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第11話 作 重松清 画 川上和生
【羊の要約】 父は煙草をサンダルで揉み消した後、十円玉を何枚かポケットから出して、姉の分も一緒にお菓子買って来い、と私に握らせた。 先に帰る、といって父は、手首をツイストさせる独特な「バイバイ」をして、駄菓子屋に急ぐ僕の前からいなくなった。 これは僕の父の思い出の最後の場面だった。 【羊のひとこと】
by hitujitonekoto
| 2018-06-12 10:56
| 新聞小説を読む「ひこばえ」
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Comments(8)
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サリー
at 2018-06-12 09:31
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タバコ屋のおばちゃんも良かれと思っての「ひとこと」ですが、父親にしたら「要らんことしぃ(不要なことをする人)」ですね。
こいのぼりを飾ってくれた日にこだわるのは「父と別れた日」だったから・・・ということだったのですね。 しかし、母や姉に聞けば、それがいつかわかりそうですが。 ずっと遠慮して聞けなかったことを55歳になって「知りたくなった」のでしょうか? 父も「最後の思い出づくり」としての散歩だったのでしょうけれど、「余計な思い出づくり」になってしまいましたね。 こういうことって、子供のためを思って、離婚することなどを隠していたのでしょうけれど、逆に言わないことは罪ですね。子供の心に深い傷をつけてしまったようです。 全然別の話になりますが、親がガンになったときなども、子供に言わないことの方が、子供にとっては罪になる・・・ようです。 自分だけに隠し事をされることは、自分だけ仲間はずれにされていると子供が感じてしまい逆に親に不信感をもつようです。 きちんと子供と向き合って、子供が理解出来るような言葉で話すことが良いことなんでしょうね。 離婚にしても、「お父ちゃんが、借金でみんなに迷惑をかけてしまったから、離婚するんだ」ときちんと理由を説明すれば子供も納得すると思います。 離婚のことと、楽しみにしていた万博に父と行けなくなったことという二重の悲しみを幼い洋一郎に背負わせてしまいましたね。 万博は父抜きで行ったように思うのですが、どうなのでしょう?あまりにも万博の思い出が鮮明すぎるので。 7歳から55歳まで48年もの間、行ってない万博のことなど覚えているものでしょうか? まあ、7歳で万博行っても、おみやげのハンカチのことしか私は覚えていませんが。。(^_^;)
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muichibutu
at 2018-06-12 11:46
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「あの日の、あの「バイバイ」を最後に、父の姿は私の思い出から消える」
何かとても寂しい言葉です。子供にとって、父や母と別れるてってどんな気持ちなんでしょうね。憎しみがある場合ならばホッとすることはあるかもしれませんが、洋チャンの場合はそんなことなかったはずだし……。 分り切ったこと言いますが、子供のためにも夫婦は仲良くせないけませんね。金にだらしない、女にだらしない、いけませんね。 今日は分かり切ったことを改めて思い出させて貰ました。 洋チャン、万博行けなかったのかな。わいが連れてってやるかな。
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ブルーハート
at 2018-06-12 13:28
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乱入!
ブルーハートです! ブリキの蓋が乗ったガラス容器の中のビスケットは、生産効率を上げるため植物油で揚げられて、 薄い油膜に塩の粒が留まる「アレ」だろうか。 オリジナリティに溢れた父親の「バイバイ」を最後に、洋ちゃんは「抜け落ちたネジ」になった。 父親という「機械」から抜け落ちてしまった 小さな「ネジ」。 やがて母親が迎える新しい「機械」とは、 微妙にネジ山の合わない「淋しいネジ」。 55歳になった洋ちゃんは、 コンビニの仕掛ける「懐かしのおやつ」コーナーで、塩味のビスケットを手に取り、 また、棚へ返す動作を繰り返しているのかもしれない。 「二重の悲しみ」とサリー様。 「わいが連れてってやるかな」と無一物様。 ご常連のコメントが、 「ひこばえ」をしっかりととらえ始めました! さあ!重松っつぁん。ここからが羊サロンの真骨頂で御座います。 寄り道しまくって、皆様のお邪魔になりませんよう、(青)も本腰入れてまいりますか! ☆本日東京は30℃の真夏日とか? ええ、もう充分暑いです! ステンレスの丼の中で、ぶっかき氷が音を立てる 「冷麺」日和です! また、明日です!m(_ _)m
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鮎子(AT)
at 2018-06-12 15:34
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さて、恐らくこれで『吉田』母子になった3人、どのように暮らしていくのでしょうか。
父親は仕事が続かず、金に困ると周囲から詐欺まがいの借金をし、ついには母親の親族にまで迷惑をかけるに至り離婚と相成ったったといっても、です。ズバリ、これからの生活費をどうするのでしょう。 この父親が養育費なぞ払うとも思えません。 もともと母親が働いていたとか、すぐ職に就くことができそれで3人食べていけるならいいのですが、この時代手に職のある(古い表現)女性は多くありません。 母方の実家に移る?姉が別れた父親を非難するのを黙認していたという母方の親族は、同居することになった母方の両親のことなのでしょうか。 『お金がない』から行き帰り夜行の予定、といっても万博に行くつもりだった家族。3人で万博へ行くのでしょうか。 わからないことだらけ。 でも、この先を知りたいかと聞かれると、正直、ものすごく興味がわいたとは言い難いです。 家に帰ったらどうなっていたのか、洋一郎は両親の事情を何と言って知らされたのか。多分その辺りはしょられそうな気がします。むしろ、私はそちらの方を書いてほしい。 暗くてもいいけれど、独自の面白さが出てこないかなあ。
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muichibutu
at 2018-06-12 16:00
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鮎子さんお勧めで、ブルーハートさん絶賛の、朝井まかてさんの「グッドバイ」、どうもこれは読む価値ありそうだと朝日デジタルで読んでみました。
滅茶苦茶面白いです。たるんだところがなく、隅から隅まで面白いです。 まずはヒロインのお希以(けい)さんが良いですね。おきゃんで気が強くて、でも色っぽいと云うより可愛い、その中間くらいかな。要するにいい女ってんですかね。これが長崎でこれから大仕事に乗り出します。女性必見であります。 それと、私には九州弁というのか長崎弁というのがとても懐かしく、良いです。と云うのは私、長崎県の佐世保の生まれなんです。小さい時に山口県に移りましたが学生生活は九州で。だから友人も九州人が多いです。だから九州弁を聞くとすごく郷愁を感じるんです。私がときどき下手な九州弁擬きを使うのはそのせいなんです。 欠点は、これ金曜日に載るのですが、読んだら次は一週間も待たされるということです。
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muichibutu
at 2018-06-12 16:20
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「グッドバイ」は金曜日の夕刊が欠点と書きましたが、これを逆手にとって、金曜日の夕刊だけ買ってくるという手があった。これいいかも。
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サリー
at 2018-06-12 16:45
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鮎子さん
>でも、この先を知りたいかと聞かれると、正直、ものすごく興味がわいたとは言い難いです。 まったく、同感です。 なんというか、前の「春散る」とか「国宝」だと、知らない世界の話だし、一種のサクセスストーリーなので、途中ワクワクもあり楽しめました。 でも、このひこばえ、なんだか話もかったるくて、万博の話がダラダラしすぎ。 そして、一番ダメなのは、最初に離婚することを種明かしされていて、万博も父とは行けないと思ったらその通り。 あっと驚く仕掛けが欲しいところです。こういうところ、前の吉田さんの意地悪さをもうちょっと学んで欲しいところですね。 そして、主人公の洋一郎君がぱっとしない。おそらく55歳になっても、冴えないふつーのサラリーマンってところでしょうか。。。 別にね、課長島耕作みたいなのを期待してる訳じゃないけど、もうちょっと冴えないなりに、面白みのある人間であって欲しいですね。 それか、もうちょっと心の葛藤みたいなのも欲しいですね。 まあ、これからかもしれませんが。。。
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hitujitonekoto at 2018-06-13 12:01
羊です
>サリーさん >muichibutuさん >ブルーハートさん >鮎子(AT)さん コメントありがとうございます。 ブルーさんも反応してらっしゃいましたが、muiさんの「わいが連れてってやるかな」…、羊もやっぱりmuiさんらしいなあ、と頼もしく暖かく感じました。(小説とは別次元だ) 新聞で読んだ時にはスルーしましたが、ブルーさんの表現… >薄い油膜に塩の粒が留まる「アレ」 これ読んで羊も思わず、あ、あれかな…と遠い日の祖母の家のビスケットを思い出して舌に残る味を追憶…。 お~憎い描写、いいなあ(と、これも小説の方、ほめてないわ) ということで、サリーさんと鮎子さんに同じく >正直、ものすごく興味がわい てはいない羊です。 が、鮎子さんが心配している、この先の経済事情、それは知りたく、このような母子家庭がどうやって暮らすのか?の興味だけは湧いてきました。 って、けっこうダメじゃん…
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