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313話 【羊の要約】 「花井半二郎の娘と知ってのことか? ……いや、知ってのことやな。せやないと、たかが中学生の家出娘一人に、兄さんらが出てくるわけないしな」 煙草を消しながら徳次が頼んだ。「事務所に連れてってもらえへんやろか」 事務所へ向かうベンツのハンドルを握っっていたのは、まだ中学生のような少年だった。
by hitujitonekoto
| 2017-11-18 09:06
| 新聞小説を読む「国宝」
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Comments(9)
20年前の徳次の世界が目の前に繰り広げられています。
14.5歳の孤児がパチンコの玉拾いで日銭を稼いでいた、20年以上前のあの頃の記憶がよみがえってきます。 生きていくことの意味も、将来や未来を思い描くこともなかった、あるのは今日だけ、背負っているのはかろうじて明日につなげることだけの刹那に生きていた徳次です。 その先を予想することなどなかったあの頃の徳次が、タカシに「おっちゃん」と呼ばれています。 20年がたって、人気役者と共に堅気の世界で名を馳せているのは孤児で浮浪者だった徳次なのです。 自分以外のことのために働き、 自分以上に大事なものがある、 愛し、護ることを自分の役割とし、その使命を果たす生き方を貫いているのです。 事務所に?そんな怖いところへ、それは何でも無謀すぎる。 ヤクザ映画って必ずこうなんですよね、普通そんな危ないところへ一人でのこのこ行かないよ。 でも半二郎の娘が暴走族でシンナー付け、こんなことがニュースになりでもしたら大変なこと、ここで方を付けてもみ消すためには何としても身一つで乗り込むということかもしれません。 取引として、九州で名を成す広域暴力団のボスの名をここで出すのでしょうか。 「南組」がどれだけの組織か。 「辻村」に震え上がるか、「なんやそれ?」と一笑されるか。 「坊ちゃんそんなとこ行って一つもいいことないで、反対や」と止めた徳次の矜持が、辻村の名を借りることはしないか。 美しき芸能芸術の世界から一転暴力へ…、祇園に芸妓、ヤクザ、暴走族、緩急激しくって飽きさせませんね~。
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hitujitonekoto at 2017-11-18 09:54
羊です
omokageさん、今日も早くからありがとうございます。 >[美しき芸能芸術の世界から一転暴力へ…、祇園に芸妓、ヤクザ、暴走族、緩急激しくって飽きさせませんね~。 ] この楽しそうな「飽きさせない」という感想に瞠目しています。 さすがだなあ、小説を読む醍醐味をよくご存じだったんですね。羊はつくづく自分の理想とする小説世界しか読んでこなかったなあ、と、この年(どの年)になって実感しています。 祇園や芸妓なら読む、ヤクザ、暴走族なら読まない、そんな風な読書だけしてきたので、この小説の芸術と暴力世界との行ったり来たりを、「だから飽きないんだよ」という風に感じたことがなかったんだよお。 「嫌なことには目をつぶる」っていうことで楽しくやってきた気がしたけど、本当は、「だから飽きないんだよ、人生は」っていう境地になれたらいいんだね。 いいよね。 いいなあ。 羊はomokageさんの言葉を胸に刻むことで、ちょっとだけ強くなれた気がする←どうしちゃったの~羊。
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muichibutu
at 2017-11-18 12:31
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うーん、順当な成り行きと云えば順当なんだが改めて書かれると唸りますね。さすがに読者皆が期待する徳次だけにやりますね。命懸けの本気度が現われてる。結局一人で組に乗り込むことになった。危ないなあ。無傷では帰れないだろうことは読者としても覚悟せななるまいな。
最悪、かなりの痛手を負うだろうが必ず帰ってくる。そして市駒と綾乃ちゃんの献身的な看病で必ず元気になる……と信じてます。 でも、まずは無事の帰還を祈ろう。 こんなことで徳次が敵地に単独で乗り込むことになるとは全く想定になかった。徳次が単独で敵地に乗り込むのは辻村のところ(刃傷タイプの仇討ちの場合、喜久雄の宮地の親分襲撃の時とは反対のやり方)とばかり思っていた。
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omokage
at 2017-11-18 13:16
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羊さん、
「事務所では意外と誰かに遭遇して、その人との縁で丸くおさまる」 って、羊さんの中にすでに誰かが想定されるのかな。 言われて、ふと思い当たった人物が浮かび上がりましたが、まあ、そんなことないでしょう。 予想して当たったことなどこれまでなかった者ゆえ…。-人-。
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ブルーハート
at 2017-11-18 16:11
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乱入!
ブルーハートです! 今日初めて「国宝」に目を留めた 朝日新聞購読者は、 「本格 極道小説」の連載開始かと 思い込んでしまうかも…な、展開。 タバコを指先で握り潰した男が向かう先は、 ガキにベンツを駆らせる「クサレ外道」か? って、これじゃあ「深作組」じゃねぇですかい! (注: 品格ある羊組の皆様は、ご存知無いかと思いますが、「深作組」は「仁義なき戦い」の 深作欣二監督の尊称です!) 心無しか、挿絵までエッジが効いてらぁ。 徳次の面差しまで浮かび上がる 劇画タッチにビックリ! 「吉田」呼び捨ての羊女将に 大笑い止まらず! で、面影の君&女将の「その人」は、 「あの人」ですよね! さて、兎に角待て明日! ☆鮎子様 (青)の下世話な作り話に 心痛めていらっしゃるかと。 無一物先輩まで巻き込んでおりますが、 首謀者は(青)一人でございます。 「はっぴいえんど」を願うあまりの暴走と、 お許し頂けましたらm(_ _)m 青 「本日は謹慎中m(_ _)m」 羊女将「そのわりに、言いたいこと言ってんじゃん」 悔ひ改めて、「冬雨じや、飲みに参ろう」 ぜんぜん改めてねえかーっ! ごめんなすってーっ!m(_ _)m
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鮎子(AT)
at 2017-11-18 16:58
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外の実世界では娘2人の母親だからでしょうか、最近綾乃のことに関しては、いや以前からですね、暴走して申し訳ありません。徳次に笑われますよね。
徳次の今日の回の落ち着いた態度。すべて想定内という感じです。このまま向こうの事務所へ行って、その南組の組長とやらと話すのでしょう。こういうの、落とし前をつける、とかいうのでしょうか。 徳次は覚悟はできているのでしょう。でも、そんなこと(実は具体的には何がおこるかわかっていないのですが)徳次にさせていいのでしょうか。理不尽な気がしてたまりません。徳次が本来責任を取ることではない。誰に文句を言えばいいのか、喜久雄に?竹野に?(隠し子騒動、発端をつくったこと、私は許せません)。 青様、本当に失礼を申し上げ、すみません。単に子供の話が絡むと冷静さがなくなるという欠点がこちらにありまして。 男性の方がロマンティックというのは本当かもしれないと思う今日この頃です。
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omokage
at 2017-11-19 12:13
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羊さんへ
314の立ち上げ、待っています。
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ブルーハート
at 2017-11-19 12:52
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羊女将ーっ!
早く店開けねえと 前で焚き火しちゃうぞーっ! 焼き芋も焼いちゃうからなーっ! -甘藷焼く 煙に佳人 泣き笑い- 青心 面影の君と、焼き芋デートです!m(_ _)m
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muichibutu
at 2017-11-19 19:52
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ひつじさん、どうしちゃったのかな。
何もなければいいんだけれど………。
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