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【羊の要約】 行ってくるよ、といつもはかけぬ言葉を彰子にかけ、喜久雄は舞台に向かった。初めて半二郎を見に来た客のためにも、生ぬるい芸などできるものか、と五十年言い聞かせてきた言葉が喜久雄の胸にせり上がる。 そのころ、竹野は文化庁からの喜久雄の「国宝」認定通知の封を切っていた。 それが喜久雄にとっていいことなのか判断できなかったが、一刻も早く本人に知らせてやりたくもなる。 これから向かえば、幕の降りた舞台で吉報を知らせられる。 が、一方で、もうこれでいい、十分だ、よくやった、と喜久雄に言いたい本心が、竹野のうちからこみ上げる。 【羊のひとこと】
by hitujitonekoto
| 2018-05-16 11:16
| 新聞小説を読む「国宝」
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Comments(7)
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鮎子(AT)
at 2018-05-16 10:24
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喜久雄は舞台にずっと立ち続けたい。しかし、終わる日が来ることを予感し怯えている。ただ、その怯えも楽屋内で僅かに漏らすのみで、堂々と舞台をつとめている。
もしかすると、喜久雄が現実から遊離してしまう原因の一つは、舞台を降りねばならぬ日を恐れ、それを忘れていたいことにあるのかもしれません。 で、周囲はどうなのか。 「小父さんは一門にも、歌舞伎界にも必要な人。小父さん自身も舞台に立っているのが幸せ」だから、喜久雄をそのまま舞台に立たせていた、と一豊は竹野に説明しました。具体的には病院に連れて行って治療を受けさせるなどしなかったということを含んでいると思います。 ただ、一豊は自分の出世のためだけに喜久雄にまだいて欲しいと思っているというわけではなく、喜久雄の舞台が素晴らしいので続けさせたい、そのために自分は舞台に立つのを何年も諦めて付き人のようになり、喜久雄を守っていくという気持ちのようです。 竹野は問題が表面化してから6年たって喜久雄の状況を知り、結局自身も何もしていない模様。そして、喜久雄は人間国宝に。竹野はそれを告げて本人を喜ばせたいとも思い、また本人を解放してやりたいとも感じる。 竹野は商売人としては人間国宝になった喜久雄をこの先も役者として舞台に立たせたいのではないのでしょうか。本人もそれを望むでしょう。ただ、正常な判断ができる人間としては、喜久雄をこのまま舞台に立たせておくのはまずい。休養させ治療を受けさせれば直るかもしれないものを放置しておくのは人道的に問題。また、この先取り返しのつかぬことが起きて喜久雄の精神状態が露見し、管理責任を問われかねない、とも考えているかもしれません。 喜久雄はこの時点で64歳。本来なら引退など考える年齢ではないのでしょうが、精神状態が普通でないことが本人が最も嫌がる引退へと繋がるとしたら、皮肉なものです。
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hitujitonekoto at 2018-05-16 11:28
鮎子さん
コメントありがとうございます。 >精神状態が普通でないことが本人が最も嫌がる引退へと繋がるとしたら、皮肉なものです 本当にそうですよね。こんな展開は予想もしませんでした。 俊介の糖尿病といい、喜久雄の今回のことといい、早期発見早期治療、というようなことができにくい世界なのかなあ。三友で健康診断とか義務付けたりしてないのかなあ…とか、疑問に思ったりしています。 竹野さん、センティメンタルに浸る前に、健康管理問題に取り組んだらどうでしょうか、なんちって。 でも、こうやってラストに向けて大きな葛藤のテーマが示されたことで、「拍手をもらえるような」ラストが実現しそうな気がしてきました。
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たお30225
at 2018-05-16 12:53
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喜久雄が再生するためには、一度死ぬような目に会わなければならないというか・・・。さなぎみたいに自分の内面を作り直すというか
やっぱり 彼しかおらんかなあ。
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ブルーハート
at 2018-05-16 13:53
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乱入!
ブルーハートです! 「あの日の少年」の栄光のゴールを手にしたと、 竹野会長の胸には万感の思い。 但し、「あの日の少年」は、ゴールは要らないのです。 ずっとこのままで、 今日初めて三代目を観る観客も混じる客席に向けて 世にも美しい女方を演じていたいのです。 「国宝を身近なものに…」と作者は言いました。 極道の出自を持つ役者でも、国宝となれるのです。 なのか? なんぼのもんじゃいと、辞退する事ができるのです。なのか? 「極道の家に生まれた少年が歌舞伎役者になる」ストーリーだとは明かしていたけれど、「国宝」となるとは明言していなかった(たぶん)。 幕が降りるのが怖い主人公は、 一つの到達点を示されるのもまた怖いのでは? と、これは(青)の勝手な思いよう。 で、竹野ちゃん。 「あの日」泣きをみるぞ!と掴みかかつた青年は、 弱者を見ると同情するより先に怒りが爆発する、 根の部分に正義を隠した「ひねくれ者」でした。 これはもう、ボランティア向きの体質。 さあ、溜め込んだ財力(&贅肉)を武器にして、 被災地へ、動物愛護へ、定年後と言わず今すぐ始めましょう! なんちゃってね! ☆鮎子様 鮎子様から「ファン」のお言葉頂き恐縮です! 「春散る」時は、ご常連のあまりの素晴らしさに、 (勿論羊女将あってこそですが。) 最後の最後まで暖簾をくぐれずにおりました。 懐かしいです! 六代目も訪ねた開業医をお祖父様にもつ文学少女。 人気女流作家のほっておけないシュチエーシヨンです! ちなみに、昨日はざる蕎麦ならぬ「冷やしぶっかけうどん」すだちと大根おろしで旨いです! さて、ここまで来た。 明日はどこまで連れて行ってくれるのか? ところで、美魔女サリー様。 「吉田の青汁」のあまりの不味さに グラスを置いたままか? 最終ラウンドにいま一度妄想列車の旅。 お待ちしております! うわーっ、またとっ散らかっちゃった! ごめんなすってーっ!m(_ _)m
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ちゃあ
at 2018-05-16 13:54
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最終章では、日毎にいろんな角度からの場面が書かれていて、淡々とした気持ちで読んでいたのですが、今日の挿し絵といい、なにか起こりそうな予感。受賞できてめでたしめでたしではありませんよね。大きな波乱が待ち受けていそうです。なにかどきどきします。
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muichibutu
at 2018-05-16 14:01
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竹野の本心なるものが書かれています。これって端的に言えば喜久雄を舞台から下ろそうってこと? これが錦鯉を金魚鉢から大池に放つってこと?
ちょっと酷ですね。喜久雄もそれを感づいているので昨日の「幕が降りるのが怖い」ってことになるのだな。 でも、ここは大池に放った方が良い。そして、滝を登って竜になる。でなければ錦鯉になぞらえた意味がない。作者は単なる人間国宝でなく、もっと高みを目指してるような気がする。 とは言えあと13話しかない。急がなくっちゃ。
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たお30225
at 2018-05-16 14:19
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私はやっぱり最後の?舞台は関扉の雪景色の中じゃないかなと。
相手役は徳次・・・はさすがに無理か。喜久雄の再生を願いましてひとまずさよならです。
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