしょう?あの人が今どこにいて、生きてるのかどうかもわからないけれど、お母さん、一人でお墓に入って待っていたいのよ。いつかあの世で会えたら、また仲良く暮らしたいの」 何ちゃって。 本日も慧眼女性陣のご考察お見事! (青)の戯言は捨てといて下さいまし。 昨日も暴れましたが、私としては S松氏を既に見切っております。 ので、言いたい放題でございます! 洋ちゃん、渡りに船とはこの事だ! 文字通り「お荷物」の親父の骨、 お母さんに渡しちゃいましょう! 「母さんそういう事だったら丁度良かった! お母さんが死んだら、一緒にお墓に入れてあげて! そうかあ、そうだったのかあ。 これで全て丸く収まるよね。」 オイオイ、それヤバイから(笑) 今日の東京は大荒れ! 風雨の中、茅ヶ崎まで参ります。 イワシのパスタが旨い店で友達が待ってます。 姉さん、胡麻油に塩!これも反則ーっ! そうきたか! で、マダム緑のお気に入り、イケメンカップルの「美味しい生活」 これ、よしながふみ氏の漫画が原作ですが、 シロさん&ケンジが漫画にそっくり! 今の俳優はスゴイです。 よしながふみ氏と言えば、鮎子様もご愛読の「大奥」も素晴らしかったです! よし、走るか(四輪です) ごめんなすってーっ!m(_ _)m
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まつの緑
at 2019-05-21 16:52
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姉の到着前に、相談事に返事をしたり、洋一郎自身の考えを述べる状況になる。到着した姉は激怒する。
姉から叱責されようが、洋一郎は思ったことを言えばよいのだが、洋ちゃんはビビリ and 自分で責任をとらない男。お姉ちゃん来てくれないと、ぼくちゃん怖い。 当節、自分で責任とらない人が増えていますからね。洋ちゃんも、そう。 ブルーハートさんオススメ、 現世では添い遂げられなかった人と来世で結ばれたいのが本心説。S松さん、これくらいパンチがある流れはいかがでしょう。私は身を退きます(嘘涙)。真っ赤な嘘。 私はブラックひこばえを提案します。 この家の半分は隆から相続した私の名義。最後まで頑張って、智子と洋一郎の取り分は守る。遺言に一雄に相続させるなんて書かないから。(相続には触れないS松、こんなことはないです)
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鮎子(AT)
at 2019-05-21 17:14
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赤玉ふとん袋、今も健在。
これまで10回くらい引っ越しましたが、その都度ふとん袋にはお世話になり、今も何代目かが和室の押し入れにあります。 通販でも買えます。 茗荷の調理法もありがとうございます。 実家の庭に植わっているのですが、母は薬味くらいにしか使っていないようです。ちょっと目を離すと花が咲いてしまうので、今度行ったらゴマ油に醤油、塩、明太子あえなど伝授して有効活用を勧めてきます。 池波正太郎『剣客商売』一巻二巻を読みました。 全16巻と先が長くまだどうなるかわかりませんが、今のところは、主人公秋山小兵衛がスーパーマン並みの活躍。複数の侍を素手で倒してしまうほど。好奇心から色々な事件に首を突っ込み、人脈を駆使して真相を探り出し、決着をつけてしまう。(話は単純。その点爽快。) 『ひこばえ』では未熟な息子を父が助ける、ようなことが書いてあったような気がしますが、私の印象では父が天衣無縫というか融通無碍。息子は父の頼みを事情も聞かされずとも常に聞き入れ、素直、謙虚。これだと、案外息子の方が大物かもしれないという気がします。 『ひこばえ』の主人公とは似ても似つかぬのは間違いないかと。
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まつの緑
at 2019-05-21 18:16
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布団袋、羽毛布団の時代になった今でも存在しているのですね。不滅ですわ。
19日(日曜日)のNHKいだてん、森山未來が金原亭馬生と古今亭朝太(後の志ん朝)2役を演じ分けていました。志ん朝の落語を生で見たことがある人、周囲におらず、ブルーハートさんだけです。もし番組を見ていたら、どんな感想をお持ちになったでしょう? 私は、バラエティやドラマ、テレビの落語の志ん朝は見たことがあります。 森山未來の志ん朝はタートルネックセーターにジャケットで現れ、顔は違っても佇まいが志ん朝。落語には品格がありました。
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hitujitonekoto at 2019-05-22 10:22
>流さん
>めぐみさん >鮎子さん >まつの緑さん >ブルーハートさん 第343回へのコメントありがとうございます。 「剣客商売」羊も、ボチボチと読んでいます。 さすがの鮎子さんはもう読んで内容にも触れてらっしゃって、…いやあすごいです! さて、この回についてですが、肝心なことがどこかにいっちゃってる洋一郎について。 >いつのまにか、宏子姉ちゃんの到着を待ってしまっているじゃないですか。もはや信也父の話はできそうもありませんbÝ流さん >あくまでも「姉ちゃん頼み」の洋一郎のへたれぶりが 情無い byめぐみさん >主人公は自分自身の来た本当の目的を話すことは放棄したんですね、あっという間に。(遺骨を持ってきたのに) by鮎子さん などと、ここらへんのことが続々と寄せられていて面白かったですが、こういう事態に書く作者の都合を >主人公の実父が死んで遺骨をどうするかが問題になっており、それを知らないはずの母もまた自分の墓の問題を持ち出した。不思議な附合?ということにしたいのでしょうか と鮎子さんが推測しています。 なるほどですねえ。 ほんとに皆さん、想像力がよく働いてるんですが、この洋一郎の不甲斐なさを へたれ めぐみさん ボケナス 流さん まぬけ まつの緑さん と速攻で修飾してますね。 面白い^m^ で、そんなへたボケまぬけな洋一郎のために、名案も提示されました。 >お母さんが死んだら、一緒にお墓に入れてあげて! そうかあ、そうだったのかあ。 これで全て丸く収まるよね 青さん、うん。収まるわあ(;'∀') さて。勝手にいろいろと推測して楽しんでいる我々ですが、実体験です。 >夫1人に妻2人も構わないのでしょうが,理屈では無い抵抗があります。 >これはめぐみさんの、子の気持ちとしての心情です。 しみますね。
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たお30225
at 2019-05-22 12:46
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私の父はかけおち同様に家を出たので、母を先祖代々の墓に入れずに、骨仏いわゆる合葬にしました。自分もまた、同じところにしてくれと遺言しました。
本家筋に死んでからも迷惑を掛けたくないというので。 墓は、死んだ人のものではなく、生きている人々のものですね。
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muichibutu
at 2019-05-23 00:18
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ご無沙汰してます。
それにしても、よくぞつまらん話をここまでひきずってきました。いいかげんに終われと言ってたら、今になって本当の問題らしい問題を「母親の希望」と云う形で提起してきました。ひこばえと云うのならこれが当面の重要課題ではないのですか。バカ!マヌケ! せめてこの問題くらいはきちんとした決着をつけてくださいよ。と書くつもりでコメント読んでいましたら、さすが(青)さん、見事な回答が出されていました。これ、私の路線を進めると結局ここに落ち着きそうなんです。 と云うのは両親が別れたときの感触は憎みあってのものではなかった。むしろ引き裂かれたように感じてたからです。 もうこの筋でさっさと終わって戴いて結構です。 あっ、もう一点。S松氏の経歴を再読してて、やはりすごい経歴ですよね。で、これほどの大家がこれほどの愚作を書くはめに陥った理由を知りたいと思えども私には見当がつきません。皆さま思い当たる節などありましたらお教え戴ければ有難いと思います。
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hitujitonekoto at 2019-05-23 12:12
> muichibutuさん
コメントありがとうございます。 青さんからインスパイアされての発信だということですが、みんなを力づけ、読む力をくれる存在の青さんはやっぱり凄いですね。こうやって、ムイさんからも貴重なコメントいただけました。\(^o^)/ 物語の力も凄い(?)もので、連日、盛況な羊サロンで、羊自身も驚いています。今までにないコメント数かもしれません。 ところで6作品、同時に読んでいる、というムイさんにはとても及びません。 今連載3作品を同時進行で読んでいますが、ストーリーを覚えているだけでもかなり大変です。 そのうち羊にも読む力がついてくるといいなあ~と思っています。
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