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288話 作 重松清 画 川上和生
【羊の要約】 自宅のゴミの片づけの問題ですか? と後藤さんに聞いてみると、それはたいしたことじゃない、という。 他に何があったのか訊ねると、後藤さんは私の父母は健在か、どんな父親だったのか、いい父親だったのか、と聞いてきた。 言葉に詰まる。長谷川か石井かどっちの父で答えるのか決められなくて、まあ、ふつうですね、と返事をした。どちらを選んだのかわからないところがずるくて情けない、と自分で思う。 が、後藤さんは私の返事には興味はなかったようにうなずいた後、言った。 「私は、父親失格でした」 【羊のひとこと】
by hitujitonekoto
| 2019-03-30 14:47
| 新聞小説を読む「ひこばえ」
|
Comments(13)
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流
at 2019-03-25 05:52
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後藤父の、息子に対する引け目は、ゴミ屋敷でなかったことだけはわかりました。でも、酒とかギャンブルとか、または、仕事に失敗して経済面とか、ありそうなことしか浮かんでこないです。浮気とかDVはちょっと連想できない。息子が社長になっているところを見ると、経済面かな。
洋一郎の自省「ひきょうだ」、またもずれている。そんなことより、母親を血のつながらない兄に任せっぱなしのことこそ「ひきょう」でしょう。小さな卑怯に目を向けて、大きな卑怯のことは考えない、それこそ卑怯の極み。 それと、長谷川隆さんは、夫としてはわからない部分もありますが、父親としては、洋一郎にはもったいないぐらいいい父親だったと思います。孫までかわいがってくれたし。それを後藤父に言うのはたしかに得策ではありませんが、洋一郎の心の中ではそうあるべき。 きのうの羊さまのコメントが私の雑感とぴったりで、うれしかったです。比べると私の文体の粗野さが目立ってしまいますが・・・。
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流
at 2019-03-25 05:59
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航太も航太です。信也「おじいさん」ではなくて隆「おじいちゃん」が自分をかわいがってくれたのに、血がつながっていないと知って距離を置いてしまうなんて、感受性の強い人のすることとは到底思えません。少なくとも、大人になったら、「おじいちゃん」のことを思い出して悔いてしかるべき。
ほかにも血のつながった孫はいるのに、航太や、たぶん美菜もかわいがってくれた。さらっと書かれていますが、簡単なことではないと思います。 私はこの点にずっとこだわってしまいます。
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鮎子(AT)
at 2019-03-25 08:25
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ずっと不愉快でモヤモヤしていたことが、皆さんのコメントで少しずつ実体がはっきりして来ました。ありがとうございます。羊サロンなしにこの『ひこばえ』は読めません。
不愉快の一つの原因は『ハーヴェスト多摩』の描写。 ここでは職員に世話をかけず、施設長の思いつきに簡単に乗っかるような大人しい入居者が、お互いも仲良くできうまくいって平和。後藤父はトラブルメーカーで、入居者にも職員にも嫌われる。 こんな単純な構図、ありですか? 主人公は本社である生保から来たにせよ、あまりにサービス業に従事しているという自覚がなさすぎ。自分の気分のままに行動。入居者を気遣うこともなく、問題が起きて責任を取らされることだけ絶対避けようとする。他の職員も似たり寄ったりな気がします。 もう一つは後藤父。 青様(おかえりなさい。ご挨拶が遅れました。『ひこばえ』の方も『グッドバイ』も青様のコメントが入ってぐっと盛り上がります)の言われる通り、これが『現代性』の代表だなんて、ありえません。 後藤父の今の境遇なら『ハーヴェスト多摩』にいられなくなっても、一人住まいして家政婦さんに来てもらうとかいくらでも手がありそう。 本当に行くところがない。私が知っているだけでも、介護が必要でも施設への入居は年単位の入居待ちとか、病院で入院して一定期間を過ぎると直らなくても転院を迫られるとか、大変なことは多々あります。 あとは、まつの緑さんが教えてくださった、S松氏のインタビュー記事。 亡くなった人を後からあれこれ言うのは慎むべきだと思います。特に生前の姿を知らずに「勝ち負け」とか、「一人暮らしだから寂しいとは限らない」「責めたくない」って何でしょう。ほとんど「負けだ」「寂しいだろう」「責められるだけのことはしているがしないでおく」のように聞こえます。 亡くなった人は弁明も弁解も出来ません。本人の言動のもとになったのが本人だけの問題とは限りません。時代の流れで、昔は普通の考えだったものが後になってからは「おかしい」とされ、昔はごく少数の意見だったものが一般常識になることもまれではありません。それを個人のせいにするわけにはいかないのではないでしょうか。 また、ちょっとしたことで憶測をされても本人は肯定も否定も出来ません。 『ひこばえ』の父の生前の姿を探るというのも、主人公にとってこうあってほしい父親像を押し付けたいという作業に見えます。
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めぐみ
at 2019-03-25 08:43
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おはようございます。
もう もう 進展の無さと洋一郎と航太などに萎えてしまって コメントする気力が湧きませんでした。 今朝の流さんのコメントに 強く同意します。 長谷川隆さんが存命中の二世帯同居までは構いませんが 寡婦となった母親を一雄さんに任せっきりな洋一郎の神経が分かりません。 以前にも コメントしましたが 私は 継母に実子が産まれていたならば もっと気楽に生きられるのに! と何度思ったか知れません。 父の存命中はともかく 寡婦となった継母がとにかく重くて仕方がありませんでした。 『実子の洋一郎に投げやりたい』のが一雄さんの本音だと思います。 そこに気付かないか? 気付かないふりをしてるのか? 無神経にしても卑劣にしても 洋一郎は大嫌いです。 それから 祖父なり祖母との血の繋がりが無い のは 孫としては わだかまりとなりますよ。 積極的に距離を置かないまでも・・・。 私の長男はそうでした。 おっちょこちょいの次男には真実を隠していました。 また別の話ですが 継母の父親は裕福でしたので 継母の弟の子供(実の孫)にはかなりの遺産を残しました。 でも 私の弟には 一切 残しませんでした。 継母の父親は人格者でしたし ファザコンの継母は そのことで 激しく落胆して怒りさえ滲ませていました。 「私の子供も同然なのに 何故?」と。 血の繋がらない孫には どんなに出来た人物でも真実の愛情は湧かないものだと割り切っていた私は そういう継母に 同情し感謝しました。 弟への愛情を感じたからです。 2才から育てて 実子が居ないのですから我が子同然ですよね。 私は この義理の祖父から 毛糸のミトンを買って貰ったのが 最初で最後です。
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ブルーハート
at 2019-03-25 14:15
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乱入!
ブルーハートです! 石井親父と反対側の手をクルクル回して、 出奔しちゃったんですかね?後藤さん。 流様仰る「ありそうなこと」出でくる気配濃厚。 乞うご期待ーっ!無い無い! 鮎子様 こちらも遅れ馳せながら、ただいま!です。 「羊サロンなしにこの「ひこばえ」は読めません」 まさにその通り!一人で読んでたら「憤死」(笑)してますもの。ってか、その前に「放棄」だね。 で、マダム緑お行きつけ(うそうそ!)の激不味鰻重の隅を、本日もつついて良かですか? 作者インタビューの中に、人生で不意打ちを喰らうことの比喩として「ボクシングみたいに身構えていても、パンチは横や後ろから来るんだよね。」と S松氏は語っていますが、これやめて欲しいんですけど。まず、ボクシングのパンチは「後ろ」からは来ません。プロレスのバトルロワイヤルじゃ無いんだから。そして、攻撃が最大の防御であるボクシングというスポーツにおいて、「ガード」を固めることは、相手を恐れて「身構え」ているのでは無いと思います。攻撃を続けるため、相手のパンチからのダメージを少しでも軽減するための計算されたポーズなのかと。 「一事が万事」の喩え通り、作者の手が込んでいるようでいて、非常に安易な語り口は、インタビューも作品も同様のようです。 めぐみ様のコメントを拝読して、 義理のお祖父様へのお気持ちは、部外者ながら理解出来るような気が致しますが、「毛糸のミトン」はとても温かい贈り物です。 小さな人の寒風にかじかむ手を思って贈る、優しさがそこに有ります。 たとえ、お祖父様のお気持ちがこもっていなかったとしても、ただ一度の贈り物が毛糸のミトンだったことはコメントを拝読する者の救いでは有ります。 で、素晴らしきコメントで日々賑わうサロンですが、昨日の「グッドバイベンチ」に心憎いコメントがございました。 ご自身の愛する骨董の世界での「贋物」をつかまされた時の対処法に関しての素晴らしいコメント。 コメントの主は、もちろん無一物様です! お時間ございましたら、ぜひベンチへとお出掛け下さいませ。(勝手に仕切らないでよ!by羊女将) 姉さんの「愛」を頂いて、本日もうるさくてすみませーん! ごめんなすってーっ!m(_ _)m
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muichibutu
at 2019-03-25 14:58
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実母を義兄に面倒見させて平気な洋一郎。全く論外。そんな男が何をいっても、聞こえません、聞く気ありません。バカか。以前から腹たってました。
つくづく思いますね。私、男で良かった。だってね、腹が立った時思い切り乱暴なこと言えるんです。 私達の世代は親が離婚なんて例はあまり聞かなかったし、寿命も延びてましたので後添えなんてのもあまり聞きません。で、血の繋がらぬ親子とか兄弟の葛藤など聞いたことありませんでした。その点、親の世代では結構若くで亡くなる例が多く、先妻納品子、後妻の子、継子など家族関係が複雑だったようです。で、それがどうした? 最近はえらく離婚が増えてるようで、こういう血が繋がってる、繋がってないなんて問題がぞろ増えてくるんだろうなってことです。最近子供の虐待が問題になってますが、これも関係してるのでは。なんとかせにゃな。
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muichibutu
at 2019-03-25 15:15
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ミス:
先妻納品子⇒先妻の子 なんでこんな無意味なミスが起るんだろう。勝手に先回りしちゃうんだよね。
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流
at 2019-03-25 16:02
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muichibutuさま
「ひこばえ」とは無関係な話で、失礼します。 たぶん、MS-IME(言語変換ソフト)が、「の」という1文字を入力しただけで「納品」を勝手に予想してしまうのだと思います。 3文字ぐらいで予想するように(「のうひ」→「納品」のように)設定すると、だいぶわずらわしさがなくなります。 私も、こちらを使って3文字入力したら予想するように変えました。 https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/win10tips/1105421.html ご参考になれば幸いです。
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めぐみ
at 2019-03-25 17:33
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青さま
しょうもない私事のコメントを読んでいただき ありがとうございます。 毛糸のミトンは 外食のために家族総出で街に出たときに 「何か買ってあげる」と言われて 自ら選んだものです。 高校生でしたから 真っ赤なミトンを選びました。 私は目力が有るせいか 気が強いと誤解されることが多く 義祖父から「○子(継母の名前)と仲良くしてね」と言われた覚えがあります。 私の方が オドオドしながら暮らしていたので心外でした。
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弓矢
at 2019-03-25 18:44
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皆さまがいろいろ指摘しておられるように、私も気になることはたくさんあります。今日のバイオトープの話、普通はビオトープと言いますが、「人工水路が注ぐバイオトープの池にホタルが飛びはじめた・・・」?
自然破壊が進む中、ホタルはなかなか見られなくなってしまいました。ホタルの生育条件にはとても複雑で厳しいものがあるからでしょう。 人工水路の流れと池などでは、とてもとてもホタルは生育できないはず。 どうしてこんな安易な話を平気で書くのか、作家としての資質が問われます。
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kase551 at 2019-03-25 21:13
こんばんは。
いや~、ホンマにこの「小説」には、「よどんでいる」という印象しかありません。 「もう作者も、その存在を忘れてしまったような」主人公の友人夫妻、「物語の展開に都合の良い」大家、僧侶、私設図書館の親子以外の登場人物(セリフを発する人物)すべてに、私は嫌悪感を抱きます。 「春に散る」の登場人物についても、「お嬢さん」「カナコ」など、女性の描き方には違和感を感じ続けていましたが、登場人物の男性には、嫌悪感を抱いたことはありませんでした。 第一印象の悪かった不動産屋の社長は、「小心者のボクシングファン」という「可愛げ」がありましたし、星と佐瀬に殴り倒される「ワル」のチンピラ君たちに対しても、「あのなぁ、広岡と藤原の顔つきと体を見たら、お前らが勝てるかどうかぐらい、『一人前のワル』やったら、わかるやろ?ホンマ、アホなガキやなぁ・・・」と、「哀れさ」を感じます。 「国宝」を愛読していらしゃった方たちには失礼なことを申しますが、私は前作の作者・吉田氏も、今回の作者・重松氏も、どちらかといえば嫌いです。 主人公の「子分」が中国に渡って大成功するなどの不自然な展開も、実に「イヤ」でございましたが、今回の「イヤ」さは、ちょっと度を越していますね。 ホンマ、「スゴイ小説」です。
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muichibutu
at 2019-03-25 23:52
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流さん
文字打ち操作の件、御教示戴き有難うございました。お陰で理由が判明し喜んでおります。 私もパソコン使って20年になるのですが、現役時代はやっとパソコンが普及し始めた時代で、やっとWordでレポートを書き、メールをする程度でした。そんなもんで退職してからはすべて自己流で常識的なことさえ知らないような状態です。例えば今も人差し指一本でキーボードを叩いています。現役時代なら困ったときは若い人を呼べばすぐ教えてくれ、直してくれたんですがね。問題が生ずればすべて自分での解決がせばまれます。 でも、今パソコンなかったら何して暮らしてるだろうと思いますね。パソコンあっての人生であります。 こうして、皆さんに遊んで戴けて感謝!です。
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hitujitonekoto at 2019-03-26 12:01
>流さん
>鮎子さん >めぐみさん >ブルーハートさん >muichibutuさん >弓矢さん >kase551さん コメントたくさんありがとうございます。 楽しいですね、ほんとにここは。 匿名の世界ならではの、つい書いてしまう本音やひとりごとがす~っと感性に届き、自分にも力をもらえる。 実生活では、血の繋がりがないどころか、生活の繋がりもないのに、文章で励ましてもらえる。勇気づけてもらえる。 こんな人間関係ができていることが奇蹟です。 ってあら?みなさん人間ですよね? AIさんっていますか? あ、どうぞどうぞ、いてもいいんですよ。 新しいダイバーシティー(^_^)/ そうそう。 >kaseさん 「国宝」についての感想、すごくいいです。失礼でもなんでもないです。言われてみて、なるほど、と気付く個所です。羊の中でも、あの子の生き方がどうだったのか、未処理でちょっと不条理です。それを夢のように楽しんででいる自分もいるのですが、「実に『イヤ』でございました」と感想を述べるkaseさんがいる。 そこがいいですねえ。自分の味わいが豊かになった気がしています。 そう思うと、本作品の「ここが実にいい」というコメントが届いたら最高ですね。きっといらっしゃると思うんですよ。
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