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463話
【羊の要約】 京之介一門の追善公演が幕を開けたころ、綾乃から自分の言葉を詫びる手紙が届く。 綾乃は心から不用意な言葉を反省していたが、喜久雄にはただ申し訳なさだけが残る。 喜重の肩の熱傷は数年をかけて皮膚移植をしていくことになった。その辛さを想像して周囲は沈む。 そして喜久雄の芸は他の追随を許さず、「藤娘」の研ぎ澄まされた世界観は神々しさに満ち、完璧も遥かに超えた芸となっていた。
【羊のひとこと】
by hitujitonekoto
| 2018-04-21 11:08
| 新聞小説を読む「国宝」
|
Comments(8)
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サリー
at 2018-04-21 10:52
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やっぱり、綾乃はそこまで喜久雄を憎んでた訳ではなさそうですね。とはいえ、やはりこういうときに本心は出てくるもの。幼い頃の辛く淋しい経験がふとしたときにあふれ出てくるように思います。しかし、この火事のエピソード、こういう結末ならそんなにひっぱる必要あったのかな。。。
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hitujitonekoto at 2018-04-21 11:21
>サリーさん
サリーさんの昨日の読み通りの綾乃の反省でしたね。 さすがです。 >この火事のエピソード、こういう結末なら >そんなにひっぱる必要あったのかな。。。 これも、その通り羊も思っています。 この小節、けっこう、エピソードに直接的な種明かしはされないで過ぎることが多いですよね。 結局あれは何だったんだろう、という気持ちゆえに、逆にけっこうインパクトとなって残っていたりする。 そしてその微妙な味わいは、人それぞれの感じにまかされていて結局たねあかしはされない… それが重厚で優れた小説であるということなのでしょうか。 (もちろん、そうであったとしても、読んでみて「わからん。つまらなかった」で終わるとすれば、その感じを大切にしたい羊です(^O^))
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muichibutu
at 2018-04-21 12:18
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綾乃の詫び状などでお互いのわだかまりも解けてきたようだし、喜久雄の芸も神々しいまでに熟成され誠に結構なことであります。
で。本日は無事終われるかと思ったのですが、やっぱりいつもの手だ。 最後の一行。またかよー。 なかなか平穏な気分にさせてくれんなあ。
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サリー
at 2018-04-21 15:15
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再び・・・です。
火事騒動は、なんとか収束ですが、まだタイトル錦鯉が何なのかよくわかりませんね。 なんだか毎日読んでいて、全く楽しくない。 3月ぐらいからなんだか小説のストーリー自体がなんだか停滞した感じがする。 ラストまであと1ヶ月半。 喜久雄の芸は、極みが感じられるけど、肝心の喜久雄にどうも満足感、やりきった感がないですね。 綺麗な場所で踊りたいという希望があるみたいですが。 そして、彰子も喜久雄の妻として、このまま暮らしていきそうな感じ。不倫もばれなきゃ良いみたいな感じ。 この小説をどうまとめるつもりなんだろう? 最後は読者が拍手できるような・・・と書かれているけど、読者はなんだか拍手できるような気が全くしないです。 徳次がどうなったのか、最初の辻村の一件はこのまま葬られてしまうのか?そして彰子の不倫疑惑は? こういう諸々がすっきりしない状況で拍手なんて出来るわけないのですが。。。
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まつの緑
at 2018-04-21 19:51
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この数日、不世出の歌舞伎役者とその子供のことを考えていました。
俳優のK川照之さんの父は当時3代目猿之助(今は猿翁)、母は元宝塚の女優浜Y子さんです。1歳の頃両親は離婚。彼がテレビや雑誌以外の生の父を見たのは、高校の課外授業の歌舞伎鑑賞教室が初めてだったそうです。 25歳の時、意を決して突然楽屋を訪ねた息子に父が言ったことは、 「あなたのお母さんと別れた時から確固たる生き方を具現させた。家庭と決別した瞬間から私は蘇生した。だから今の僕とあなたは何の関わりもない。あなたは息子ではない。僕はあなたの父親でもない。何者にも頼らず、自分自身で精進し、一人前の人間になっていきなさい。」 この言葉を読むと、3代目猿之助が冷たい父親のようにも聞こえます。 23歳で父、祖父を亡くし、多くの弟子を育て、猿之助歌舞伎、スーパー歌舞伎を確立し、猛優と呼ばれた人です。芝居の実力だけでなく、人間力も伴わなければ弟子の育成はできないです。父が言いたかったのは、自分の人生は自分で切り開け、という強烈なエールに思えます。 歌舞伎には親子の愛を描いた芝居が沢山あります。K川さんは不思議に思ったそうです。「あの場面で泣いているなら、実人生でのこの態度は何なのか?」 後年、K川さんは気づいたそうです。「父は、どこかの段階でそうした感情を芝居の中だけに投影させると決めたようだ。芝居でとことんやり切り、日常生活には持ち込まない。連日、その感情を舞台の上で炸裂させていれば、疲れてしまって、日常くらいはフラットな気持ちを保ちたくなったのだ。 芝居で感情を発露させ、それとはまるで別のアングルで日常を送る。バランスを取るためには、そうするしか生きられなかったのかもしれない。」 その10年くらい後、3代目猿之助と再婚したF間紫さんの尽力で再会がかないます。 「父は歌舞伎を通してしか会話ができない人である。一に歌舞伎、ニに歌舞伎、その生活の全てを歌舞伎に投じてきた。何より芸を優先してわがままに生きてきた。」 K川さん46歳の歌舞伎入りは世の中?を仰天させました。自分が歌舞伎役者になりたいというより、連綿と繋がる澤瀉屋に自分の息子には戻ってほしい。そのために息子の盾となる覚悟と思いました。
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まつの緑
at 2018-04-21 21:02
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先ほどの続きです。
46年間かかり、K川さん親子には歌舞伎が共通言語になりました。 喜久雄と綾乃に共通言語はあるのでしょうか。喜重ちゃんだけかもしれません。 「完璧な芸の底に死屍累々の生贄の姿が見え隠れする」「完璧を超えた完璧な芸」 その完璧さ、よくわかりません。
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鮎子(AT)
at 2018-04-21 21:19
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完璧を超えた完璧な演技、ですか。
実際には存在しなくても構いませんが、小説を読んでいる時には、ある、と思わせてもらわないと。 今のところ、私には感じられないようです。 それもあって、この火事騒ぎと綾乃の言葉が余計に嘘臭く思えてしまって、辛口コメント、不快に思われた方がいらしたらすみません
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hitujitonekoto at 2018-04-22 12:08
>muichibutuさん
>まつの緑さん >鮎子さん コメントありがとうございます。 鮎子さん、辛口コメント大歓迎ですよ\(^o^)/ サリーさんも、まつの緑さんもバンバンやってくださっていて(あれ?)おかげで楽しいコメント欄です。 まつの緑さん、K川さんのエピソード、面白いですねえ。 読んだ瞬間からずっと、何という父親だ…という思いがつきまとったのですが、しかしあえてこんなことを「口に出す」という父親の思いを考えてみると、いろいろなことが想像できて面白い。 というより、これらの言葉をK川さんが語ったことだとすると、父の姿、というよりK川さんの人生観や物の考え方を反映しているのに違いなく、それもまた想像していみるといろいろと面白いです。 25歳で何と言ってほしくて、父の前に現れたのか… そこで満たされなかったものはK川に何をもたらしたか… などと考えていくと、K川が父の愛を得られなかった(と自身は考えた)おかげで、かえって、歌舞伎というものにくらいついていくエネルギーになったのかもしれない、と思えたりします。 綾乃ちゃんが日々、何を考えていたのか、もちょっと想像してみたりしました。 (羊的には、作者は女性陣に対しては、人間を描く、というよりも、「おんな」という括りを持っている人なのかなあ…と思っていますが)
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