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【羊の要約】 頬の血を拭った喜久雄の目に辻村の姿が戻った。 謝ろうとする辻村の手を喜久雄は握り返し「綾乃の言う通り、親父ば殺したんは、この俺かもしれん」「長いこと、俺は小父さんの世話になってきたんやね。……ほんまにありがとう」と病室を出る。 待っていた一豊が駆け寄って引き止めるが、 「そら、きれいやったで。一豊も見たら腰抜かすやろな。……俺な、あそこに立ちたいねん。あんな舞台で踊りたいねん」 喜久雄は言って廊下を進む。 【羊のひとこと】
by hitujitonekoto
| 2018-05-10 09:51
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Comments(13)
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サリー
at 2018-05-10 07:48
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うーむ、喜久雄、正気か?
って喜久雄は正気じゃないから許したのか? それとも今まで世話になった諸々があるし、死期せまった辻村を今更責める気にならなかったのか? ありがとう・・・とまで言ってるしT(;_;)Tオテアゲェー 50年も前のことなので、喜久雄の中でも時効なのか? そして、一豊に見せたかった綺麗な舞台って、雪の中で血しぶきあげた父の姿? それとも、雪? なんかキツネにばかされた気分。 吉田さんってキツネなのか? こんな結末予想しなかったよ。。。T(;_;)Tオテアゲェー
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鮎子(AT)
at 2018-05-10 10:05
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喜久雄がまさか、こんな反応をするとまでは思っていませんでした。完全に肩透かしをくって土俵から落ちそうです。
辻村も相応の覚悟をして告白したはず。喜久雄に責められたらこう言って謝ろうとか、こう弁解しようとか、代償として色々してやったことを匂わせようとか、内心想定問答集を作って待っていたのではないかと思います。 それを、喜久雄に「親父を殺したんは俺かも知れん」とか「世話になった、ありがとう」と言われてすぐ立ち去られたら、辻村もあっけにとられてしまったのではないでしょうか。 喜久雄はどうやら、現実と舞台上の世界の境目が見えなくなってしまっているということなのでしょうか。 う~ん、まさか、これが芸で仇を取るということ? 歌舞伎の演目の中にはかなり荒唐無稽なものもありますが、こういう反応はありなのでしょうか。 父の権五郎を殺したのは自分かも知れないと喜久雄が言う、この場面のために例の綾乃のセリフが必要で、そのための火事だったのでしょう。 ただ、いまだに拘るのは私だけかもしれませんが、あの状況で綾乃が喜重の火傷の原因が喜久雄にあるとなじるのは不自然すぎると思います。まさか綾乃まで正気ではないというのではないでしょうし。 喜久雄は、理想の舞台のある世界に進んでいきたい。でも、周囲がまだこの世界にいてくれと引き留めている、その気持ちもわからないではないので、まだ自分では現実の世界にとどまっているつもり、なのでしょうか。
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muichibutu
at 2018-05-10 12:10
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本日もまた分かったような分からぬような、どう捕らえて良いのやら?
一つ分ったことは喜久雄が辻村を許してること、恨んではいないってこと。それにしても長いこと読者の懸案であったことを、あっさりと片付けちまったなあ。 「オヤジを殺したのは俺かもしれん」って、何? 自分が歌舞伎役者になるには結果的にオヤジが死んでくれる必要があったってこと? 「きれいな景色」って何? 喜久雄の頭には何かが見えれるらしいけど……、何が見えてるのかなあ。 でも、この調子でいけば色んな懸案事項も含めてあと20話あれば決着できるな。
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たお30225
at 2018-05-10 12:38
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喜久雄は 聞きたくないこと知りたくないこと、見たくないものに出会ったとき、自動的に心にシャッターが降りるようになっちゃたんでは。
辻村は 悔いはないといいました。権五郎を殺したことを喜久雄にあやまりはするが、彼なりの正義があったんでは。このあと真実のもうひとつの告白がおそらくあった。でも喜久雄は聞いていないんですね。ここで4人部屋がキーポイントに。他の人はなにを聞いたのかしら。
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たお30225
at 2018-05-10 12:45
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辻村は千代子が好きだったんでは。権五郎の留守の間 彼女のそばで幼い喜久雄をあやしている時間が一番幸せだった。だから 彼女の亡き後、すこしでも彼女の望みをかなえてやりたかった。って言うのはどうでしょう。妄想ですが。
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たお30225
at 2018-05-10 12:59
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喜久雄はかつて少年の日雪は親父が死んだことを思い出すから嫌いだといいました。でも40歳を過ぎた頃 雪の南禅寺の墨絵のような景色を美しいといって飽きずに歩き回っていました。心の傷は長い年月に癒されて、彼は健康で幸せな大人になったのです。
でもある日事件が起きた。彼を長い間守ってきた心のガードが崩れて落ちた。だからもう一度こころにガードをした。
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サリー
at 2018-05-10 14:07
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結局、喜久雄は「悪魔と契約」したのは30歳の頃で、その頃から歌舞伎が第一で他のことはすべて捨てる覚悟をしたのかもしれません。幸せな家庭を持つことも含めて。なので彰子のころも歌舞伎のための偽装結婚なところはあるかと思います。そして、後継者を作ることにもあまり積極的ではなかった。自分一代で終わることも自分の中で了承済み。
14歳か15歳の頃も宮地を襲って失敗し、それが歌舞伎につながっていますが、そのとき宮地とも「今後宮地には近づかない」という一種の契約をしていますね。 15歳の頃にすでに父親のことは、自分の中で決着させているのかもしれません。そして、その頃から歌舞伎の家に預かって貰うことになってました。 その頃の喜久雄は今の様な未来は見えてなかったですが、極道を捨てる覚悟というか立花組は継がないという覚悟は出来ていたのかも。一応マツは立花組を守ってはいましたが、実質的になくなったも同然のようでした。 今の喜久雄も歌舞伎第一で、たとえばここで辻村を襲ったとして、歌舞伎は捨てなければならなくなると正気でないながら理解はしているのかも。 認知症の人も、初期症状の頃は心のどこかで自分が生きるために大切な人(家族の中で面倒を見てくれる人)をわかっているようなところもあり、その人のことはしっかり覚えています。 なので正気でなくても、自分にとって大事なもの一つぐらいは良く理解していて、そのために必要なものの優先順位はわかるような気がします。 ここで気になるのは一豊は廊下にいたのですべてを聞いてはいなかったのでしょうか? それとも廊下にいながら中の様子は窺っていて(いつものように)会話なども耳に入っていて、喜久雄をきづかったいるのでしょうか? 新しい病院ということで、車椅子の人のために、ドアはスライド式だと思います。全部開けた状態でなければ、ふつうは勝手に閉まる仕様のはずで、閉まった状態の気がします。 しかしねえ、こんな訳わからない状況設定のまま最終回では、拍手なんてできそうな気がしないんですけど。。。 すべて謎のまま、真相はあなたの中に・・・なんて結末イヤやでぇ。。。 青汁はあなたのお好きにしてください。飲みたくなければ飲まなくても良いのですよ。。みたいな感じ?わかる人にはこの美味しさわかりますよ。。って言われてるみたいで。
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サリー
at 2018-05-10 14:21
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ここでちょっと考えてみました。
もし、この場に徳次がいたら、どう決着つけるのか。。 徳次も死期迫った辻村に「親分の仇、お命頂戴」みたいなことはしないのでしょうかね? それとも、坊ちゃんのために(歌舞伎を続ける坊ちゃんに仇は討たせられない。だけど、任侠的には仇を討たなければ示しがつかない)、そんな状況でも仁義は通し仇は討つ? ずっと徳次不在は、徳次がいたらすべてを解決させてしまうためかと思ってました。そしてここでも。 考えてみると、弁天と徳次はともにしがらみのない立場(家族がいない)なので、自由に動ける人達だと思います。 俊介や喜久雄は、後継者というしがらみがあり、ずっとそこに縛られていた。 そのため徳次は公正な判断ができる唯一の人物かもしれません。市駒と綾乃のことや、彰子のことなども徳次の考えは一般読者の立場に立っていて、いつも正しい(正しかったかも?)。任侠の世界にいたときは、任侠のしがらみ(親分第一)はありましたが。そして、スーパーマン的にいろいろなことも解決してきました。綾乃のことを解決したら、風のようにいなくなりました。もしかするとそこから喜久雄が少しずつ狂ってきたのかも? 最後の最後で徳次が出てきて、すべて解決で終わりませんかね?
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ブルーハート
at 2018-05-10 14:48
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乱入!
ブルーハートです! 完璧を超える完璧と、 作者が何度も繰り返す不世出の歌舞伎役者。 まるで、天から降ってきたような この世のものとは思えない美しき物の怪は、 あの雪の日、墨染を演じる少年に 「降りて」きたのでしょう。 全ては、三代目花井半二郎となるための 「きっかけ」であり、「布石」であったとしたら、 父親を殺したのは、紛れもなく「自分」なのです。 螺旋状の階段を昇って行くと、 元来た所に戻ってしまうような、 そんな白昼夢の中を 手を繋いで歩いている読者達です。 さて、本日は出遅れました(笑) これから皆様のコメント拝見と参りましょう。 また、乱入しますm(_ _)m
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hitujitonekoto at 2018-05-10 18:29
>サリーさん
>鮎子さん >muichibutuさん >たお30225さん >ブルーハートさん コメントありがとうございます。 みなさん、それぞれ興味深い言葉を吐いていて、ほんとに興味深い。(吐いていて、だなんてオホ失礼)^^ そういえば、「きれいな景色」について、muichibutuさんのつぶやきにもあり、サリーさん、たおさんも考察されてましたが、これ、何でしょうねえ。 羊は、今朝妄想していた時には、「美しき物の怪が降りてきた」と(青)さん表現する、あの徳次との舞台のことだ、と当然のように思ったのですが、あれが「きれいな景色」だとすると、それは血染めの日の舞台。それでは何だか暗い心理小説っぽくて、みんなに拍手喝采、とか国宝を身近に感じる、とかのラストではないですよねえ。 迷ってしまいますねえ。 でも、これは楽屋を訪ねてきた京之介さんにもしきりに絡んで言っていたことなので、明かされるべき謎ですねえ。 muichibutuさんのつぶやきの… >この調子でいけば色んな懸案事項も含めてあと20話あれば決着できるな。 というのが何気に面白かったんですけど… 徳次も、どこかで出てくるんでしょうかねえ。 徳次は実は…みたいな、小節構成上の、すごい秘密を握っていたりしてねえ。(そういう小説ではないのかな) しかしサリーさんも心配している「すべての謎はあなたの中に」っていうのは、毎朝の新聞連載小説には合いませんよねえ。わかるようにしてくれなきゃ、モヤモヤですよねえ。
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hitujitonekoto at 2018-05-10 18:45
ああ、しかし。
感慨深い。 振り返ると(まだ振り返るなよ)よく読んできましたよねえ、みんな。 あと20話か…と思うと、…何だかすごく感慨深いです…。 でも、早く読みたいので、早く早く、と思うし、終わったら次は誰の小説か? とドキドキもするんですけど、それでも、一年以上毎日毎日(時に怠けたっけ)喜久雄の小説で頭を使いまくってきたので、終わるの? と思うと感慨深い。 サロンでも皆さん鋭いので、その読みに追いつくのに、頭を使いました。 かなり、認知症防止に役立った気がするのですが、マジで。 って、まだ山場これからなのに、振り返るなよ。
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サリー
at 2018-05-10 19:18
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羊さんのコメント拝見して、これまで喜久雄が綺麗とつぶやいたときに、いつも「雪」があったように感じています。
なので、やはりあの日の「雪」じゃないのかなと感じていますが。 そして、キーワードは「血」かも。 それは俊ぼんの血ぃごくごく飲みたいなんて、気味の悪いことを言ったのもありますが、父親の血しぶきはほんとに見れたのかどうかは不明なのですが、子分達の血は見てますね。 父親の血しぶきは見たかどうかわからないにせよ、おそらく惨劇が終わった後に血だらけの父親は見てますね。 雪の中に赤い血というのが、喜久雄にとって「綺麗」なのかも・・・と異常な心理を絡めて考えて見ました。 そういえば、事件発生後から病院までの間にどういうやりとりがあったか・・・です。 権五郎は自力で下まで降りてきたのか? 2階にいたのは、先代半二郎・権五郎・辻村であることは誰も知らなかったのか? 携帯電話もない時代ですが、お店の関係者か仲居などが外へ飛び出し周辺の店か公衆電話から電話しているかもしれませんね。 確か、公衆電話も110や119は無料でかけられませんでしたっけ? 赤い公衆電話は無料じゃなかったかな? それと、羊さんも書かれている「すべての謎はあなたの中に」こういう終わり方の気がしてきました。諸々のことはやはり20話では少ないですし、本気で謎解き書こうと思ったら、こんなちんたらちんたら、回想挟む余裕ないですよね。 そして、「この続きを知りたい方は、この秋発刊される『国宝』に隠された秘密や続きが書いてありますので、お楽しみに!」なんてことになりませんかね? ここまで青汁ガマンして飲んできた読者であれば、やはり続きは気になるわけですし、引き続き青汁生活を送ることになりはしないかと・・・ 作者さんや朝日新聞にとっては、二度美味しいけど、読者にとっては、二度まずいって、ことになりそうで。 拍手するのは、朝日新聞さんだったり?
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ちゃあ
at 2018-05-10 22:50
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そらきれいやったと喜久雄が言うのは、あの花丸での修羅場のことかなあ。真っ白な雪の中に飛び散る血しぶき、権五郎の最後の姿。現実なのか架空の世界なのか混同してしまうほどの混乱が喜久雄にあったのだろうと思います。そして、舞台という虚構の世界の中で全力を尽くしてきた。ところが、舞台に男が上がってきたとき、ずうっと虚構に置き換えてきたもののあの日の現実が蘇ってきて、動けなくなった。気が触れているのは思い出すことを止めるための体の反応なのでしょうか。いろいろ考えても分かりません。
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